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  • [連載]御書印帖とめぐる日本の本屋:vol.6 ジュンク堂書店池袋本店(東京都豊島区)

    2020年10月11日
    本屋を歩く
    ほんのひきだし編集部
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    お参りの“証”として、訪れた神社・寺の名前、ご本尊の名前、お参りした日付などを墨で書き入れていただく「御朱印帳」。これをもじった、人と書店を結ぶ「御書印帖」というものがあるのをご存じでしょうか?

    御書印帖には、訪れた日付、書店員が選んだ本のタイトルや一節が記入され、最後に、書店ごとのオリジナル印が捺されます。

    この連載「御書印帖とめぐる日本の本屋」では、旅行記のように、津々浦々の“御書印店”を紹介していきます。初めての土地・書店を訪れるワクワク感、書店員さんとの交流をお楽しみください。

    「御書印」とは?
    御書印帖を持参すると、訪れた日付、書店員が選んだ本のタイトルや一節が記入され、最後に、書店ごとのオリジナル印が捺されます。
    御書印をもらう際に渡す200円ほどの「御書印代」は、その書店のサポートになります。
    市販の御朱印帳でも参加できますが、参加書店では「御書印帖」を数量限定で無料配布中。また、それとは別バージョンの「特装版 御書印帖」が、参加書店にて発売中です(一部店舗を除く)。

    ※全国の御書印参加書店はこちら 》「御書印プロジェクト」公式note

     

    今回訪れる書店

    ジュンク堂書店池袋本店
    ・1999年開店
    ・所在地:〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-15-5
    ・営業時間:10:00~22:00(御書印受付時間も同じ)
    ・電話番号:03-5956-6111

     

    副店長・人文書担当の森暁子さんに聞きました!

    ―― まずは、お店のある池袋について教えてください。

    池袋は昔から芸術家たちが集まり、創作をした地としてアートやカルチャーが根付いてきた土地です。劇場や映画館などの施設が多く、とりわけマンガやアニメなどのいわゆる「オタク文化」の聖地としても知られ、多様なカルチャーを生み出す文化都市として、区をあげて大規模再開発も行ない、今も成長し続けています。

    一方、学校が多く、閑静な住宅街や居心地のよい公園もあり、利便性と住みやすさを内包した街になっています。

    ―― では続いて、ジュンク堂書店池袋本店の紹介をお願いします。

    日本最大級の大きさを誇る、B1階から9階まで10フロア、2001坪の大型書店です。1999年に開店したので、少し前に20周年を迎えました。在庫数は約150万冊で、話題書はもちろんミニコミ誌や専門書まで、広く深く在庫をそろえています。

    1階入ってすぐの場所に「アカデミックタワー」「カルチャータワー」というユニークなタワーを設置し、それぞれのテーマにあった新刊話題書を展開することで、書籍から見える世界の「今」を多方面から感じていただけるようにしています。何か面白い本がないかと探しに来られた方から、研究に必要な本や資料を探しに来られた方まで、すべてのお客様に、必要な本と新しい発見がある書店を目指しています。お客様は、30代から60代の男性のご来店が多いです。

    ▼御書印の印影は、アカデミックタワーとカルチャータワーからなる通称「ツインタワー」。2019年8月の1階改装で登場した、ジュンク堂書店池袋本店のあらたな顔です。

    ―― ちなみに森副店長は、どんなきっかけで書店員になったんですか?

    私は今年で、書店員歴19年になります。読書も好きですが、書物自体に愛着があり、広く書籍について把握できる場所で働きたかったのが書店員になったきっかけです。

    ―― それでは最後に、これからジュンク堂書店池袋本店を訪れる方へメッセージをどうぞ!

    本棚を木に見立てると、当店にはたくさんの木があり、さながら本の森のようです。

    なかなか書店にきてゆっくりと棚を見て回るということはしにくい状況ではありますが、落ち着いたら森を散策するようにぜひ店内を回遊してみてください。たくさんのワクワクと、新しい発見があることをお約束します。


    ジュンク堂書店池袋本店の御書印をゲット! 池袋を終の棲家に選んだ江戸川乱歩の一節が書き入れられています。
    次の書店もお楽しみに。




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