• 今や28万部を突破!『応仁の乱』を読んでいるのは、どんな人たちなのか?

    2017年03月24日
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    古幡瑞穂(日販 販売企画部)
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    応仁の乱
    著者:呉座勇一
    発売日:2016年10月
    発行所:中央公論新社
    価格:972円(税込)
    ISBNコード:9784121024015

    「京都人にとって『先の戦争』といえば、第一次大戦でも第二次大戦でもなく、応仁の乱のことを指す」という都市伝説があるそうです。それほどにメジャーな戦だと思っていた「応仁の乱」が、実は地味で、かつ難しいものだったということが最近話題になっています。

    このきっかけになったのが、中公新書の『応仁の乱』。新書、そして歴史物という渋いジャンルから大ベストセラーにまでなった軌跡を振り返り、読者を分析してみたいと思います。

    『応仁の乱』は、2016年10月発売の新刊です。テーマの渋さにもかかわらず、いきなり売上が沸騰! 11月上旬にはたちまち重版が投入されて、ベストセラーの仲間入りを果たしました。

    その後も勢いはとどまることなく、2月下旬から再爆発中です。

    『応仁の乱』がここまで話題になったのには、研究書が圧倒的に少なかったという背景があるようです。

    確かに書誌データを検索してみても、確かにそのものズバリ「応仁の乱」とタイトルに入った書籍はほとんどありません。逆にこの作品の影響か、ここからの出版予定が急増しているのが出版業界らしいところです……。

    それでもなお、このブレイクには謎が残ります。

    もっとも強く読者の背中を押したのは、この広告でした。

    ▼2016年年末に朝日新聞に掲載された広告

    地味すぎる・かえって残念・わざわざ……と、広告ではなかなかお見かけしない自虐的なキーワードがネット民の心を捉えたようです。

    ここで「あっという間に7.8万部」と書かれている刷り部数は、今や28万部を突破したとのこと。

    さて、この『応仁の乱』を読んでいる人はどういった方々なのでしょうか?


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