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  • [連載]御書印帖とめぐる日本の本屋:vol.15 HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE(東京都千代田区)

    2020年11月19日
    本屋を歩く
    ほんのひきだし編集部
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    お参りの“証”として、訪れた神社・寺の名前、ご本尊の名前、お参りした日付などを墨で書き入れていただく「御朱印帳」。これをもじった、人と書店を結ぶ「御書印帖」というものがあるのをご存じでしょうか?

    御書印帖には、訪れた日付、書店員が選んだ本のタイトルや一節が記入され、最後に、書店ごとのオリジナル印が捺されます。

    この連載「御書印帖とめぐる日本の本屋」では、旅行記のように、津々浦々の“御書印店”を紹介していきます。初めての土地・書店を訪れるワクワク感、書店員さんとの交流をお楽しみください。

    「御書印」とは?
    御書印帖を持参すると、訪れた日付、書店員が選んだ本のタイトルや一節が記入され、最後に、書店ごとのオリジナル印が捺されます。
    御書印をもらう際に渡す200円ほどの「御書印代」は、その書店のサポートになります。
    市販の御朱印帳でも参加できますが、参加書店では「御書印帖」を数量限定で無料配布中。また、それとは別バージョンの「特装版 御書印帖」が、参加書店にて発売中です(一部店舗を除く)。

    ※全国の御書印参加書店はこちら 》「御書印プロジェクト」公式note

     

    今回訪れる書店

    HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE
    ・2018年開店
    ・所在地:〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-2-2 日比谷シャンテ3F
    ・営業時間:11:00~20:00(不定休)
    ・御書印受付時間:11:00~18:00
    ・電話番号:03-5157-1900

     

    店長の花田菜々子さんに聞きました!

    ―― 花田さんといえば、『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』をはじめ著書も話題です。あらためて、書店員になったきっかけを教えていただけますか?

    就職活動に挫折し、「まともな就職をするのは無理だな~、とりあえずしばらく遊んで暮らそ」と思って受けたアルバイトの面接が、ヴィレッジヴァンガードという本屋兼雑貨屋でした。そこで仕事するうちに本を売ることの魅力に取りつかれるようになりました。書店員歴は18年くらいです。

    私(花田)だけでなく、スタッフの新井見枝香も本を出版しているので、御書印帖には、僭越ながらその本の一部を抜粋して書いています。2人とも本を愛するゆえのひとことなのですが、一周してよくわからないひとことになってしまっている気もします。なので、ご記入させていただいた方には、補足の意味でオリジナルの解説ペーパーをお渡ししています。

    出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと
    著者:花田菜々子
    発売日:2020年02月
    発行所:河出書房新社
    価格:682円(税込)
    ISBNコード:9784309417318
    本屋の新井
    著者:新井見枝香
    発売日:2018年10月
    発行所:講談社
    価格:1,430円(税込)
    ISBNコード:9784065134139

    ―― 2018年の「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」開店時から店長をつとめていらっしゃいますが、日比谷ってどんな街でしょう?

    戦後から長く「映画・演劇の街」として愛されてきた街です。「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」は、地下鉄日比谷駅直結、JR有楽町駅からも徒歩5分ほどのところにあって、近隣には東京宝塚劇場、帝国劇場をはじめとする劇場や映画館が点在しています。

    銀座や丸の内エリアも徒歩圏にあり、演劇や映画だけでなくショッピングや食事も楽しめる“大人の街”です。日比谷公園や皇居もすぐ近くなので、都会にいながら緑を感じられるのも個人的に好きなところです。

    ――「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」は、最初から明確に“女性”をターゲットにしているお店ですね。

    「すべての女性を応援する」をコンセプトに、文芸、実用書から演劇やミュージカルのDVD、関連グッズまで幅広くそろえています。何でもそろう店ではありませんが、独自のフェア企画や棚を設け、常にお店の中を散歩するのが楽しいと思っていただけるよう、またここでしか出会えない本に出会っていただけるように工夫しています。

    長時間ひとりで過ごされているお客様を見つけたり、「この店に来ると欲しい本がどんどん見つかってしまう」と言っていただけることがいちばんうれしいです。

    お客様は、観劇の帰りに立ち寄ってくださる方と、近隣にお勤めの方、本や書店が好きで「本屋を楽しもう!」と来てくださっている方、それぞれにいらっしゃるように感じています。大人の女性のお客様が多いです。演劇を中心とした、いわゆる「オタク」の女性のお客様にご支持いただけているのがうれしいです。

    女性向けの店といっても、育児や美容、ファッション、ていねいな暮らしの本はあまり売れておらず、これはオープン前のイメージとは異なった点でした。演劇関係の本のほかには、食や旅にまつわる本、生き方を考えるための本、フェミニズムの本はとてもよく売れています。

    本の売れ行き動向からも、好きなものや自分の楽しみに正直に生きている女性のみなさんの姿を感じて、こちらも励まされていますし、そんなお客さんたちをもっと応援するために、お店づくりを頑張ろうと思っています。

    ―― 最近、印象的だった出来事はありますか?

    『鬼滅の刃』の最新巻よりも、萩尾望都さんの新刊のほうが多く売れていることかな……。そんなうちのお客さんが好きです。

    ―― これまで特徴的なお店をいくつか経験されていますが、いま、花田さんが行ってみたい書店を教えてください。

    福岡のブックスキューブリック、神戸の1003(センサン)、広島のウィー東城店……、たくさんありすぎます。

    ―― それでは最後に、この記事をご覧の皆さんへ一言メッセージをお願いします!

    御書印をきっかけとしての書店めぐりで、うちのお店を知らなかった方にも楽しんでいただけたらとてもうれしいです。


    HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEの御書印をゲット! 次の書店もお楽しみに。




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