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7月17日(金)に『かぶしきがいしゃ くも』が発売されました。本書は、空に浮かぶ「雲」を会社に見立て、天気が変わる様子を見学する絵本です。
天気を作る仕組みを学びながら、天気を変えるため一生懸命働く大人たちのリアルな姿が描かれ、子どもも大人も楽しめる内容となっています。
物語は2人の兄妹が道に落ちていた1本の「ぼう」を拾うところからはじまります。
この「ぼう」を拾うと、突然2人の目の前に、たくさんの鬼たちが働く「かぶしきがいしゃ くも」が現れました。“うけつけ”に落とし物を拾った旨を伝えると、“そうむぶ”に行くよう指示されます。
▲たくさんの鬼たちが働く「かぶしきがいしゃ くも」。「あ・うん」の警備員や名刺交換をしている鬼たちなど、絵の中にはたくさんの情報が詰まっています。
“そうむぶ”に行っても「ぼう」の落とし主はわからずじまい。“そうむぶ”の親切な黄色い鬼と3人で「ぼう」の持ち主を探すために、会社内を捜索することになりました。
黄色い鬼の話を聞くと、この会社は「天気を作っている」よう。世界をどんな天気にするか決める“きかくかいはつぶ”や、天気を変えるための雲や、その雲の材料を手配するための”えいぎょうぶ”など、絵本の中では鬼たちのリアルな業務風景が垣間見えます。
▲「雨の少ない地域に雨を降らそう!」「オーロラを出したい!」など、鬼たちが企画会議をしている様子。梅雨の時期は、鬼たちの繁忙期!?
▲「ぼくたち‘ちり’は、これから おどるんだ おどるのが しごとなんだ!」空気中にあるちりや埃に水滴が付くことで「雲」ができます。雨や雷、雪など本書を読むと天気の変化がよくわかります。
7月も末にさしかかるというのに梅雨も明けきらない日本列島。空模様と同じように気持ちまでどんよりしてしまいます。
本書を読めば、「あの雲はどうやって作られているんだろう」「鬼たちが忙しく働いているんだなあ」と、どんより空も楽しく感じられるようになるかもしれません。