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7月20日(月)、「Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞」(以下、ノンフィクション本大賞)のノミネート作品が発表されました。
ノミネート作は、書店員の投票による一次選考で決定。小池都知事の半生をたどった評伝『女帝 小池百合子』や、昨年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で大賞を受賞したブレイディみかこさんの新エッセイ集『ワイルドサイドをほっつき歩け』など6作が選ばれており、今後書店員投票による二次選考を経て、11月上旬に大賞1作品が発表される予定です。
・『エンド・オブ・ライフ』(佐々涼子/集英社インターナショナル)
・『サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する』(梯久美子/KADOKAWA)
・『女帝 小池百合子』(石井妙子/文藝春秋)
・『聖なるズー』(濱野ちひろ/集英社)
・『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』(高橋ユキ/晶文社)
・『ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち』(ブレイディみかこ/筑摩書房)※作品名五十音順
※選考対象:2019年7月1日~2020年6月30日に日本語で出版されているノンフィクション作品全般(※海外作品の翻訳本は除く)
ノンフィクション本大賞は「Yahoo!ニュース」と「本屋大賞」が連携して実施する、2018年に設立された賞。
「良質なノンフィクション作品の魅力を伝え、世界で起きている事象について思考を深めること」を目的に設立されており、執筆や出版に労力のかかるノンフィクション本を応援するため、受賞者に副賞「取材支援費100万円」が贈られるのも特徴です。
第1回大賞受賞作は、ノンフィクション作家・探検家の角幡唯介さんによる『極夜行』。第2回大賞には、前述のとおりブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が選ばれました。
・「ぼくイエ」のB面盤『ワイルドサイドをほっつき歩け』愛すべきおっさんたちの人間ドラマ
・ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が「Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞」を受賞
200名の患者を看取ってきた看護師の友人が癌に罹患。「看取りのプロフェッショナル」である友人の死への向き合い方は、意外なものだった。最期の日々を共に過ごすことで見えてきた「理想の死の迎え方」とは。
著者が在宅医療の取材に取り組むきっかけとなった自身の母の病気と、献身的に看病する父の話を交え、7年間にわたる在宅での終末医療の現場を活写する。読むものに、自身や家族の終末期のあり方を考えさせてくれるノンフィクション。(集英社インターナショナル公式サイトより)
かつて、この国には“国境線観光”があった。
樺太/サハリン、旧名サガレン。
何度も国境線が引き直された境界の島だ。
大日本帝国時代には、陸の“国境線“を観に、北原白秋や林芙美子らも訪れた。
また、宮沢賢治は妹トシが死んだ翌年、その魂を求めてサガレンを訪れ、名詩を残している。
他にもチェーホフや斎藤茂吉など、この地を旅した者は多い。いったい何が彼らを惹きつけたのか?
多くの日本人に忘れられた島。その記憶は、鉄路が刻んでいた。
賢治の行程を辿りつつ、近現代史の縮図をゆく。
文学、歴史、鉄道、そして作家の業。全てを盛り込んだ新たな紀行作品!(KADOKAWA公式サイトより)
コロナに脅かされる首都・東京の命運を担う政治家・小池百合子。
女性初の都知事であり、次の総理候補との呼び声も高い。しかし、われわれは、彼女のことをどれだけ知っているのだろうか。
「芦屋令嬢」育ち、謎多きカイロ時代、キャスターから政治の道へーー
常に「風」を巻き起こしながら、権力の頂点を目指す彼女。
今まで明かされることのなかったその数奇な半生を、
三年半の歳月を費やした綿密な取材のもと描き切る。(文藝春秋BOOKSより)
犬や馬をパートナーとする動物性愛者「ズー」。
性暴力に苦しんだ経験を持つ著者は、彼らと寝食をともにしながら、人間にとって愛とは何か、暴力とは何か、考察を重ねる。
そして、戸惑いつつ、希望のかけらを見出していく──。(集英社公式サイトより)
2013年の夏、わずか12人が暮らす山口県の集落で、一夜にして5人の村人が殺害された。犯人の家に貼られた川柳は〈戦慄の犯行予告〉として世間を騒がせたが……それらはすべて〈うわさ話〉に過ぎなかった。
気鋭のノンフィクションライターが、ネットとマスコミによって拡散された〈うわさ話〉を一歩ずつ、ひとつずつ地道に足でつぶし、閉ざされた村をゆく。
〈山口連続殺人放火事件〉の真相解明に挑んだ新世代〈調査ノンフィクション〉に、震えが止まらない!(晶文社公式サイトより)
EU離脱の是非を問う投票で離脱票を入れたばっかりに、残留派の妻と息子に叱られ、喧嘩が絶えないので仲直りしようと漢字で「平和」とタトゥーを入れたつもりが、「中和」と彫られていたおっさんの話……
本を読むことを生きがいにしていたのに緊縮財政で図書館が子ども遊戯室の一角に縮小され、それでも諦めずに幼児たちに囲まれながら本を読むうち、いつしか母子たちに信頼されていくこわもてのおっさんの話……などなど、笑って泣ける21篇。(筑摩書房『ワイルドサイドをほっつき歩け』特設サイトより)