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  • [連載]御書印帖とめぐる日本の本屋:vol.13 文信堂書店 長岡店(新潟県長岡市)

    2020年11月10日
    本屋を歩く
    ほんのひきだし編集部
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    お参りの“証”として、訪れた神社・寺の名前、ご本尊の名前、お参りした日付などを墨で書き入れていただく「御朱印帳」。これをもじった、人と書店を結ぶ「御書印帖」というものがあるのをご存じでしょうか?

    御書印帖には、訪れた日付、書店員が選んだ本のタイトルや一節が記入され、最後に、書店ごとのオリジナル印が捺されます。

    この連載「御書印帖とめぐる日本の本屋」では、旅行記のように、津々浦々の“御書印店”を紹介していきます。初めての土地・書店を訪れるワクワク感、書店員さんとの交流をお楽しみください。

    「御書印」とは?
    御書印帖を持参すると、訪れた日付、書店員が選んだ本のタイトルや一節が記入され、最後に、書店ごとのオリジナル印が捺されます。
    御書印をもらう際に渡す200円ほどの「御書印代」は、その書店のサポートになります。
    市販の御朱印帳でも参加できますが、参加書店では「御書印帖」を数量限定で無料配布中。また、それとは別バージョンの「特装版 御書印帖」が、参加書店にて発売中です(一部店舗を除く)。

    ※全国の御書印参加書店はこちら 》「御書印プロジェクト」公式note

     

    今回訪れる書店

    文信堂書店 長岡店
    ・2003年開店
    ・所在地:〒940-0061 新潟県長岡市城内町1-611-1 CoCoLo長岡M2F
    ・営業時間:10:00~19:30(元日ほか年2回店休)
    ・御書印受付時間:10:00~18:00
    ・電話番号:0258-36-1360

     

    實山美穂さんに聞きました!

    ―― 實山さんは、書店員になってどれくらいですか?

    初めはアルバイトで採用されて、2020年10月で満17年が経ちました。今は文芸書・ビジネス書・語学書など、広く担当しています。

    書店員になったのは、大学卒業後、就職活動に疲れていた時、今の店の募集案内を見かけたのがきっかけです。販売は初めてでしたし、自分の性格が向いているともまったく思いませんでしたが、一度本に囲まれた生活がしてみたかったので応募しました。

    面接では、読書が趣味だとは言いませんでした。言ったら、採用してもらえないと思ったのです。だから仕事を始めた時、当時の店長には驚かれてしまいました。

    ―― 出版業界の仕事といえば「本が好きで……」から始まることが多い印象なので、意外なエピソードでした。それでは続いて、ご当地自慢をどうぞ!

    長岡市は、東京から上越新幹線で約2時間、新潟県内で人口が新潟市に次いで2番目に多い都市です。日本三大花火のひとつといわれる、長岡まつり大花火大会が行なわれます。

    市内を南北に信濃川が流れ、東西は山に囲まれています。火焔型土器の出土した遺跡もあり、登山に、スキー、温泉、日本海と、自然の恵みとともにある街です。

    ―― 文信堂書店 長岡店はどんなお店ですか?

    文信堂書店の本社は新潟市にあって、長岡店は2003年から営業しています。文信堂書店で御書印プロジェクトに参加しているのは、当店だけです。新潟・長岡に関連したガイド本や、出身人物の書籍、自費出版に力を入れつつ、書籍だけではなく文具も扱っています。

    お客様は地元の方が多いですが、駅ビルのため、電車・新幹線を利用されるお客様もいらっしゃいます。新型コロナウイルスが流行るまでは、国内外からの旅行者の方も、一年中いらっしゃっていました。

    ―― 最近の印象的な出来事があったら教えてください。

    長年当店で推し続けている『八本脚の蝶』という本が今年文庫化され、御書印に添える言葉にも選んでいるのですが、この本を数年前に単行本で買われたお客様が今年の夏にご来店され、文庫をお買い上げくださいました。このお客様は「この本によって人生が変わった」とおっしゃっていた方なので、その人生に私たち書店員も関わっていることは、少しの驚きとともに、感動させられた出来事です。

    八本脚の蝶
    著者:二階堂奥歯
    発売日:2020年02月
    発行所:河出書房新社
    価格:1,320円(税込)
    ISBNコード:9784309417332

    編集者だった故・二階堂奥歯さんの日記『八本足の蝶』。文信堂書店 長岡店店内の棚上部には、「『八本足の蝶』文庫化 私が書店員である限り、置き続けることをここに宣言します」と書かれたパネルが飾られています。

    ちなみに御書印の印影は、オリジナルのブックカバーからデザインしていただきました。ブックカバーはこれからあまり作らなくなるかもしれないので、このデザインにしてよかったかもしれません。

    ―― この連載は「本屋をめぐる楽しみ」を味わってほしいという思いから生まれたのですが、實山さんが行ってみたい書店はありますか?

    外国なら、パリのシェイクスピアアンドカンパニー、国内なら、名物書店員さんのいるお店に行ってみたいです。コロナが落ち着いてからすぐにでも行きたいのは、キャッツミャウブックスさんと、Titleさん、かもめブックスさんですね。

    ―― このたびはありがとうございました。最後に、今記事を読んでいる皆さんへメッセージをお願いします!

    御書印プロジェクトで書店と、本好きな人をつないで、文化の一端を担えればいいなと思っています。


    文信堂書店 長岡店の御書印をゲット! 次の書店もお楽しみに。




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