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第9回リブロ絵本大賞を受賞した、『だいぶつさまのうんどうかい』。
11月16日(金)、出版元であるアリス館の本社で授賞式が開催され、著者の苅田澄子さんと中川学さんが登壇しました。
リブロ絵本大賞は、直近1年間に刊行された絵本からリブロ・よむよむ・パルコブックセンター各店の児童書担当者が「広く紹介したい」「お客様に強くすすめたい」と思う作品を選ぶもの。
『だいぶつさまのうんどうかい』は、さまざまな“仏さま”による運動会の模様をコミカルに描いた作品で、「張り切るほどに空回りする大仏様がかわいらしい。最後はみんなでにっこり」(リブロレイクピアウスイ店)、「アクティブな仏さまたちが面白い! 仏さまの種類にもくわしくなれます」(リブロ東戸塚店)といった書店員の推薦を受け、見事大賞に選ばれました。
本作の文を担当した苅田さんは、『いかりのギョーザ』『ゆうれいなっとう』など多くの絵本を手がけてきましたが、絵本で賞をとったのはこれが初めてだそう。授賞式当日には「たくさんの絵本の中から選んでくださって、光栄で嬉しい気持ちでいっぱいです」と喜びを述べました。
絵を担当した中川さんは、イラストレーターとして活躍しているだけでなく、浄土宗西山禅林寺派瑞泉寺の現役住職。当日は法衣姿で登壇し、「随分変な絵を描いてしまって、仏様たちにしかられるかなと思っていましたが、賞をいただけたところを見ると、そうでもなかったみたいですね(笑)。よかった!」とユーモアたっぷりに受賞の喜びを語りました。
『だいぶつさまのうんどうかい』は、「普段はどっしりと動かない仏さまたちが運動会に参加する」という物語もユニークですが、仏さまそれぞれの特徴がはっきりと描かれており、楽しみながら仏像にくわしくなれる点もポイントです。中川さんがイラストレーターであり、住職であったからこそ描けた一冊でもあります。
全国のリブロ・よむよむ・パルコブックセンター各店では、現在「第9回リブロ絵本大賞フェア」が開催中。『だいぶつさまのうんどうかい』はもちろん、惜しくも大賞を逃したものの、書店員のみなさんが「これはぜひ読んでほしい!」と選んだ作品が多数売り場に並んでいます。力の入った飾り付けや、熱意あふれるおすすめコメントも見どころ。ぜひ店頭に足を運んでみてください。
今日は、仏さまたちの運動会。玉入れ、まんじゅう食い競争、組体操……いろいろな競技をがんばります。初めて参加の大仏様は、大きなからだで、失敗ばかり。でも仏様たちがケンカをはじめて、大仏様大活躍!