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5月3日(木)から約1か月間、HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEにて開催された「書店員vs.AI “大人の青春”選書対決フェア」。
6月3日(日)にフェア最終日を迎え、このたび、気になる対決の結果が発表されました!!
今回対決したのはHMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEの書店員3名と、AI選書サービス「SeleBoo」。テーマに沿ってそれぞれが21作品ずつ本を選び、売上冊数で「どちらがより“お客さんに買ってもらえる本”を選べるか」を競いました。
65冊 対 32冊
書店員チームが倍以上の冊数を売り上げ、圧勝をおさめました!
ちなみにフェア期間中にもっとも売れたのは、能町みね子さんの『ときめかない日記』。エッセイが人気の能町さんですが、本作は異色の漫画作品となっています。
こちらを選んだのは、同店の花田店長。この結果に「『恋愛やSEXをしているほうがえらい』という風潮に疑問を投げかけつつ、誰かと向き合おうとするテーマに共感してくださった方が多かったのでしょうか。ちょっと意外な1位でした」とコメントしています。
第2位は、益田ミリさんの『世界は終わらない』。『オレの宇宙はまだまだ遠い』を改題して文庫化したもので、ちょっと地味な32歳男性書店員の日常を描いた漫画です。
こちらも書店員によって選ばれた一冊。選んだのは同店スタッフの阿多さんです。
第3位は『夕暮れの時間に』。「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」などで知られる脚本家・山田太一さんのエッセイ集で、巻末に語りおろしインタビューが掲載されているファン必読の最新作です。
こちらは花田店長によるセレクト。「重みがありながらとてもフレッシュで、読んでいて心地いい1冊」と紹介しています。
トップ3を書店員セレクトの本が独占する結果となりましたが、SeleBooの選んだ本も負けていません。
なかでも人気があったのは、『コンカツ?』。合コンに打ち込むアラサー女子4人組の恋愛・婚活事情を、石田衣良さんが描いた小説です。
顔もスタイルも、収入だって悪くない。なのに、せっかく男性といい感じになっても最後までいけない! 理想の結婚を目指す等身大の女性たちの姿が、本書を手に取らせたのかもしれません。
選書対決フェア売上トップ5 ※★印はSeleBooセレクト
・第1位:『ときめかない日記』
・第2位:『世界は終わらない』
・第3位:『夕暮れの時間に』
・第4位:『よるのふくらみ』
・ 〃 :『なにたべた?』
・ 〃 :『コンカツ?』★
・ 〃 :『総理の夫』★
・ 〃 :『伴侶の偏差値』★
・ 〃 :『セクシーに生きる』★
フェアを振り返って花田店長は、「人間側の強みは、店で売れているものをイメージ像で把握しながら選書ができたこと、全体のバランスを見ながら本を決定できたこと。そしてやはり、ほんとうにおすすめしたいものを選び、自分の言葉でPOPを書くことができたことにあると思います」と綴っています。
今回の対決だけで「人間だからこそできる仕事は何か」という問いに答えが出せるわけではありません。
HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEでは好評を受け、この選書フェアの展開を6月17日(日)まで延長するとのこと。ぜひこの機会に足を運んでみてください!
HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE
・所在地:東京都千代田区有楽町1-2-2 日比谷シャンテ3F
・営業時間:11:00〜20:00