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アイドルグループ「NEWS」のメンバーで作家の加藤シゲアキさんによる“初のエッセイ集”『できることならスティードで』が、3月6日(金)、朝日新聞出版より発売されることになりました。
加藤さんの著作が出版されるのは、単著では『チュベローズで待ってる AGE22』『同 AGE32』以来2年3か月ぶりです。
『できることならスティードで』には、「小説トリッパー」2016年冬号~2019年冬号(朝日新聞出版)で連載された14のエッセイに加え、単行本のために書き下ろした本編1編、掌編小説3編とあとがき、加藤さんが撮影した写真を収録。
旅行の話から、祖父の死を描いて『ベスト・エッセイ2018』に選ばれた「岡山」、グラミー授賞式をジェンダーの問題と捉えた「ニューヨークから世界へ」、ジャニー喜多川さん逝去についての「浄土」まで、広い意味での“旅”をテーマにしたエピソードが綴られます。
これらのエッセイの特徴は、毎回しっかりテーマが定められ、出来事や心の動きだけでなく、加藤さんの思索も丁寧に綴られていること。
『ピンクとグレー』で2012年に作家デビューして以降、トップアイドルとして活躍しながら精力的に執筆を続ける加藤さんの、一人の青年としてもがきながらまっすぐに自分に向き合う姿が垣間見える一冊です。
加藤シゲアキさんのコメント
この度小説トリッパーで四年前から連載させていただいた「できることならスティードで」を、エッセイ集という形で出させていただくことになりました。
これまで小説はいくつか出させていただきましたが、エッセイを上梓するのは初めてでいつになくドキドキしております。
本作に含まれる各エッセイには、旅というテーマを設けています。
それぞれに様々な旅がありますが、全ての旅を一言で言えばそれは「思索の旅」です。
四年間で思ったあらゆることを、そのときどきで自由に、かつ赤裸々にまとめてまいりました。
ですので自分の内をさらけ出すような気恥ずかしさはありますが、読んで頂いた方にはきっと、遠くへ飛んでいくような浮遊感、あるいはステップで楽しむ地面の感触、空気の匂いや風の音、そういったものを味わっていただけるのではないかと思います。
ふと思い立って旅に出掛ける気分で、気軽に読んでいただければと思います。
『できることならスティードで』
・発売日:2020年3月6日(金)予定
・仕様:文芸書/四六判・上製予定/240ページ(仮)
・予価:本体1,400円+税
・装幀:緒方修一目次(予定)★は書き下ろし
#0 キューバの黎明/#1 大阪/#2 釣行/#3 肉体/#4 岡山/★intermission-1 がまし/#5 ブラジル→京都/#6 ニューヨークから世界へ/#7 時空の旅/★intermission-2 ヴォルール デアムール/#8 小学校/#9 スリランカ/#10 渋谷/#11 パリ/★intermission-3 ホンダ スティード400/#12 無心/#13 浄土/★14 未定/あとがき