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  • SIRUPインタビュー「クリエイティブ・パートナー つくり手たちのつながり方」:月刊koé JUNE 2020 – hotel koé tokyo

    2020年09月01日
    本屋を歩く
    hotel koé tokyo
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    創作の現場では、パートナーシップが大きな力を持つことがある。これまでにない新しい価値やニュアンスが生まれたり、ひとりでは到達できない高みに届いたり、つきあいが長くなればお互いの求めることが即座にわかったりする。でも、時には、意見が対立したり、盛り上がって過剰になったり、どうしても気分が乗らなかったり、ネガティブなシーンも生まれることがある。多くのトラックメーカー、シンガー、ラッパー、エンジニアとコラボレーションしてきたSIRUPさんに、クリエイティブなシーンにおけるパートナーシップの築き方について話を聴いた。

    ―― 音楽活動を始めたきっかけについて教えてください。

    昔から音楽は好きで、歌いたいっていうのはなんとなくずっと思っていました。きっかけでいうと、ラップしてた兄に背中を押されて人前で歌い出したのが始まりですね。

    ―― はじめるきっかけにお兄さんがいたんですね。他者に自分を引き出してもらうという意味では最初のコラボレーションと言えそうです。クリエイティブなシーンで他者とコラボレーションすることについてどう捉えていますか?

    あらゆる創作スタイルがあるので一概には言えないですが、あくまで自分にとっては共作、コラボレーションすることはとても重要ですね。ただ、コラボレーションすることが重要というよりも、お互いのやりたいこととか伝えたいことがあった上でそれをぶつけ合って、切磋琢磨した結果がコラボレーションという形になっている、というのが理想です。

    ―― 他者とコラボレーションすることの良い点はなんですか?

    自分だけでは見えてなかった領域に行ける可能性が、1人で作るより遥かに高いところです! そもそも人とのコミュニケーションが好きなので、コラボレーションする過程で相手と色々と会話したり音の中から汲み取ったりアイディアを出し合って、結果的に自分たちの想像を超えたものができた時に、1人では得られない達成感を感じますね。あとは、シンプルに見える世界が増えるので楽しいです!

    ―― 反対に、パートナーと組むことで問題が起こることはありますか?

    問題は全くないですが、人によって向き不向きがあるのかなとは思います。理解し合うのに時間がかかりますし、根気のいる作業も多いです。アーティストはみんな変化も早いので、瞬発力も必要だったりします。そういったことをポジティブに捉えられれば、楽しいことしかないですね!

    ―― お互いのタイミングが合うことが、音楽活動を続ける中で理想的なパートナーシップはどんな形でしょう?

    やっぱり純粋に友人としても最高の関係であることですかね。僕の場合はバンドメンバーがまさにそうで、ちゃんと意見を出し合えて、それをフラットな気持ちで受け入れられるし根底にはリスペクトがある、理想的なパートナーシップだと思ってます。

    ―― 今後、どんな相手とコラボレーションしてみたいですか?

    海外のアーティストとは積極的にやっていきたいですね! やっぱり生きてきた環境が圧倒的に違う人と一つの物を作るって最高なんですよね。パワーが違うというか。音楽って本当に共通言語だなと思うんですが、曲を作っていく中でその人との共通点が徐々に見つかっていく感覚とか、本当に楽しいです。

    ―― コラボレーションする相手とどうやってつながっていますか?

    海外のアーティストだと、割とSNSでやりとりしたりとか友達に繋げてもらったりということが多いですね。日本のアーティストだとそこまでは同じですが、その後に実際会ったり話したりして進めることが多いです。気になるアーティストとは、何か一緒に作ってみたいと常に思ってます!

    ―― ライヴやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。

    年末辺りに色々とやりたいなと準備してます。ライブの在り方も変わってきてるんで、徐々に僕らも慣れながら新しいスタイルを模索していければと思ってます。リリースもそうですが、マイペースにやりながら、来年はリスナーのみんなと一緒に楽しめるようなコンテンツ作りだったり、なにか新しい動きが出来ればと思ってます。

    ―― 最後に、新型コロナウイルス対応で様々なものの在り方が変わろうとしています。SIRUPさんのヴィジョンに変化はありましたか?

    自分の向かう先や、やっていくべき事についてのヴィジョンはむしろクリアになったのと、ミュージシャンの在り方と社会との関わり方とかも、改めて考えるいい機会になりました。
    自分のチームとの向き合い方やファンとの向き合い方も変わったので、これからそれを形にして行くことをやっていこうと思ってます! お楽しみに!

    SIRUP
    ラップと歌を自由に行き来するボーカルスタイルと、そして自身のルーツであるネオソウルやR&BにゴスペルとHIPHOPを融合した、ジャンルにとらわれず洗練されたサウンドで誰もがFEEL GOODとなれる音楽を発信している。
    人々の心に寄り添い、本質的に突き刺さるリリックとメッセージは、SIRUPのその声に傾けられた耳を惹きつけ、離さない。
    7月にはUKのプロデューサーROMderfulとコラボした最新シングル「Online feat. ROMderful」をリリース。

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    月刊koé JUNE 2020
    EDITOR IN CHIEF
    有地 和毅 ARUCHI KAZUKI
    ART DIRECTOR
    イケダマサヤ IKEDA MASAYA(DEGICO)
    DESK
    武田 建悟 TAKEDA KENGO
    DESIGNER
    弓田 雄貴 YUMITA YUKI(DEGICO)
    EDITOR
    西條 陽香 SAIJO HARUKA
    PROJECT MANAGER
    中谷 琢弥 NAKATANI TAKUYA(DEGICO)
    EDITOR
    浅野 有紀 ASANO YUKI
    PUBLISHER
    岩見 俊介 IWAMI SHUNSUKE




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