• 第33回向田邦子賞授賞式 開催

    2015年06月11日
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    向田邦子賞委員会・東京ニュース通信社は6月2日、東京・帝国ホテルにて第33回向田邦子賞の授賞式を開催した。

    向田邦子賞とは、故・向田邦子さんがテレビドラマの脚本家として、数々の作品を世に送り出し活躍してきた功績を讃え、現在のテレビ界を支える優秀な脚本作家に贈られる賞として、1982年に制定されたものです。(出典:東京ニュース通信社)

    今回の受賞者は、劇団「五反田団」を主宰し、作家(2009年に『夏の水の半魚人』で三島由紀夫賞を受賞)、役者としても活躍する前田司郎氏。「プレミアムよるドラマ 徒歩7分」(NHKBSプレミアム・2015年1月6日~2月24日放送)の脚本が受賞作品となった。

    向田邦子賞は受賞作品の出演者がお祝いに駆けつけるのが恒例になっている。この日も、「徒歩7分」に出演した田中麗奈さん、石野真子さんをはじめ、綺羅星のごときスターたちが来場した。

    はじめに、選考委員を代表して池端俊策氏が「受賞作はセリフで読ませる脚本。人間関係をセリフで構築し、それをセリフで壊していく。人間が生きていく様をセリフでおもしろおかしく綴っている。非常に現代的で審査員全員、感動した。セリフが上手だった向田さんの作風を考えても、前田さんの受賞がふさわしい」と選考経過を述べた。

    続いて、大石静選考委員から賞状が、主催の東京ニュース通信社・奥山社長より本賞の特製万年筆と副賞の300万円が贈られた。

    受賞の前田氏は「小学生の時から隠れて小説を書いていた。中学、高校と一人で書いていたから、友達ができなかった。ある日、小劇場の芝居を見て戯曲を書き始め、今はシナリオも書いている。今日はたくさんの友達が来てくれてうれしい。芝居を始めた時は、根拠もないのになぜかすごく自信があって、自分は書けるんだと思ってずっと書いていた。やがて賞をもらい、みんなからチヤホヤされるうち、ある日突然書けなくなってしまった。受賞によって根拠のない自信に根拠が出てきてしまい、書きたいから書いていたのが、みんなに褒めてもらいたくて書こうとするようになってしまったからだと思う。これはヤバいなと、その根拠を捨て、スランプを脱した時に書いたのが『徒歩7分』だった。だからこの作品で賞をいただけたのはすごくうれしい。しかし、この賞を自信の拠りどころにしてはいけないと思っている。今日だけははしゃいで、賞金も持って帰る。でも明日になったら、賞をいただいたことは忘れて、自分のおもしろいと思うものを書き続けていきたい」と笑顔で語った。

    この後、受賞作の演出家・中島由貴氏から祝辞、主演の田中麗奈さんをはじめ出演者一人ひとりから心温まるお祝いのメッセージが贈られた。

    前田氏と出演者の皆さん

     

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