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  • 越谷オサム『いとみち』を横浜聡子監督が映画化 オール津軽ロケで女子高生「いと」の成長を描く青春ストーリー

    2020年08月11日
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    ほんのひきだし編集部
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    越谷オサムさんによる青春小説『いとみち』の映画化が決定しました。

    メガホンをとるのは、「ウルトラミラクルラブストーリー」「俳優 亀岡拓次」の鬼才・横浜聡子監督。青森出身の横浜監督が、津軽三味線を題材に、オール津軽ロケで三世代の家族の絆を描きます。

    映画は9月中旬にクランクインし、青森市・弘前市・板柳町などで撮影したのち12月の完成を目指して製作。2021年に青森県で先行上映されたのち、全国公開される予定です。

    いとみち
    著者:越谷オサム
    発売日:2013年11月
    発行所:新潮社
    価格:737円(税込)
    ISBNコード:9784101353623

    タイトルの“いとみち”とは、三味線を弾くときに指にできる糸道のこと。本作の主人公は、それを由来に「いと」と名付けられた、弘前の高校に通う女の子が主人公です。

    いとの特技は、祖母と亡き母から引き継いだ津軽三味線。しかし強い津軽弁のなまりと人見知りな性格のせいで、本当の自分を誰にも見せることができず、友人もいません。

    そんな彼女が思い切って始めたのは、なんとメイドカフェでのアルバイト! あやしげな店長や、シングルマザーの幸子、漫画家志望の智美といった先輩メイドたち、風変わりな常連客たちに出会ったことで、いとは次第に成長し、本当の自分を開放していきます。

    本作で主人公・相馬いとを演じるのは、青森県平川市出身の新星・駒井蓮さん。大橋裕之さんの漫画を原作としたアニメ映画「音楽」でヒロイン役の声優をつとめ、10月公開予定の河瀨直美監督作「朝が来る」にも出演。持ち前の「じょっぱり」パワー(※)で、津軽三味線に初挑戦します。

    ※「負けず嫌い」「頑固者」などの意。

    いとを見守る父親・耕一を演じるのは、山本五十六を演じたハリウッド映画「ミッドウェイ」、沖田修一監督作「子供はわかってあげない」の公開を控え、近年ますます円熟味を増す実力派俳優・豊川悦司さん。

    映画化決定にあたり、駒井さん、豊川さん、横浜監督、原作者の越谷オサムさん、松村龍一プロデューサー、弘前フィルムコミッション実行委員会 白戸大吾委員長からのコメントも到着しました。

    2013年に松本潤さん・上野樹里さん出演で映画化された『陽だまりの彼女』の作者としても知られる越谷オサムさん。今回映画化される『いとみち』はシリーズ化され、「二の糸」「三の糸」と続いています。

    駒井蓮さん(相馬いと役)
    原作「いとみち」は、小学校の時から知っていた作品だったので、オファーを頂いた時はとても驚きましたし、光栄だなと思いました。どの場所もまずは、「出逢う場所」なのだと思います。いとの「お帰りなさいませ、ご主人様。」が、どんな出逢いに繋がっていくのか、終始わくわくしながら読ませて頂きました。三人、三世代で住むいとの家族の在り方に、津軽三味線の三本の糸に繋がるものを感じました。糸の太さや長さが人それぞれ違っていても、跳ね返したり共鳴し合ったりしながら、一つの音楽・家族を作っていく…私も、いととして、相馬家の音楽に参加していきたいです。
    また、津軽生まれながら津軽三味線に触れたことが無かったので、とても新鮮な気持ちで練習しています。
    私自身は、小さい頃から負けず嫌いで、「じょっぱり」だと言われていました。笑
    生まれ故郷での作品に出演させて頂けて、本当に嬉しいです。撮影の中で、私に刻み込まれた青森と共に、新しい青森も発見出来たらなと思っています。また、青森や、そこに住む方々に今まで育ててくれたことへの感謝も伝えていきたいです。
    横浜監督は、お会いする度に新しい世界に連れて行ってくださり、様々な面からアプローチしてくださるので、撮影がとても楽しみです。

    豊川悦司さん(相馬耕一役)
    いとみち、という映画で僕のやりたいことはこの3つです。
    役者として横浜監督に恋をすること、
    父親として駒井さんに恋をすること、
    旅人として青森に恋をすること。
    きっと素敵な映画になる気がします。

