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5月1日(月)より、東京・吉祥寺のパルコブックセンター吉祥寺店にて、“本との出会いを拡張する”アプリ「POPSTAR」の実証実験が始まりました。
「POPSTAR」は、アプリを起動してカメラで店内を映すと、本のPOPが現れるARアプリ。使用するPOPはすべて、書店員や出版業界関係者の手書きによるものです。
▼普段の店内。これが、アプリのカメラを通すと……
▼こんなふうに見えます!
「POPSTAR」を企画・開発したのは、「IoT×BookShop Hackathon」(日販、デジタルハリウッド共催)に参加した㈱雷公鞭チーム。代表の角舘浩太郎さんは岩手県盛岡市出身で、なじみの書店の一つに「さわや書店」があったことが、今回のアプリが生まれるきっかけになったのだといいます。
さわや書店といえば、POPをはじめとする仕掛けで“店頭発のベストセラー”を多数生んできた書店。昨年「文庫X」が全国的なムーブメントになったことも、記憶にあたらしいところです。
角舘さんは同店のPOPに触れ育ってきた者の一人として、上京した際、手書きPOPを作っている書店が少ないことに気づき、「書店員が直接面白い本を伝える」という文化が薄らいできているのではないかと考えたそう。それが「POPSTAR」開発につながり、「IoT×BookShop Hackathon」では最優秀賞を獲得しました。
▼店内に浮かぶPOP。気になるものをタップすると……
▼タップしたPOPが大きく表示。再度タップすると、詳細情報の画面が開きます。
「POPSTAR」は来店客を楽しませること以外に、歴代のPOPをデータで保管でき、店舗間で共有もできるといった良さがあります。
今回の実証実験は東京・吉祥寺で行なわれますが、角舘さんの考えに共鳴した「さわや書店」もPOPを提供しています。多くの人に新しい本との出会いをもたらしてきたさわや書店の“POP力”を感じるのも、来店客の楽しみの一つとなりそうです。
なお会場のパルコブックセンター吉祥寺店には、エスカレーターを下りてすぐのスペースに「POPSTAR」特設コーナーを展開。またコミック・文庫売場では、実際にアプリを起動してのAR体験が楽しめます。
なお「POPSTAR」は、現段階ではandroid端末のみに対応しています。店頭にも端末が用意されていますので、お持ちの端末が未対応の方も、ぜひ“POPの浮かぶ書店”という空間を体験してみてくださいね。
▼特設コーナーには、POPの特大パネルも本と一緒に並んでいます。
また5月19日(金)からは、さわや書店の新店「ORIORI produced by さわや書店」でもPOP STARが実装される予定だそうです。
期間:
2017年5月1日(月)~7日(日)
場所:
パルコブックセンター吉祥寺店(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-5-1)
※営業時間 10:00~21:00
http://www.libro.jp/shop/tokyo/pbc-kichijoji.php
「POPSTAR」は、書店員の手書きPOPをAR(拡張現実)上に設置することで、新たな書店体験を演出するスマートフォンアプリです。
書店内でアプリを起動すると、本のPOPがARで表示され、POPをタップすると本の詳細情報や在庫場所を見ることができます(※)。
今後は、ユーザー自らもPOPをアップロードできるSNSを構築予定とのこと。公式サイトでは、事前登録の受付がスタートしています。
※Android搭載スマートフォンのみ対応。利用には専用アプリのダウンロードが必要です。また、店内にある全ての本のPOPが表示されるわけではありません。
「POPSTAR」公式サイト
http://popstar.media/
アプリのダウンロードはこちらから
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.raikouben.popstar.android
「POPSTAR」に関するお問い合わせ
info@popstar.media
㈱雷公鞭 公式サイト
http://raikouben.co.jp/