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  • 32歳で命を絶った“非正規歌人”のベストセラー『滑走路』を映画化 追加キャストに坂井真紀、染谷将太ら

    2020年06月30日
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    ほんのひきだし編集部
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    〈消しゴムが丸くなるごと苦労してきっと優しくなってゆくのだ〉
    〈ぼくも非正規きみも非正規秋がきて牛丼屋にて牛丼食べる〉
    〈非正規の友よ、負けるな ぼくはただ書類の整理ばかりしている〉

    そのあとがきを入稿した翌月、32歳の若さで命を絶った“非正規歌人”萩原慎一郎さんの歌集『滑走路』。

    デビュー作にして遺作となったこの一冊は、中高生時代のいじめによる後遺症に苦しみ、非正規雇用として働く日々のなか、それでも生きる希望や淡い恋への思いをうたって多くの共感を呼び、歌集としては異例のベストセラーとなっています。

    滑走路
    著者:萩原慎一郎
    発売日:2017年12月
    発行所:角川文化振興財団
    価格:1,320円(税込)
    ISBNコード:9784048764773

    そんな同作をモチーフに、オリジナルストーリーとして悩みを抱えて生きる人々の人生を描く映画「滑走路」が、2020年秋に全国公開されます。

    主演の水川あさみさんが演じるのは、切り絵作家の「翠」。彼女の人生に、厚生労働省の若手官僚・鷹野(演:浅香航大)、学級委員長をつとめる中学2年生の男の子(演:寄川歌太)の人生が絡まり合い、やがて一つの道へと繋がっていきます。

    メガホンをとるのは、「マチネの終わりに」で監督助手をつとめた大庭功睦さん。そしてこのたび、坂井真紀さん、水橋研二さん、吉村界人さん、染谷将太さん、木下渓さん、池田優斗さんが追加キャストとして発表されました。

    映画「滑走路」のあらすじと、各キャストの役どころ、追加キャスト6名のコメントは下記のとおりです。

     

    映画「滑走路」あらすじ

    厚生労働省で働く若手官僚の鷹野は、激務の中で仕事への理想も失い無力な自分に思い悩んでいた。
    ある日、陳情に来たNPO団体から非正規雇用が原因で自死したとされる人々のリストを持ち込まれ追及を受けた鷹野は、そのリストの中から自分と同じ25歳で自死した青年に関心を抱き、その死の理由を調べ始めるが──。

     

    登場人物・キャスト(コメントあり)

    翠(演:水川あさみ)
    切り絵作家。30代後半にさしかかり、将来への不安を抱えている。

    鷹野(演:浅香航大)
    厚生労働省の若手官僚。非正規雇用に向き合いつつ、自らも過重労働に苛まれる。

    学級委員長(演:寄川歌太)
    中学2年生。幼なじみをかばったことで、いじめの標的にされてしまう。

    陽子(演:坂井真紀)
    学級委員長の母。シングルマザーとして息子を育てる。

    〈コメント〉大庭監督の強くてあたたかい思いと、心強いスタッフと共に、一つの人生を一生懸命生きました。一生懸命生きることは、楽しくて辛くて、喜んだり悔やんだり、止まったり進んだり。観てくださった方の手の上にそっと手を重ねられるような、あたたかい作品となって届けられたら嬉しいです。

    拓己(演:水橋研二)
    翠の夫。高校の美術教師として働く。

    〈コメント〉映画を映画館で観れる事に喜びと感謝を致します。コロナ禍が続く中、少しづつ日常に近づいていこうとする一つに映画館で作品を観る、という事があると思います。そして作品は皆さんが観て、感じて、何かを思い考える事で、その作品の完成だと思っています。是非『滑走路』を皆さんの中で完成させてください。

    雨宮(演:吉村界人)
    鷹野の同期。

    〈コメント〉僕が演じた雨宮という役は、少し高飛車で表面的には強いサラリーマンにも見えますが、そんな人間が垣間見せる虚勢や、友達にしか本音を吐露することができない繊細さみたいなものが少しでも伝われば幸いです。この作品は、卒なく生きている人間の隠れてる内側の部分が見え隠れしながら進んでいく作品だと感じています。

    明智(演:染谷将太)
    鷹野が死の原因を探る「青年」の、元同僚。

    〈コメント〉繊細で濃密な人間の闇と美しさを描ききった作品だと思っています。それを実現したのは大庭監督。監督は人としてとても繊細であり、そのうえ人を奥深くまで解釈しようとする器量がこの作品に現れていると思います。一筋縄では行かない人生と葛藤から生まれる人としての美しさ。皆様へピュアに届く事を祈っております。

    天野(演:木下渓)
    学級委員長のクラスメート。

    〈コメント〉この作品に出演させていただいたことに心から感謝しています。天野には、太陽が昇るときの「包み込む様な優しい強さ」があると感じて大切に演じました。大庭監督や共演させていただいた皆さんと真剣に作品に向き合いながら、人を理解することの大切さを学び続けた日々でした。本当にたくさんの方とこの作品を共有したいです。

    裕翔(演:池田優斗)
    学級委員長の幼なじみ。

    〈コメント〉台本を読んだ時はとても心が苦しかったです。裕翔を演じる時、今起こった出来事に対し素直に演じようと心がけました。親友を裏切りたくない、でも自分がいじめられてしまう怖さと戦う裕翔の心の中の葛藤を観ていただきたいです。

     

    映画「滑走路」作品情報

    出演:水川あさみ 浅香航大 寄川歌太 木下渓 池田優斗 吉村界人 染谷将太 水橋研二 坂井真紀
    監督:大庭功睦
    脚本:桑村さや香
    原作:『歌集 滑走路』(角川文化振興財団/KADOKAWA刊)
    配給:KADOKAWA

    2020年秋 全国ロードショー

    © 2020「滑走路」製作委員会




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