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2017年12月26日(火)、紀伊國屋書店が主催する「紀伊國屋じんぶん大賞2018」が発表されました。
「読者の皆さまと共に優れた人文書を紹介し、魅力ある『書店空間』を作っていきたい」との思いから立ち上げられた「紀伊國屋じんぶん大賞」は、今年で第8回目。2016年12月~2017年11月に刊行された人文書を対象に一般読者からアンケートを募り、出版社および紀伊國屋書店の社員による推薦を加味して、ベスト30が選定されます。
2017年のベスト人文書として選ばれたのは、國分功一郎さんの『中動態の世界 意志と責任の考古学』です。
本書は難解にもかかわらず、発売直後から非常に多くの反響を呼んでおり、2017年8月には第16回小林秀雄賞を受賞。タイトルの「中動態」とは「能動態(~する)」でも「受動態(~される)」でもない、古代インドからヨーロッパ語に存在した動詞の態のことを指しています。
現代ではなじみのない「中動態」という存在から、ケア論に新たな地平を切り開く一冊です。
気鋭の哲学者である國分さんは、『暇と退屈の倫理学』で「紀伊國屋じんぶん大賞2011」を受賞しており、2度目の大賞受賞となりました。
第2位以降の作品も名著ぞろいです。受賞作は紀伊國屋ウェブストアで公開されています。2017年に気になっていた本が何位だったか、ぜひチェックしてみてください。
〉紀伊國屋じんぶん大賞2018 読者と選ぶ人文書ベスト30はこちら
紀伊國屋ウェブストアでは1月22日(月)から28日(日)まで、和書と和雑誌を購入した方を対象に「2018年新春謝恩企画 本と雑誌のまとめ買い」キャンペーンが実施されています。通常ポイントが購入金額(税抜)1%のところ、期間中は5%のポイントがつきます(店舗受け取りの購入は対象外となります)。
気になっていた本を、お得に購入できるチャンスです。
また紀伊國屋書店のスタッフが、「自分で読んでみて本当に面白い、ぜひお客様に読んでほしい本」を全力でおすすめする「キノベス!2018」も発表されています。こちらも読み応えのある本が揃っていますので、お見逃しなく。
「紀伊國屋じんぶん大賞2018」の発表に際し、1月24日(水)、紀伊國屋書店新宿本店にて座談会が開催されます。
人文書について語られる3名の識者によるトークは、きっと知的好奇心を刺激する時間になるでしょう。
【紀伊國屋じんぶん大賞2018 座談会】
斎藤哲也×山本貴光×吉川浩満
「紀伊國屋じんぶん大賞ランキングを見ながら2017年の人文書についてあれこれ語らう会」
日時:
2018年1月24日(水)19:00~20:30(18:45開場)
場所:
紀伊國屋書店 新宿本店 8階イベントスペース
入場料:
無料(要予約)
※予約は紀伊國屋書店新宿本店3Fカウンターにて受け付けています。
※電話での申し込みも受付中です(03-3354-5703)。
定員:
40名
※定員に達した場合も、オープンスペースにつき立ち見で観覧できます。
出演:斎藤哲也、山本貴光、吉川浩満