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10月8日(木)、凪良ゆうさんの『滅びの前のシャングリラ』が発売されました。『流浪の月』で2020年本屋大賞を受賞した凪良さんにとって、受賞後の1作目です。
本作は、発売前からプルーフを読んだ書店員や、「婦人公論.jp」などweb上で公開されている冒頭の試し読みを読んだ人の間で話題になり、発売前に重版が決定しました。初版部数と合わせて、すでに10万部を突破しています。
『流浪の月』では、人の“分かり合えなさ”をテーマにした男女の恋愛小説が描かれました。本作は、滅亡前の世界を舞台に登場人物たちと“幸せ”について問う物語となっています。
「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」
『滅びの前のシャングリラ』帯文 より
1か月後、小惑星が地球に衝突する。滅亡を前にした世界の中で「人生をうまく生きられなかった」人が、最期の時までをどう過ごすのか。2020年本屋大賞作家が贈る新たな傑作。
中央公論新社公式ホームページ より
学校でいじめを受けている友樹、人を殺してしまったヤクザの信士など「これまでの人生をうまく生きられなかった」人物たちは、1か月後に迫る世界の滅亡を前に、何を思い、人生の最期をどう過ごすのでしょうか。
「生きているものは、いずれ死んでしまう」。誰にでも等しく訪れる“死”について、普段の生活の中で考えることはほとんどありません。“終わり”が決められたとき、自分はどう最期を迎えるのか、今の生き方に後悔しないだろうか……。凪良さんが「書き上げるのに2か月かかった」という圧巻のラスト3ページには、思わず息を吞みます。
初回限定特典の小冊子「イスパハン」には、本編のスピンオフとなる短編が収録されています。
小冊子には本編で語られなかったある人物の物語が描かれています。本編の読後、余韻が残る中、こちらのスピンオフも読んでみてください。
・漫画家志望から本屋大賞作家へ 凪良ゆうに聞く、創作のルーツといま思うこと
・『流浪の月』は「人間の関係」に向き合い続けた“BL”出身の作家が描く珠玉の傑作