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お参りの“証”として、訪れた神社・寺の名前、ご本尊の名前、お参りした日付などを墨で書き入れていただく「御朱印帳」。これをもじった、人と書店を結ぶ「御書印帖」というものがあるのをご存じでしょうか?
御書印帖には、訪れた日付、書店員が選んだ本のタイトルや一節が記入され、最後に、書店ごとのオリジナル印が捺されます。
この連載「御書印帖とめぐる日本の本屋」では、旅行記のように、津々浦々の“御書印店”を紹介していきます。初めての土地・書店を訪れるワクワク感、書店員さんとの交流をお楽しみください。
「御書印」とは?
御書印帖を持参すると、訪れた日付、書店員が選んだ本のタイトルや一節が記入され、最後に、書店ごとのオリジナル印が捺されます。
御書印をもらう際に渡す200円ほどの「御書印代」は、その書店のサポートになります。
市販の御朱印帳でも参加できますが、参加書店では「御書印帖」を数量限定で無料配布中。また、それとは別バージョンの「特装版 御書印帖」が、参加書店にて発売中です(一部店舗を除く)。
※全国の御書印参加書店はこちら 》「御書印プロジェクト」公式note
チエノワブックストア(CHIENOWA BOOK STORE)
・1947年創業
・所在地:〒351-0011 埼玉県朝霞市本町2-13-1 EQUiA朝霞2F
・営業時間:平日8:00~22:00/土日祝9:00~22:00(定休日:元日)
・御書印受付時間:12:00~20:00
・電話番号:048-450-6760
―― まずはご当地自慢をどうぞ! 朝霞市ってどんなところですか?
朝霞といえば、にんじんでしょう! 朝霞は実はにんじんの産地。時期になると、朝霞の畑はやわらかそうな人参の葉で埋め尽くされます。そのにんじんを使った朝霞カレーは、レトルトとは思えないおいしさ! ハーブとスパイスで絶妙に味付けされたこのピリ辛カレーは、レトルトなのにうちの主力商品の一つです(笑)。
また朝霞市は、尾崎豊が思春期を過ごした街でもあります。今でもファンが街を訪れ、彼の足跡をたどっています。
―― 伊藤さんはどうして書店員になったんですか?
学生時代にアルバイトとして4年働き、その後テレビの制作会社に就職しましたが、本の仕事がしたくて(あと前職がキツかったのもあり)、一進堂に転職しました。正社員としては8か月です。
―― チエノワブックストアは、かつては「一進堂書店」という名前だったんですよね。
一進堂書店としてリヤカーで本の販売を始めてから73年、チエノワブックストアと屋号を変更してからは10年が経ちました。チエノワブックストアは、「ギフトも選べるちょっといい街の書店」をコンセプトにしています。地域の人が日常の中で使いやすく、同時に、ちょっとしたプレゼント選びもできるように文具・雑貨にもこだわっているお店です。
普段いらっしゃるお客様は、地元の方がほとんどのように思います。駅構内にあるので、ビジネス関係の本を求めるお客様がちょっと多いのが特徴です。
御書印には、チエノワブックストア開店当初から使われているマークを使っています。お店のコンセプトに忠実なマークだと思います。
―― 最近お店であった、印象的な出来事があったら教えてください。
この間「画材フェア」を開催したとき、試し書きノートにたくさんのお客様がいろんな絵をかいてくれたのがうれしかったです。
―― この連載ではお店の紹介と同時に、書店員の皆さんの「気になる書店」も伺っています。伊藤さんが行ってみたい書店はどこですか?
学生の時以来京都に行ってないので、恵文社一乗寺店さんには行ってみたいと常々思っております。あと最近「パリの恋人」というミュージカル映画を観たので、主人公のジョーが働いている本屋みたいな内装の店(移動式はしごと地下へ続く螺旋階段!)があったらぜひ行ってみたいです。
―― それでは最後に、これからチエノワブックストアを訪れる人へ向けてメッセージをお願いします!
まだまだ県外移動が憚られますが、朝霞は池袋から電車で20分と“ほぼ東京”です。皆様のお越しをお待ちしております!
チエノワブックストアの御書印をゲット! 朝霞市が「むさしのフロントあさか」を掲げていることから、国木田独歩『武蔵野』の一節が書き添えられています。
それでは、次の書店もお楽しみに。