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「本を読む楽しさ」「その楽しさを誰かに伝える喜び」を知ってほしい―― そんな書店員の思いから始まった「BOOK FUN LETTER」という企画が、丸善ジュンク堂書店で開催されています。
FUN(楽しい)とFAN(ファンになる)をかけ合わせたこの企画は、書店員がセレクトした「夏休みのおすすめ本」を読んで、その感想を手紙に書いてもらうというもの。子どもだけでなく大人も参加できるので、親子で同じ本を読み、わいてきた思いを共有するきっかけにもなるのがポイントです。
また夏休み期間中には、その本を作った作家・編集者と直接お話ができる「みんなで本の話をしよう」ブックトークも開催!
ブックトークは予約なしで自由に参加でき、その本を読んでいなくても、「この本が気になる」「作家さんや本を作っている人とお話ししてみたいな」と思った方は誰でも参加できます。
このたびほんのひきだし編集部は、7月28日(日)に開催された『青い鳥文庫ができるまで』のブックトークにお邪魔してきました。
『青い鳥文庫ができるまで』は、ノンフィクション作家の岩貞るみこさんが、講談社の小・中学生向けレーベル「青い鳥文庫」の出版過程を4か月かけて綿密に取材し、編集者・モモタを主人公に据えたノンフィクションとして執筆したもの。
ブックトークのゲストは、岩貞さん、講談社で編集者として働く小俣由里さん・日下部由佳さんの3名。
小さな丸いテーブルを囲んで、実際のゲラや表紙案のサンプルを手に取りながら、本書に限らず「私はこんな本が好き!」「どんな本を作るかは、どうやって決めているの?」「取材って大変?」など、いろいろな“本の話”で盛り上がりました。
集まった子どもたちの将来の夢は、編集者、作家、お医者さんなどさまざま。
編集者の生の話が聞けたり、岩貞さんがこれまでに取材したいろいろな現場の話が聞けたりして、子どもから大人まで、「本」を中心に集まった人たちがたくさんの刺激を受けている姿が印象的でした。
・ゲスト:担当編集者 広松健児さん(偕成社)
・会場:丸善 丸の内本店3F 児童書売り場内
お問い合わせ:
丸善 丸の内本店 和書グループ(Tel.03-5288-8881/※営業時間 9:00~21:00)
イスラム過激派によるロンドン同時多発テロで姉を亡くした、10歳のジェイミーという少年が主人公。事件から5年が経ってもジェイミーの家族は乗り越えることができず、母親は家を出てしまい、ジェイミーは酒びたりの父ともう1人の姉とともに、3人で湖水地方へと移り住みます。
しかし場所が変わっても父親は相変わらずで、働くこともなく、亡くなったローズの写真を眺めてばかり。「父さんにとっていちばんたいせつなのは、そばにいる家族ではなく、暖炉の上に置かれたローズの遺灰が入った壷なのだ」
そんなジェイミーを救ってくれたのは、父親が最も嫌う“イスラム教徒”のスーニャという女の子で……。
・ゲスト:作者 角野栄子さん
・会場:丸善 丸の内本店3F 児童書売り場内
お問い合わせ:
丸善 丸の内本店 和書グループ(Tel.03-5288-8881/※営業時間 9:00~21:00)
1970年に刊行された角野栄子さんのデビュー作が、国際アンデルセン賞作家賞の受賞を記念して復刻。
1959年に自費移民としてブラジルへ2か月かけて渡航し、2年間滞在した角野さん。現地でポルトガル語を教えてくれた同じアパートに暮らす少年・ルイジンニョをはじめ、人々との交流がいきいきと描かれています。
「BOOK FUN LETTER」に選ばれているおすすめ本は、全部で8冊。どれも、丸善ジュンク堂書店の書店員が何度も読んで、自信をもっておすすめするものばかりです。
書店店頭では、その思いがたっぷり込められたPOPも読むことができます。本を読んでお手紙を書いたら、売り場にある専用ポストまで!(※郵送でも応募できます)
・本を読む楽しさと共有する喜びを体験!「BOOK FUN LETTER」お手紙募集がスタート