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第149回直木賞を受賞した桜木紫乃さんの小説を原作に、「百円の恋」「全裸監督」の武正晴監督がメガホンを取り、波瑠さん・松山ケンイチさん出演で制作された映画「ホテルローヤル」。
全国公開を2020年11月13日(金)に控え、このたび、物語の舞台であるラブホテル「ホテルローヤル」の内装や外観をおさめた場面写真が解禁されました。
『ホテルローヤル』は、2012年まで実在した北海道・釧路のラブホテルを舞台に、男女の営みを綴った7編からなる連作短編集。このラブホテルは作者・桜木紫乃さんの実家でもあり、作中には、学生時代から家業を手伝ってきた桜木さんの実体験が反映されています。
映画化にあたって小説を読んだ武監督は、「明らかにひとつの部屋が軸になっているのが分かった」。そして「あの部屋での出来事が全部繋がっていることが読み取れた時に、このホテル、そして部屋をもうひとつの主人公にできないかと考えました。この部屋で起こる10年近くを描けたら、それはとても映画的だ」と、世界観を作り上げるうえで意識した点をコメントしています。
ホテルの美術セットは、桜木さんに描き起こしてもらったラブホテルの見取り図を元にし、働いていた時の日常をヒアリングしながら、客室から事務所に至るまでリアルに再現されています。
その再現度は、撮影現場を訪れた桜木さんも「波瑠さん演じる雅代の部屋を見学した際に、『彼女の生い立ちから、持ち物を探し、追ってゆく』という美術さんの姿勢に頭が下がりました」と話すほど。
常に他人が出入りし、いろいろな人と出会える場所だったというラブホテルの事務所の上の住まいも、映画の中で描かれています。
桜木さんはさらに、「ホテルの部屋も、そこを訪れた誰がどんな表情をするかまで計算されているセットでした。ホテルの部屋に用意されているものや販売グッズは、経営者が大真面目に取り組んで用意したものです。『人間って滑稽で切ないよなぁ』という、小説で最も伝えたかったことが、部屋のデザインや小道具のひとつひとつから伝わって来ました」とコメントしています。
・“セックスって、いいものですか?” 映画「ホテルローヤル」予告編解禁!主題歌は「白いページの中に」
・【登場人物紹介あり】映画「ホテルローヤル」全キャスト解禁!松山ケンイチ、安田顕、余貴美子、稲葉友など
ストーリー
北海道、釧路湿原を望む高台のラブホテル。雅代は美大受験に失敗し、居心地の悪さを感じながら、家業であるホテルを手伝うことに。アダルトグッズ会社の営業、宮川への恋心を秘めつつ黙々と仕事をこなす日々。甲斐性のない父、大吉に代わり半ば諦めるように継いだホテルには、「非日常」を求めて様々な人が訪れる。投稿ヌード写真の撮影をするカップル、子育てと親の介護に追われる夫婦、行き場を失った女子高生と妻に裏切られた高校教師。そんな中、一室で心中事件が起こり、ホテルはマスコミの標的に。さらに大吉が病に倒れ、雅代はホテルと、そして「自分の人生」に初めて向き合っていく……。
波瑠
松山ケンイチ
余貴美子 原扶貴子 伊藤沙莉 岡山天音
正名僕蔵 内田慈 冨手麻妙 丞威 稲葉友
斎藤歩 友近 / 夏川結衣
安田顕
原作:桜木紫乃『ホテルローヤル』(集英社文庫刊)
監督:武正晴
脚本:清水友佳子
音楽:富貴晴美
主題歌:Leola「白いページの中に」(Sony Music Labels Inc.)
製作幹事:メ~テレ ファントム・フィルム
製作プロダクション:ダブ
配給・宣伝:ファントム・フィルム
https://www.phantom-film.com/hotelroyal/
©桜木紫乃/集英社 ©2020映画「ホテルローヤル」製作委員会