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劇場アニメ「ジョゼと虎と魚たち」の新公開日が12月25日(金)に決定。キャスト情報が一挙解禁され、中川大志さん・清原果耶さんがダブル主演をつとめることも明らかになりました。
さらに特報映像も公開。恒夫(中川大志)とジョゼ(清原果耶)のコミカルなやりとりが見られるほか、「ええなぁ、お前は好きな場所に行けて」「欲しいものに手を伸ばすのがどれだけ怖いことか……」など、それぞれが内に秘めたものを思わせるセリフも出てきます。
本作は、2003年に妻夫木聡さん・池脇千鶴さん主演で実写映画化され話題になった、田辺聖子さんの代表作『ジョゼと虎と魚たち』を初めてアニメ映画化した作品。「ノラガミ」シリーズを手がけたタムラコータローさんが監督をつとめ、アニメーション制作を「鋼の錬金術師」「僕のヒーローアカデミア」のボンズが担当します。
物語の中心となるのは、外の世界に憧れている車椅子の女の子「ジョゼ」と、大学生の恒夫。今作では恒夫は、留学を目指していくつもバイトを掛け持ちしているというキャラクター設定です。
あらすじ
趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きるジョゼ。幼いころから車椅子の彼女は、ある日、危うく坂道で転げ落ちそうになったところを、大学生の恒夫に助けられる。
海洋生物学を専攻する恒夫は、メキシコにしか生息しない幻の魚の群れをいつかその目で見るという夢を追いかけながら、バイトに明け暮れる勤労学生。そんな恒夫にジョゼとふたりで暮らす祖母・チヅは、あるバイトを持ち掛ける。
それはジョゼの注文を聞いて、彼女の相手をすること。しかしひねくれていて口が悪いジョゼは恒夫に辛辣に当たり、恒夫もジョゼに我慢することなく真っすぐにぶつかっていく。
そんな中で見え隠れするそれぞれの心の内と、縮まっていくふたりの心の距離。その触れ合いの中で、ジョゼは意を決して夢見ていた外の世界へ恒夫と共に飛び出すことを決めるが……。
鈴川恒夫(声:中川大志)
大阪の大学に通う4年生。メキシコに生息する魚に魅せられ、海洋生物学を専攻している。卒業後に留学するべく、ダイビングショップをはじめいくつものバイトを掛け持ち中。ジョゼと出会い、彼女の祖母からあるバイトを頼まれることになる。
ジョゼいわく、「タダ飯食いに上がり込んで来たんや」。
ジョゼ(声:清原果耶)
愛読書にちなんで、自らを「ジョゼ」と名乗る。祖母とふたり暮らしで、車椅子で生活している。好きなことは本を読むことと、絵を描くこと。ほとんどを家の中で過ごしているため外の世界への憧れが強く、魚のように好きな場所へ泳いでゆく空想に浸っている。可愛らしい見た目と裏腹に口が悪い。
恒夫いわく、「フワフワしたカッコしてるクセ、口を開くとチクチクチクチク。アマクサクラゲかよ!」。
二ノ宮舞(声:宮本侑芽)
恒夫がバイトしているダイビングショップの後輩。魚の水中写真を撮ることが好き。恒夫に想いを寄せているが、打ち明けられずにいる。
松浦隼人(声:興津和幸)
恒夫と同い年のバイト先の友人。お調子者でノリがいい。恒夫に対する舞の気持ちに気づいている。
岸本花菜(声:Lynn)
ジョゼが恒夫と共に訪れた図書館の司書。フランソワーズ・サガンが好きで、初めて出会ったジョゼと小説の話で意気投合する。
山村チヅ(声:松寺千恵美)
ジョゼの祖母。何かと頑固で「外は恐ろしい猛獣ばかり」が口癖。他人を避け、長い間二人だけで暮らしていた。
中川大志さんのコメント
恒夫を演じていけばいく程、僕はジョゼが愛おしくて堪らなくなりました。
ジョゼと出逢って、見慣れたはずの景色がこんなにもカラフルに見えるなんて。
お客様にも、ジョゼと恒夫と共に、劇場でその景色を観て頂ければ嬉しいです。
清原果耶さんのコメント
出会うべくして出会ったような、そんな2人が手を取り合って新しい世界へ飛び出すお話です。
ジョゼを演じると聞いた時、とても嬉しく思った事を覚えています。慣れない演技に足踏みをしたりしましたが監督が丁寧に指導して下さり、中川さんが雰囲気を引っ張って下さったお陰で無事に撮り終えることが出来ました。役者が声を吹き込む、という事の意味や、監督・スタッフの皆様の、この作 に対する情熱を現場で教えて頂いた気がします。本当に有難い経験でした。
