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9月18日、名古屋・栄の書店であるリブロ名古屋店が「Carlova360 NAGOYA(カルロバ ナゴヤ)」としてリニューアルオープンしました。Book & Cafeのコンセプトショップとなるリブロの新ブランド1号店です。
店頭看板で宣言されている通り、Carlova360(カルロバ)は「生活クリエイター」のための書店です。生活クリエイターとは、「自分の創造力を頼りに、もっと豊かな生活を求めて、日々を探検する人たち」のこと。店長の栗田朋子さんによれば、Carlova360という名前には「(そんな生活クリエイターたちのために)360度広くアンテナを伸ばし、“自分で生活を作る”糧となる素材やアイデアを探し続ける」というコンセプトが込められているのだそうです。
こちらが栗田店長。おすすめ商品である埴輪とともに写真を撮らせていただきました。静岡県立登呂博物館の埴輪と土偶は店内でも異彩を放つ一品ですが、売れているそうです。素敵な笑顔の店長が引っ張るお店は、接客も暖かでした。
店内は書籍・雑貨・カフェで構成されており、商品はいずれも「生活クリエイター」視点で一つひとつ選ばれています。まずはコンセプトを最もお伝えしやすいカフェから見てみましょう。
Carlova360の目玉のひとつは、スペシャルティコーヒーです。ロースターは、東京・世田谷のスペシャルティコーヒー専門店「堀口珈琲」。Carlova360の立ち上げに携わったリブロ商品部のカフェ・雑貨マネージャー、河島晋子さんにお話を伺いました。
「本の選書にはもちろんこだわっていますが、カフェメニューについてもこだわりの商品をご用意しました。これまで名古屋に出店のなかった『堀口珈琲』のスペシャルティコーヒーを提供しています。名古屋は独自のコーヒー文化を持っていますが、スペシャルティコーヒーを提供する店舗はあまりなく、待たれているだろうと感じていました。オープンしてみると、狙い通りコーヒー通の皆さまがカフェを目当てに来店してくださっています。中には『東京のお店でコーヒー豆の挽き方を勉強している』なんて熱心なお客様もいらっしゃるんですよ」
ちなみにCarlova360は、名古屋PARCOの東館4Fにあります。この階には他にアニメイトやナムコキャラポップストア、乙女向けグッズ専門店「Reject Shop」が入居しており女性客の多いフロアですが、カフェと合わせCarlova360の客層はだいぶ幅広くなっているようです。
「Carlova360カフェは、“ここで飲食して終わり”ではありません」と河島マネージャー。
「Carlova 360のコンセプトは『生活クリエイター』のための書店です。店で体験したものを私たちがご自宅でも再現できるように紹介することで、お客様ご自身に“生活”を創り上げていただきたいと考えています。カフェも例外ではありません。ですので、カフェで提供している豆や堀口珈琲のオリジナルコーヒーツール、食器やカフェスタッフが着用しているエプロンまで、店頭で販売しています」
家に持ち帰った後まで想像できる、こだわりの商品を揃えているんですね。実際、「堀口珈琲」焙煎の豆を購入するために来店するお客様もいらっしゃるとのことでした。なお、この日河島マネージャーと栗田店長が着用していたのは「fog linen work」のリネンエプロンで、2種類とも店頭で販売されています。
「カフェスペースでは、ワークショップイベントも開催します。これも『家に持ち帰ってもう一度DIYできるように』という考えからです」
「Carlova 360は、1つのライフスタイルを提案して終わりではありません。常に更新し、生活を形づくるアイデアを提供し続ける『仕組み』にCarlova 360がなれればと思っています」
河島マネージャーの情熱的な話ぶりからも、Carlova 360のコンセプトに対する自信が伺えます。
ちなみにCarlova 360のこだわりは「目に見えるもの」だけではありません。なんと店内BGMも1曲1曲編集しているとのこと!取材当日に流れていたのはタイのPOPミュージックでしたが、著者イベント実施日には「著者セレクトBGM」が流れ、ファンの方は1日いても飽きないなんてことも……?ご期待ください。
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今回はここまで。次回はCarlova 360の「棚」をご紹介します。「生活クリエイター」視点で選ばれるのは、どんな本なのか?どんな風に選ばれるのか?楽しみにお待ちください。