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静岡県内の書店員・図書館員が選ぶ「静岡書店大賞」の第9回受賞作が12月7日に発表されました。今回はYouTube上で配信された、「小説部門」「児童書・新作部門」「児童書・名作部門」「映像化したい文庫部門」の4部門で受賞した6作品の受賞者のコメントを掲載します。
「今日、久しぶりにこだまに乗って静岡まで伺いまして、いつものぞみに乗ってビュンビュン過ぎ去るのとは全然違う景色が見えました。富士山がゆっくり見えて、街並みの色々なものも見えて、たぶん新しい世界というのは、知らない場所でも遠い所でもなくて、いつも見ているものの速度であったり、タイミングであったり、そういう色々なことだと改めて思いました。これからもそういった新しい世界をささやかに開いていくような小説を書きたいと思っております」
「『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』は『パンどろぼう』の2作目のお話なんですけれども、今回もパンどろぼうにちょっと事件が起きて、はちゃめちゃなストーリーになっています。なんだかうまくいかなくて、マヌケでドジなところも見せつつ、好きなことには一生懸命で、パンに対する愛が深く感じられるお話になっておりますので、手に取って読んでいただけたらうれしいです。3作目のお話も発売中です」
「この本は、うちの子がすごい飽きっぽい部分があって、そのことについて(私が)びっくりして、できた本です。どんなことでもコロコロ変わって行ってしまうんだなと、変化してしまうんだなということが、子育てに限らず、人生もそういうものなんじゃないかなというところを、おもしろおかしく本にできたらいいなと思ってつくった本です。この本を読んでくださった方がご自分のご両親だったり、お子さんだったり、自分の家族と過ごした時間を思い出すきっかけになってくれたらいいなと思います」
「実は僕の『うみの100かいだてのいえ』、『そらの100かいだてのいえ』も以前、同じく静岡書店大賞に選んでくださったので、僕にとっては3冊連続で本当にうれしく思っています。今僕は伊豆半島の伊東市に暮らしているんですけど、これらの絵本は、僕が住んでいる地区の自然の豊かさに刺激を受けて、描いたものです。いわゆる伊豆発、静岡発の絵本が評価されるのは僕としてはうれしいことです」
「『11ぴきのねこ』は1967年に刊行されました。ズルいところもあるけれど、どこか憎めないねこたちが繰り広げる冒険のお話は、刊行から半世紀を超えてもなお、多くの人々に愛され、読み継がれ、このようなすてきな賞をいただけました。今年は馬場先生が亡くなられて20年ということで、夏に「まるごと馬場のぼる展」が練馬区立美術館(東京)で開催され、数多くの方に来館していただきました。来年の秋には愛知県刈谷市でも開催されます。馬場のぼる先生の世界を堪能していただければと思います」
「この作品は、第8回の静岡書店大賞の小説部門で大賞をいただき、また文庫部門でも選んでいただき、大変光栄に感じています。表題作の舞台は浜松市内のある場所ですが、この本を読んで訪れたという方がちらほらいらっしゃると聞いています。静岡の皆さんには長きにわたってこの作品を愛していただき、本当に感謝しかありません」
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