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    名物書店員「仕掛け番長」全面プロデュースのコミック売り場を訪問!TSUTAYA三軒茶屋店の魅力に迫る(後編)

    2016年08月12日
    本屋を歩く
    日販 ほんのひきだし編集部 芝原
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    冒頭で触れた企画「復刊プロデュース文庫」で復刊された文庫は、TSUTAYA三軒茶屋店でももちろん展開中。その一つである『セブン殺人事件』(笹沢左保/双葉社)は赤×黒のインパクトあるデザインが目を引きますが、「1週間で100冊とっぱ!」と書かれたPOPにも「面白いだろうな」「読んでみようかな」と背中を押されます。

    セブン殺人事件

    セブン殺人事件
    著者:笹沢左保
    発売日:2016年06月
    発行所:双葉社
    価格:815円(税込)
    ISBNコード:9784575518979

    また同じく「復刊プロデュース文庫」で復刊された『王様のトリック』も、累計で1,000冊以上売り上げているそうです。

    王様のトリック
    著者:吉村達也
    発売日:2010年12月
    発行所:双葉社
    価格:817円(税込)
    ISBNコード:9784575513981

    「面白いものに新刊も既刊もない」「書店は“いい本”をきちんと売っていくことが大切だと思います」と栗俣さん。出版社からの依頼がなくても、売ろうと思ったものはしっかりと展開することをモットーにしており、その意志は周囲のスタッフにも伝播しているようです。例えば『空を見上げて大切なことに気づく100の言葉』(宮永千恵/かんき出版)。

    100の言葉

    でかっ!!! 屋外に貼っても目立ちそうな超巨大ポスターです。

    『空を見上げて大切なことに気づく100の言葉』は、2015年4月に発売された本。栗俣さんから出版社へ交渉したものを、TSUTAYA三軒茶屋店の長尾さんというスタッフの方が、このような展開に結びつけました。「いい本だと思っても、1冊だけで面陳列したり、店頭に置き続けたりするだけでは売れません」「面白いのに売れていない本には、必ず何か理由があります。それを見つけてきちんと“売れる方向”に売り方を向けることが、書店員の役割だと思います」(栗俣さん)。

     

    仕掛け番長が本に関わり始めたのは7年前

    このように、本を売るためにたゆみなく工夫を続けてきた栗俣さん。ベテラン書店員の印象を受けましたが、意外にも書店員歴は7年目だそうです。前職ではアミューズメント系の仕事に携わっており、転職後のTSUTAYA有楽町店で初めて本に関わる仕事に就いたとのこと。

    「この仕事に就く前から本は好きでしたが、今は比べ物にならないほど読んでいます。コミックの売り場を担当しているので、漫画は特に多いですね」「コミック雑誌は15誌、単行本はここ(TSUTAYA三軒茶屋店)だけでも月に15万円分くらいは買っています」と栗俣さん。「連載誌で作品を読んでいても、単行本になった時では印象が異なります。商売のことを考えると、単行本は買う必要があるんです」とおっしゃっていました。

     

    最後に

    いかがでしたか? 今回栗俣さんと一緒に売り場を回ってみて、「仕掛け番長と巡る店内ツアー」があったらぜひ参加したいなと思いました。書店の売り場には“本の作り手”“売り手”からのメッセージがたくさん隠れています。書店員さんと話しながら売り場の棚を見ることで、いつもなら気付かないような本に出合うことができました。皆さんにも今回のレポートを通して、それを擬似体験していただけたなら嬉しいです。

    栗俣さんが仕掛け番長と呼ばれるゆえんは、面白い作品を選び出す“目”と、それをしっかりお客さんに伝えるプロデュース力にある。そんなことを感じました。

     

    今回紹介した書店

    TSUTAYA三軒茶屋店(Tel.03-5431-7788)
    〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー2F
    ※営業時間 10:00~深夜2:00(TONE販売コーナーは20:00まで)※年中無休
    http://store-tsutaya.tsite.jp/storelocator/detail/2214.html


    (取材日:2016年6月29日)

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