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お参りの“証”として、訪れた神社・寺の名前、ご本尊の名前、お参りした日付などを墨で書き入れていただく「御朱印帳」。これをもじった、人と書店を結ぶ「御書印帖」というものがあるのをご存じでしょうか?
御書印帖には、訪れた日付、書店員が選んだ本のタイトルや一節が記入され、最後に、書店ごとのオリジナル印が捺されます。
この連載「御書印帖とめぐる日本の本屋」では、旅行記のように、津々浦々の“御書印店”を紹介していきます。初めての土地・書店を訪れるワクワク感、書店員さんとの交流をお楽しみください。
「御書印」とは?
御書印帖を持参すると、訪れた日付、書店員が選んだ本のタイトルや一節が記入され、最後に、書店ごとのオリジナル印が捺されます。
御書印をもらう際に渡す200円ほどの「御書印代」は、その書店のサポートになります。
市販の御朱印帳でも参加できますが、参加書店では「御書印帖」を数量限定で無料配布中。また、それとは別バージョンの「特装版 御書印帖」が、参加書店にて発売中です(一部店舗を除く)。
※全国の御書印参加書店はこちら 》「御書印プロジェクト」公式note
とほん
・2014年開業
・所在地:〒639-1134 奈良県大和郡山市柳4-28
・営業時間:11:00~17:00(定休日:木曜)(御書印受付時間も同じ)
・電話番号:080-8344-7676
―― まずはご当地自慢をお願いします!
とほんのある奈良県大和郡山市は、歴史ある城下町。江戸時代には、大和国を治める郡山藩として栄えた土地です。桜の名所として有名な郡山城跡をはじめ、神社仏閣や趣のある古い建物も残っていて、町歩きにおすすめです。とほんは、そんな町の柳町商店街というところにあります。
大和郡山市は、近年は金魚の養殖が盛んです。日本の三大金魚産地のひとつとして、金魚が楽しめるスポットがいくつもあります。そのため御書印にも、金魚の品評会などで使われる白い円形のホーローのたらいに金魚が泳いでいる様子をデザインしていただきました。
市を訪れた際は、少し歩きますが、金魚の養殖池や金魚資料館も味わい深いので、お時間があればぜひ足を延ばしてみてほしいです。
―― それでは続いて、砂川さんご自身とお店について教えてください。
私は本が好きで、本屋でアルバイトを始めたことがきっかけで書店員になりました。書店員歴は約20年です。
とほんは、2014年2月22日にオープンしました。新刊本を中心に雑貨も少し置いています。大切に持っていたくなる本、長く読み続けたくなる本、読んで良かったと思える本、そんな本を販売しております。
――「とほん」という名前がユニークですね。
「雑貨とほん」「大和郡山とほん」「人とほん」「町とほん」など、いろいろなものごとに「と、ほん」と繋がっていけたらと思い名づけました。
普段は、近所の常連の方から県外の方まで、さまざまな方が足を運んでくれています。最近印象に残っているのは、先日、90歳のおばあちゃんのちぎり絵展を開催したら、普段は年配の方はあまり来店されないのですが、おばあちゃんが大勢ご来店くださったこと。嬉しかったです。
―― 普段は店主としていろいろな方を迎えていますが、逆に、行ってみたい書店はありますか?
御書印に参加されている、利尻島の本庫屋書店さんに行ってみたいです。
―― それでは最後に、今記事をご覧の皆さんにメッセージをお願いします!
とほんでは、オリジナル雑誌やオリジナルトートバックも販売しています。奈良旅のおともにぜひ。
とほんの御書印をゲット! 次の書店もお楽しみに。