『火花』『一〇三歳~』はどこまで売り上げを伸ばすのか?他にも注目銘柄は出てくるか!?今週の総合ランキングトップ10!

2015年07月09日
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仕入窓口のさっかー小僧(日販 仕入部)
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こんにちは!7月に入りましたが、雨ばかりでなかなかすっきりしない毎日です。さて、先週は月間ベストセラーと同タイミングだったため週間ベストセラーは1週お休みしましたが、その間店頭には『火花』や『教団X』といった注目銘柄の重版が続々と並びました。果たして売れ行きはどうだったのか?

ということで、ランキングどん!

順位 書名 著者
1 火花 又吉直樹
2 一〇三歳になってわかったこと 篠田桃紅
3 NARUTO暁秘伝 岸本斉史
4 絶歌 元少年A
5 家族という病 下重暁子
6 オーバーロード (9) 丸山くがね
7 教団X 中村文則
8 聞くだけで自律神経が整うCDブック 小林弘幸
9 ラプラスの魔女 東野圭吾
10 ダィテス領攻防記 (5) 牧原のどか

なんと『火花』が三週連続首位を獲得しました!

火花
著者:又吉直樹
発売日:2015年03月
発行所:文藝春秋
価格:1,296円(税込)
ISBNコード:9784163902302

(日販 オープンネットワークWIN調べ)

重版ができあがり、品切れになっていたお店にも商品が補充されたことで、再び売り上げが伸びております。累計発行部数も50万部を突破し、留まるところを知りません。また、来週の7月16日(木)には第153回芥川賞の選考会も開催されます。候補作へのノミネートが発表された時点で大変話題になった本作、おそらく受賞してもしなくてもニュースになるでしょう。まだ読んでいない方は今が買いどきですよ!

 

第7位には、「アメトーーク!」読書芸人特集でブレイクした中村文則さんの『教団X』がランクイン。『火花』同様、重版分が書店に届いたことでさらに売上が伸びております。でも、この勢いだとまたすぐに品切れになってしまうかもしれません。

教団X
著者:中村文則
発売日:2014年12月
発行所:集英社
価格:1,944円(税込)
ISBNコード:9784087715903

(日販 オープンネットワークWIN調べ)

(日販 オープンネットワークWIN調べ)

 

 

仕入窓口が注目する、今週の一冊

今週はランキングには絡んでいないものの、私が読んで面白かった一冊を紹介します。『佐治敬三と開高健 最強のふたり』です。

佐治敬三と開高健
著者:北康利
発売日:2015年07月
発行所:講談社
価格:1,944円(税込)
ISBNコード:9784062186124

寿屋(現サントリーホールディングス株式会社)2代目社長である佐治敬三と、寿屋社員で後に芥川賞作家となる開高健の、主従を超えた友情を描いた一冊です。

もう、序章からぐいぐい引き込まれましたよ。冒頭、開高健がベトナム戦争の従軍記者としてジャングルで南ベトナム解放民族戦線に追われるところからストーリーが始まるのですが、ベトナム戦争のシーンでは戦地の生々しさが伝わってきます。

また、昔から「広告のサントリー」と言われていましたが、この本を読んで納得しました。開高健はもちろんですが、他にも山口瞳や柳原良平など、まさに綺羅星の如き傑物が寿屋宣伝部に、しかも同じ時代に在籍していたこと、それら傑物を「やってみなはれ!」のひと言で支えた敬三、どちらが欠けていても今のサントリーはなかったのではないかと思います。

戦後間もない激動の時代を生きてきた“漢”たちの熱き魂と友情が感じられる一冊です。角ハイボールやトリスハイボールを飲みながら読むと、本もお酒もより一層おいしく味わえます!

それではまた~。

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