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  • 佐藤健主演×瀬々敬久監督「護られなかった者たちへ」 3.11から9年後の宮城を舞台に、生活保護の“闇”を描くヒューマンミステリー

    2020年04月05日
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    ほんのひきだし編集部
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    中山七里さんのミステリー小説『護られなかった者たちへ』が、佐藤健さん主演、阿部寛さん、清原果耶さん、倍賞美津子さん、吉岡秀隆さん、林遣都さんら出演で映画化されます。

    メガホンをとるのは「64 -ロクヨン-」「友罪」「楽園」などを手がけ、中島みゆきさんの楽曲に着想を得た「糸」の公開が控えている瀬々敬久監督。脚本は「永遠の0」「空飛ぶタイヤ」「糸」の林民夫さんが担当します。

    護られなかった者たちへ
    著者:中山七里
    発売日:2018年01月
    発行所:NHK出版
    価格:1,760円(税込)
    ISBNコード:9784140056943

    映画公開は、2020年冬の予定。3.11の東日本大震災から10年の節目を迎えようとするこのタイミングで、震災に端を発する“ある出来事”から現在へと続く物語が描かれます。被災地の今の姿も映し出される、社会性とエンタメ性を兼ね備えた骨太なヒューマン・ミステリーとなりそうです。

    瀬々監督と佐藤健さんのタッグは、「8年越しの花嫁 奇跡の実話」以来。また佐藤さんと阿部寛さんの共演も、2010年に公開された「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」以来となります。

     

    「護られなかった者たちへ」あらすじ

    東日本大震災から9年後、宮城県内の都市部で、全身を縛られたまま放置され餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生。

    捜査線上に浮かび上がった容疑者は「利根」という男(佐藤健)。彼は、知人を助けるために放火、傷害事件を起こした後、刑期を終えて出所したばかりだった。

    宮城県警の刑事・笘篠(とましの)(阿部寛)は、殺された二人の被害者から一つの共通項を見つけ出し、利根を追い詰めるが……。

    一体、彼はどのように生きてきたのか? 被害者はなぜこんな殺され方をしたのか? そこには、切なくも衝撃の真実が隠されていた――

     

    登場人物紹介、キャスト・監督・原作者コメント

    利根泰久(演:佐藤健)
    建設会社勤務。前科一犯。出所直後に連続殺人事件が発生する。

    笘篠誠一郎(演:阿部寛)
    宮城県警察捜査第一課の刑事。

    円山幹子(演:清原果耶)
    福祉保健事務所職員。ケースワーカー。

    上崎岳大(演:吉岡秀隆)
    国会議員。

    蓮田智彦(演:林遣都)
    宮城県警察捜査第一課の刑事で、笘篠の後輩。

    遠島けい(演:倍賞美津子)
    東日本大震災で被災した女性。夫と理髪店を経営していたが、死別により現在は独居している。

    佐藤健さんのコメント
    生活保護というシステムの裏に潜む人々の様々な思い、その中でも途方もないやるせなさ、悲しみ、どこへ向ければいいかわからぬ憤り、怒りをぶつけていくことがこの作品での自分の役割だと思っています。魅力的なキャストの皆様、そして再び瀬々監督とご一緒できることを大変嬉しく思います。
    監督とは前回2ヶ月の岡山ロケを共にしましたが、今回の舞台は宮城です。またしばらく瀬々組の濃厚な映画の世界に浸ってきます。

    阿部寛さんのコメント
    瀬々監督と数年ぶりにご一緒しますが、監督ならではの、リアリティと素朴な人間の感情が入り混じる現場に身をゆだねようと思います。不可解な連続殺人事件を追いかける刑事役となりますが、今までとは一味違う刑事像となる予感と期待があり、撮影現場に入る事が今から楽しみです。
    今回の物語の舞台は宮城県を中心とした東北地方になりますが、東日本大震災のみならず、日本各地で発生している天災を風化させないためにも、物語を通して記憶と想いを繋げていければと思います。

