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6月30日(金)、池袋駅直結「Esola池袋」の4階に、「本と珈琲 梟書茶房(ふくろう・しょさぼう)」がオープンしました。
梟書茶房は、本を楽しむ“書房”とコーヒーを楽しむ“茶房”をあわせたお店。その名の通り、本屋と喫茶店がほどよく混じり合ったような、落ち着きのある空間となっています。
いわゆるブック&カフェとの違いはここにあって、梟書茶房のフロアは「本」と「カフェ」ではなく、「本とカフェ」をいくつかの切り口で捉え、空間に落とし込んである点が特徴です。
また「運営会社が本屋でない」という点でも異なっており、梟書茶房の運営は㈱ドトールコーヒーが行ないます。
その切り口とは、「珈琲と食事を楽しむ」「珈琲と読書を楽しむ」「物思いに耽る」「お喋りする」の4つ。テーマごとに空間がデザインされているので、座る場所によって気分がガラッと変わります。
「珈琲と食事を楽しむゾーン」は、低めのテーブルにどっしりとしたソファと椅子、少し暗めの照明が合わせられています。
「珈琲と読書を楽しむゾーン」は、本と一対一で向き合えそうな空間。机のガラス窓にも、思わぬ本との出合いがあるかもしれません。
窓辺の席は「物思いに耽るゾーン」。町並みや空を眺めて、ゆったりとした時間が過ごせます。
「お喋りするゾーン」は、全面ガラスで光がたっぷり入る明るい空間。テラス席も用意されています。
梟書茶房を訪れた人にぜひ体験してもらいたいのが、同店だけで提供されている本と珈琲のセットメニュー。その名も「梟叢書(ふくろうそうしょ)」です。
このセットの面白いところは、本もコーヒーも“口をつけるまで味がわからない”こと。本はラッピングされているので、タイトルや著者は不明。内容も、添えられたカードの文章から想像するしかありません。一方のコーヒーも、その本のイメージにあわせて作られた「梟叢書」のためのブレンドコーヒーとなっています。
ミステリ小説や重厚なノンフィクションなど、選ばれた本によってコーヒーの味はまったく異なるそう。本は「かもめブックス」を手掛けた柳下恭平さん(エディトリアル・ジェットセット)が選び、ブレンドは日本スペシャルティコーヒー協会副会長の菅野眞博さんが担当しています。
本とコーヒー、それぞれのスペシャリストが組み合わさるとどんな体験ができるのか……。こちらは毎月数量限定での販売とのことですので、気になる方はぜひお早めに! 今後のテーマにも注目です。
▼その他のメニューも充実。コーヒーは菅野さんが梟書茶房のために開発した「梟ブレンド」で、サイフォンで抽出されており、飲み始めから、本を読み終わってもおいしく味わえるそう。本に見立てた「BOOKシフォン」は、シフォンケーキの“本”の間にホイップクリームがたっぷり挟んであります。
梟書茶房のレジカウンターの前には本棚があり、サイズや厚みもさまざまな本が約2,000冊並んでいます。
しかしこれらの本は、どんなタイトルで誰が書いた本なのか、この時点ではわかりません。というのも、全てがカバーを掛けられ袋に入った「シークレットブック」だからです。店名の「梟」は“池袋にある”というだけでなく、販売される本が袋とじになっていることにも由来しています。
袋に入っているため、パラパラとめくって中身を確認することはできません。その代わりに、本にはすべて番号が振られ、表紙に紹介文が書かれています。
手がかりはこの紹介文と、自分のインスピレーションだけ。次に読みたい一冊の提案も載っているので、その本が本棚の中でどんなふうに他の本とつながっているのか見ていくのも面白そうです。
所在地:
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋4階
営業時間:
10:30~22:00(ラストオーダー21:30)
席数:
店内116席、テラス喫煙エリア12席
オープニングキャンペーン
梟書茶房のオープンを記念して、店頭またはEsola池袋館内にて「梟書茶房オリジナル目録」が数量限定で配布されます。オリジナル目録には「コーヒー&ケーキセット(梟ブレンドとBOOKシフォンのセット)」に利用できる300円OFFクーポンが付いています。