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  • 『東京ミュウミュウ』のスピンオフ登場!美少年“生物兵器”が東京を救う

    2020年06月03日
    楽しむ
    花森リド:講談社コミックプラス
    Pocket

    東京ミュウミュウオーレ! 1
    著者:青月まどか
    発売日:2020年04月
    発行所:講談社
    価格:495円(税込)
    ISBNコード:9784065192214

     

    「なかよし」は今日も元気

    ここ数日『東京ミュウミュウ オーレ!』を朝と晩に一度ずつ読んでいる。別の仕事の資料を読むはずがフラフラと手に取って「ハッ!」となる。でも仕方ない。ガツンと元気が出てしまうんです。萌えってこんなに良いものなのか……。

    『東京ミュウミュウ』を懐かしく思う人も(冒頭からウワーと感動するはず!)、まだ知らない人も、ぜひ読んでほしい。楽しくて、良いところがいっぱいあって、どこから紹介しようか悩んでしまうスピンオフ作品。あちこちから「なかよし」の凄みを感じました。

    まずお伝えしたいのは、「正義のヒーロー」である“ミュウミュウ”たちが超イケメンな美少年である点です。

    この飛ばしに飛ばしまくった決めゼリフを超絶イケメンがビシッと真顔で言ってくれるんですね、毎話。痛快すぎる。ちょっとアブノーマルなコスチュームすら綺麗に着こなしてしまう美しい肉体も素晴らしい。家で誰も聞いていないのをいいことに2ページに1回くらいの頻度で「ああっカッコいい……!」と声が出る。ひたすら画が強い。

    しかもただのイケメンにあらず。

    イケメンなのに、自分に自信がなくて、色々とこじらせています。でも相手のいいところをちゃんと見つけて真っ直ぐ伝えることができるんです。これですよ、これが「なかよし」的イケメン!

    そんな彼のいいところを理路整然と優しく語り「めちゃくちゃカッコいいよ」と笑うヒロイン……彼女の一言一言に説得力があって、しみじみ胸があたたまります。

    みんな、なんていい子で、なんてカッコいいんだろう。お姉さんは嬉しいよ。

     

    「渋ハロ」で美少年ヒーロー誕生

    『東京ミュウミュウ オーレ!』の舞台はもちろん東京。

    ヒロインの“日向あんず”は、絶滅危惧種(レッド・データ・アニマルズ)に夢中な16歳。クラスのイケメンを「イケメンだな」と思い、同時にコモドドラゴンのことも「超イケメン!」と思う女の子です。感性がフルレンジ。

    博識で元気ないい子。

    あんずはクラスメイトとハロウィンの渋谷に繰り出し、色々あって学校一のイケメン“渋谷葵”と仲良くなります。

    渋谷くん、すっごくカッコいいけれど身体能力は低め。

    で、ハロウィンで盛り上がっている渋谷がちょっと変なことに。

    イケメンのアホみたいな仮装に感動してたらバケモノが登場しちゃうんです。この展開の小気味良さ、大好き。そしてヒロインあんずの身に危険が迫り……!

    渋谷くんは尻尾と猫耳が生えた謎のヒーローとなり、あんずを守ります。首の鈴が可愛らしい。これが似合う人類はそうそういないハズ……と思っていたらもう1人ヒーローが現れます。

    口元のほくろとメガネ。こういう上から目線ジャンルのイケメンもいるなんて……もう、どうなってんだよこの東京!

     

    “生物兵器ミュウミュウ”が地球を救う

    実は彼らは“生物兵器ミュウミュウ”と呼ばれる存在になってしまったのです。東京の渋谷に現れた謎の怪物は、エイリアンに寄生されて凶暴化した動植物たち。通称“キメラアニマ”。キメラアニマと戦うのが、ミュウミュウです。

    渋ハロで覚醒したミュウミュウは、渋谷くんと、メガネの秀才イケメン“代々木静”くん。

    渋谷くんはイリオモテヤマネコ、代々木くんはアマゾンカワイルカの遺伝子が注入され、あんな素晴らしいヒーローに変身してしまうんですね。彼らの麗しき初期設定と愉快な解説は巻末に収録されています。熟読しましょう。

    そして、正義のヒーローなんだけれども、普通の男の子でもあります。ここも萌えの重要なポイント。本作はこれらの描写にも力がめっちゃ込められています。

    「この姿で帰っては親が泣く」に笑ってしまう。

    掛け合いのキレとテンポが良くて毎話楽しい。

    かわいい……。顔がよすぎるヒーローたちをそっと影から拝む気持ちで読んでます。

    ミュウミュウは他にもいます。もちろん全員イケメン。で、顔のいい個性的なヒーローが複数集まると、その空間はどうなるのでしょう?

    ハイ楽しそう。なんだかずっとワイワイしてほしい……。渋谷くんが眠いのはネコだからです。(この辺りも東京ミュウミュウらしい設定でほっこりします)

    彼らのマネージャー役であるあんずの優しさと朗らかさに毎話ジーンとくる。彼女は私たちの代弁者です。

    とりえが何もないと思っていた自分が、不思議な力や夢に導かれて、ある日突然ヒーローになる。これって歴代のなかよしの名作で何度も描かれたストーリーで、私はいつも「そうそうこれだよ!」と元気づけられます。のびのびと夢を見てしまうんです。しかし顔がいいってこんなにパワーがあることなのか。顔がいい上にみんないい子。文句なしです。

    試し読みはこちら

    (レビュアー:花森リド)


    ※本記事は、講談社コミックプラスに2020年5月11日に掲載されたものです。
    ※この記事の内容は掲載当時のものです。




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