ジョゼと恒夫のみならず、観て下さった方々に愛されるような登場人物が沢山出てきます。
アニメーションでしか描けない映像の美しさを、是非スクリーンで感じて頂ければ幸いです。
宮本侑芽さんのコメント
オーディションを受ける際に原作を読ませていただき、実写映画も観させていただきました。
人間の色んな魅力がギュギュッと詰まったとっても素敵な作品で、一度見たら、読んだら、忘れられない世界観でした。こんな素敵な作品の新たな表現の世界に携われて、本当に幸せです。
私が声を担当させていただいた舞ちゃんは、健気で、明るくて、とっても人情に厚い女の子です。
台本を読んだ段階から舞への共感度が非常に高く、舞を理解し、沢山愛せることができたと思います。
皆様にもこの作品を沢山愛していただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
興津和幸さんのコメント
「ジョゼと虎と魚たち」知ってるぞ、このタイトル!!?? 昔々に目にしたことがあるぞ! でも、ジョゼって? 虎? 魚も出てくるの?? と思いつつ、気になりながらも触れなかった作品です。
今回改めて田辺聖子さんの御本を拝読しました。短編ながらも、匂い立つ様な大阪のことば。締め付けられる胸。素晴らしい・・・。
この儚く美しく濃厚な物語がどのようにアニメ映画化されるのか、私もとても楽しみです。
精一杯臨ませていただきます。
Lynnさんのコメント
オーディションを受ける際に見た企画書の中のイメージイラストがとても美しくて、繊細で、どこか儚げで。
アニメーションとしてこの「ジョゼと虎と魚たち」の世界観が描かれることに純粋にワクワクしましたので、それに参加させていただけるというのは大変光栄なことだなと思っています。
私が演じさせていただく花菜は、ジョゼが新しい扉を開けた先で出会うとても柔らかい空気感を持った女性で、作品に寄り添えるよう、自然体なお芝居を意識しました。
長年愛されている作品ですが、またさらにたくさんの方に楽しんでいただければ嬉しいです。
松寺千恵美さんのコメント
えっ! アニメの声の出演!? 驚きと喜びが湧き上がってきたのを覚えています。ずっと挑戦してみたかったアニメの声!! しかも田辺聖子さん原作。田辺聖子さんとはご縁があって、『姥』シリーズは関西芸術座で舞台化。私も出演しました。久しぶりに田辺作品にふれて、お会いした時のことを思い出しました。
ジョゼのおばあちゃんは、世の中の人を信じず頑なで一見愛想なし。でも・・・。
お客様がこの映画を見終わって、暖かく優しい気持ちになって帰って頂けたら嬉しいです。
主題歌・Eveさんのコメント
「ジョゼと虎と魚たち」の主題歌を担当させて頂くこととなりました。
最初に監督から頂いた絵コンテはまるで登場人物が今にも動き出しそうで、映像が飛び込んでくるかのような繊細さと美しさに感動したのを覚えています。
丁寧に楽曲とも向き合って下さって、時代を超えても色褪せないものとは何か、人見知りで不器用なジョゼとの共通項を探していきながら、音楽を作っていきました。
この作品の一部分を担えることができてとても嬉しいです。
映画館で観られる日を今から心待ちにしています。
・あの『ジョゼと虎と魚たち』が劇場アニメに 妻夫木聡・池脇千鶴主演で実写化された田辺聖子の代表作
中川大志 清原果耶
宮本侑芽 興津和幸 Lynn 松寺千恵美
原作:田辺聖子『ジョゼと虎と魚たち』(角川文庫刊)
監督:タムラコータロー
脚本:桑村さや香
キャラクター原案・コミカライズ:絵本奈央
キャラクターデザイン・総作画監督:飯塚晴子
コンセプトデザイン:loundraw (FLAT STUDIO)
劇中画:松田奈那子
プロダクションデザイン:平澤晃弘・片貝文洋・中村章子
画面設計:川元利浩
美術監督:金子雄司
色彩設計:梅崎ひろこ
撮影監督:神林剛
3DCG監督:三宅拓馬
編集:坂本久美子
音楽:Evan Call
音響監督:若林和弘
音響製作:ソニルード
アニメーション制作:ボンズ
主題歌:Eve「蒼のワルツ」(TOY’S FACTORY)
配給:松竹/KADOKAWA
製作:『ジョゼと虎と魚たち』製作委員会
12月25日(金)ロードショー
©2020 Seiko Tanabe/ KADOKAWA/ Josee Project