    清原果耶さんのコメント
    この度、円山幹子役で出演することになりました、清原果耶です。
    脚本や現地で感じたものを
    出来る限り沢山胸に抱き留めて
    彼女を生きたいと思っています。
    この映画が誰かの心を温め、
    これからに繋がる灯火のようなものになれば幸いです。
    撮影はまだ始まっていないのですが
    監督、スタッフ・キャストの皆様と
    全身全霊で臨めればと思います。

    吉岡秀隆さんのコメント
    今という時代だからこそ生まれるべき映画になればと思います。
    『64-ロクヨン-』以来の瀬々組、緊張感を持ってワンカットワンカット大事に演じられればと思います。

    林遣都さんのコメント
    東日本大震災から9年、今もなお、この脚本の中の登場人物たちのように長きにわたってやりきれない叫びを抱え続けている人々が沢山いると思うと、自然災害とはどれだけ惨く恐ろしいものかを改めて痛感させられました。自分の役どころがこの映画の持つメッセージを受け取らなければならない対象にあると感じています。
    自分の目で見て感じ、抱いた気持ちを大切に、撮影に臨んでいきたいと思います。

    瀬々敬久監督のコメント
    今、立ち向かわないといけない問題は様々です。新型コロナウイルスへの対応だけでなく、多くの問題の中で僕たちは生きている。今回は中山七里さんの原作を得て、貧困問題や格差社会について考えながら映画を作っていくこととなりました。そこには一緒の仕事は二度目となる佐藤健さんがいます。しなやかな感性と身体で新しい場所へと映画を運んでくれると信じています。清原果耶さんは世界に立ち向かうヒロインとして、今を生きる我々の代弁者として、気持ちと覚悟をさらけ出してくれると思います。十年ぶりにご一緒する阿部寛さんとは本当に現場でお会いするのが楽しみです。未だゴールは見えていませんが、キャスト、スタッフ共にこの大変な状況の中で、映画を作る意味を考えながら粛々と突き詰めていきたいと思っています。それが僕らの仕事であり、生きていくことだと思っています。

    中山七里さんのコメント
    以前、某映画監督と話をしていた時、こんなことを聞いた。
    「実はエキセントリックな役というのは演じるのが割と簡単なんです。本当に難しいのは普通の人を演じることでしてね」
    当初、出版社からのオーダーは「仙台を舞台にした物語を書け」という内容だった。仙台という場所からテーマはすぐに決まったが、難航したのはキャラクター設定だった。僕の小説には天才ピアニストやドーベルマンのような刑事や悪徳弁護士など特異な人物が登場することが多いが、この物語は市井の人々の絶望と喜びを描く必要があった。従って登場するキャラクターは全員普通の人であり、普通の生活をし、普通に泣き、普通に憤る。
    今回『護られなかった者たちへ』映画化に際して、佐藤健さんや阿部寛さんといった演技派・実力派と称される方々がずらり揃い踏みしたと聞き、原作者として幸せを噛み締めているところである。

     

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    映画「護られなかった者たちへ」作品情報

    原作:中山七里『護られなかった者たちへ』(NHK出版)

    出演:佐藤健、阿部寛、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都 ほか

    スタッフ
    監督:瀬々敬久(「64 -ロクヨン‐前編/後編」「8年越しの花嫁 奇跡の実話」「糸」)
    脚本:林民夫(「永遠の0」「藁の楯 わらのたて」「空飛ぶタイヤ」「糸」)

    2020年 全国ロードショー

    企画:アミューズ 配給:松竹

    【STORY】
    東日本大震災から時を経た現代の宮城県内の都市で全身を縛られたまま放置され、餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生する。被害者たちはそれぞれ善人、人格者と言われていた男たちだった。宮城県警捜査一課の笘篠誠一郎は、2つの事件からある共通項を見つけ出す。捜査線上に浮かび上がった容疑者は刑期を終えて出所したばかりの利根泰久、31歳。知人を助けるために放火、傷害事件を起こして服役していた元模範囚だった。犯人の決定的な確証がつかめない中で、新たな第3の事件が起こり……。裁かれなかった罪と罰、正義が交錯した果てにあったのは、あまりに切なすぎる真実だった。

    ©2020映画『護られなかった者たちへ』製作委員会 ©中山七里




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