• fluct

  • それぞれが始めた「本」にまつわる働き方―新しい本屋がこれからも生まれていくために(「本屋をリブートするには」vol.2レポート)

    2016年09月07日
    本屋を歩く
    日販 リノベーショングループ 平木
    Pocket

    いろいろな「本」にまつわる働き方が、これからも生まれていくために

    中岡さん:これからやりたい仕事は、本屋です。「版元機能をもった本屋ができれば」と以前から考えています。お客さんと話し合いながら本を売り、本を作り、本を並べるということでメッセージを伝えていけるのが理想ですね。

    三田さん:私はお客様がわざわざ行きたくなるような場所を作りたいですね。固定店舗を商売として成立させたい。また本屋から外に出て、新しい販売の形が見えるか、仮説を立ててトライし続けたいです。

    久禮さん:おもしろいセレクトと日常的な実用性の間を目指したいです。本屋としての主張と、書き手の表現や読者の志向の多様さがせめぎ合う、日々柔軟に変化するような棚が理想ですね。

    今は面白いインディーズの本屋さんがたくさん出てきていますけど、流通や取引条件の柔軟さはそれに追いついていません。セレクトショップ型書店の品揃えがどうしても似通ってしまっているのは、大手取次を介した取引先からの仕入れに限定されてしまっているからという面も原因の一つです。取次が持っているインフラはとても重要です。小さな商売でもこれを活用する方法を、考えていきたいですね。

    ***

    今回のトークショーで一番印象に残ったのは、「本屋は人である」ということでした。出版業界は今、不況を迎えています。しかしその中で大きくなっているのが、本の存在意味を見直す動き。この日の3名だけでなく、出版社、本屋、流通、それぞれの立場で“新しいこと”を始めようと動き出している人がたくさんいます。

    この新しい動きを大きくするためにも、本来の商いの基本である「人」に立ち返る時が来ているのだなと強く感じました。


    場所や時間に縛られずに「本屋」を営む―「本屋をリブートするには」vol.2開催【5/26・東京】

    1 2
    Pocket

  • GoogleAd:SP記事下

  • GoogleAd:007

  • ページの先頭に戻る