'); }else{ document.write(''); } //-->
お参りの“証”として、訪れた神社・寺の名前、ご本尊の名前、お参りした日付などを墨で書き入れていただく「御朱印帳」。これをもじった、人と書店を結ぶ「御書印帖」というものがあるのをご存じでしょうか?
御書印帖には、訪れた日付、書店員が選んだ本のタイトルや一節が記入され、最後に、書店ごとのオリジナル印が捺されます。
この連載「御書印帖とめぐる日本の本屋」では、旅行記のように、津々浦々の“御書印店”を紹介していきます。初めての土地・書店を訪れるワクワク感、書店員さんとの交流をお楽しみください。
「御書印」とは?
御書印帖を持参すると、訪れた日付、書店員が選んだ本のタイトルや一節が記入され、最後に、書店ごとのオリジナル印が捺されます。
御書印をもらう際に渡す200円ほどの「御書印代」は、その書店のサポートになります。
市販の御朱印帳でも参加できますが、参加書店では「御書印帖」を数量限定で無料配布中。また、それとは別バージョンの「特装版 御書印帖」が、参加書店にて発売中です(一部店舗を除く)。
※全国の御書印参加書店はこちら 》「御書印プロジェクト」公式note
BOOKSルーエ
・1991年開店
・所在地:〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-3
・営業時間:当面の間、10:00~21:30(定休日:元日)(御書印受付時間も同じ)
・電話番号:0422-22-5677
―― まずは茂瀬野さんについて教えてください。書店員歴はどのくらいですか?
ブックデザインを勉強していた学生の頃に、書店でアルバイトを始めて、そのまま書店の面白さにはまってしまって今に至ります。
―― それでは続いて、お店のあるエリアを紹介してください。吉祥寺というと「サブカルチャーの街」というイメージがありますね。
漫画家やアニメーター、小説家の方々とも縁が深い街なので、色々な作品の舞台としてたびたび登場することもあり、小説やドラマ・映画などで「吉祥寺」という地名をご存じの方も多いでしょうね。
吉祥寺は、都心からはちょっと離れていますが、東京・新宿とは中央・総武線で、渋谷・下北沢とは京王井の頭線でつながっている便利な立地にある街です。そのため公園と繁華街、デパートと横丁などなど、古いモノと新しいモノが混然と共存する、のどかだけれど刺激的な街になっています。
――「BOOKSルーエ」はどんなお店でしょう?
昭和11年に「おおむら」という蕎麦屋として創業し、「喫茶ルーエ」を経て、平成3年に書店「BOOKSルーエ」が開業されました。吉祥寺のアーケード商店街「サンロード」のなかほどにあり、喫茶店の頃から通っていただいているお客様も多く、地元ならではの繋がりを大切にしているお店です。
また、アーティストのキン・シオタニさんに描いていただいたブックカバーのイラストは、お客様から非常にご好評いただいております。キン・シオタニさんは当店のイメージだけでなく、今やある意味、吉祥寺の「顔」ともいえる存在です。御書印も、キンさんにデザインしていただきました。
BOOKSルーエは、駅近辺の大型商業施設に大手チェーン書店さんが入ってる激戦区のなか、今では吉祥寺唯一の個人経営の商店街路面店として奮闘しています。来客層も、朝は近所の年配のお客様から、夜は学校や会社帰りの若い方までさまざま。平日は地元のお客様、休日になると観光で遊びに来られるお客様が多くなり、日にちや時間帯によってガラッと客層が変わるのも特徴かもしれません。
―― 書店の面白さにはまって書店員になった……という茂瀬野さんですが、ご自身が行ってみたい書店はありますか?
福岡市のブックスキューブリックさんです。以前、1泊2日の弾丸ツアーで福岡に行った際に、ぜひ覗いてみたかったのですが『ゴリパラ』の聖地「冷泉公園」や『スケッチブック』の聖地「旧志免鉱業所竪坑櫓」などを巡礼するのに手いっぱいで、回り切れなかったのが今でも心残りです。
機会がありましたら、手持ちのnimocaを再チャージしてお伺いしてみたいと思っています。
―― このたびはありがとうございました。最後に、これからBOOKSルーエを訪れる皆さんへ一言メッセージをお願いします!
いつ来ても何か新しい発見や出会いがある「吉祥寺」という街と、同じような書店を目指しております。
お近くに来られた際は、ぜひお立ち寄りいただければ嬉しいです。
BOOKSルーエの御書印をゲット! 次の書店もお楽しみに。