    監督・脚本:横浜聡子さん
    原作を読んだ時は、越谷さんの描く主人公・相馬いとの心の機微がユーモアを交え描かれていて、大いに笑わせてもらったと同時に、かつて青森で生きていた十代の頃の自分をいとに重ね合わせずにはいられなかった。私の知っている青森やまだ知らなかった青森と、改めて出会えた感覚があった。
    主人公のいと、という人間をまず魅力的に描きたい。青森にぽこっと現れたメイドカフェという非日常的な場所で成長してゆくいとが、身近な存在である「家族」と新たな関係を築きあげていく過程を丁寧に描きたい。
    今年は新型コロナの影響で、生活にも甚大な影響があったと思うが、目下みんな元気だろうかと青森の人々の顔が頭に浮かぶ毎日。青森が舞台のこの映画を観てもらうことでほんの一瞬でも皆さんの日常が彩られればと願う。今回で、青森で映画を撮るのは4回目。毎回皆さんの沢山のご協力に支えられており、人々の優しさに改めて気付く。作品でなんとか恩返ししたい。

    原作:越谷オサムさん
    ―― 映画化にあたってのお気持ちは?
    埼玉から青森まで通いながら書いた小説が、青森で生まれ育った横浜監督と駒井蓮さんの手にかかるとどんな映画になるのか、県外人として固唾を呑んで見守っております。

    ―― 青森ご出身ではありませんが、小説の舞台を青森にした理由は?
    ひょんなことから泣き虫メイドの物語を思いついたはいいが、舞台が秋葉原では無難すぎる。ならば、北か。
    と思案しつつ地図を北へ北へとたどり、ピンとくる土地を見つけられぬままやがて指が陸奥湾にぶつかる。
    津軽弁のメイド――。
    行けそうだ。
    となった次第です。

    ―― 今、青森に対してのお気持ちは?
    ご恩の債務超過をどうにかしたいです。

    ―― 青森、青森県人のイメージは?
    じつは人も景色もあかるい土地。

    プロデューサー:松村龍一さん
    原作は、誰もが経験する普遍的な悩みや喜びを、主人公いとを通して、津軽の四季がごとく、色鮮やかに表現されています。そしてロック、民謡、クラシック、マンボ、津軽三味線と様々な音楽が作品中に流れていますが、それらと津軽弁との調和が大事件で、とにかく見事です。いと役の駒井蓮さんは、無垢で初々しいイメージと、その反面負けず嫌いな一面も垣間見えて、思春期に持つ不安定な感情をしっかりと表現してくれると、直感しました。
    以前、映画製作で青森県にお邪魔しており、その時、撮影隊の無理難題にもめげず、一緒に闘ってくれた津軽の人達の優しさ・温かさ・じょっぱり魂に触れ、この風土で生きる人達の素晴らしさを伝える映画をいつか製作したいと考えていました。世はコロナ禍で非常に不安定な日常を強いられておりますが、ロケ隊は細心の注意を払い健康管理につとめていますので、青森県の人達と一緒に作り上げ喜びを分かち合う作品にしたいと思っています。

    弘前フィルムコミッション実行委員会 委員長
    白戸大吾さん
    青森県が舞台の小説「いとみち」の映画化に心より感謝いたします。映画やTVドラマに登場する青森県は田舎の代名詞扱い。そして津軽三味線の物語は、暗い、寒い、悲しいといった印象を受けるものがよくあります。でも、この「いとみち」は違います。泣き虫の女子高生“いと”が様々な試練に勇気を出して挑み、成長していく姿に元気をもらい、いとを支えるまわりの人たちに心が温かくなります。実に良く、現代の青森県に住む人々の優しさや人格が描かれています。
    新型コロナウイルスの影響で祭りの無い、寂しい毎日を送っていますが、エキストラ出演や撮影ボランティア等の様々な形でこの映画に参加して県民みんなでお祭り気分で盛り上げていけたらと考えています。青森県民のみなさん! この映画を通じて、青森県に住む私たちの「元気」を全国に発信しましょう!

    ★8月下旬より、東北地方限定サイト「HANASAKA!」にてクラウドファンディング実施予定。「いとみち」撮影応援サポーターを募集し、リターンには映画オリジナルグッズ、エンドクレジットへの名前記載権などが予定されています。

    映画『いとみち』

    監督・脚本:横浜聡子
    出演:駒井蓮、豊川悦司
    原作:越谷オサム『いとみち』(新潮文庫刊)
    製作:『いとみち』製作委員会(アークエンタテインメント、晶和ホールディング、日誠不動産、RAB青森放送、東奥日報社、ドラゴンロケット)
    配給:アークエンタテインメント

    www.itomichi.com




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