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『ティファニーで朝食を』『冷血』などの傑作で知られるアメリカの作家、トルーマン・カポーティの素顔に迫るドキュメンタリー映画「トルーマン・カポーティ 真実のテープ」が、11月6日(金)より、全世界での公開に先がけてBunkamuraル・シネマほかにて順次公開されます。
19歳での文壇デビューから、その早熟な文才で“恐るべき子ども(アンファン・テリブル)”と称され、20世紀アメリカ文学界を代表する作家となったカポーティ。きらびやかな生活を送った彼は、戦後アメリカを代表するセレブリティのアイコン的存在でもありました。
マリリン・モンローとダンスに興じる様子や、画家アンディ・ウォーホルを従えた場面写真からも、彼が社交界の中心人物だったことが伺えます。
しかし、彼の栄光は長く続かず、セレブたちの実態をスキャンダラスに描いた未完の問題作『叶えられた祈り』の発表をきっかけに崩壊していきます。
「トルーマン・カポーティ 真実のテープ」では、未公開の音声アーカイブや関係者の貴重なインタビューを通して、彼の栄光と転落までを追い、『叶えられた祈り』執筆の裏側と、天才作家の真実の姿に迫ります。
予告編は、「私はアル中である。私はヤク中である。私はホモセクシュアルである。私は天才である。」というカポーティの印象的な言葉で始まります。
「指折りの人たらしよ」「掛け値なしの奇人だ」「ゲスな男だ」という周囲の証言、養子が語るカポーティ、混乱した様子でテレビ番組に出演するカポーティの姿などが描かれ、自虐的とも取れるカポーティ自身の「ご用心を!」という呼びかけで結ばれています。
「誰もが一度は会いたいと願うが、一度会えば二度とは会いたくない」と表現される、トルーマン・カポーティという人物。死後36年が経ったいま、その実像が明らかになります。
映画「トルーマン・カポーティ 真実のテープ」(原題:The Capote Tapes)
11月6日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開
監督・製作:イーブス・バーノー
出演:トルーマン・カポーティ、ケイト・ハリントン、ノーマン・メイラー、ジェイ・マキナニー、アンドレ・レオン・タリー
2019年/アメリカ=イギリス/英語/98分/カラー・モノクロ/ビスタ/5.1ch
字幕:大西公子 字幕監修:川本三郎
後援:ブリティッシュ・カウンシル
配給:ミモザフィルムズ
© 2019, Hatch House Media Ltd.