直木賞作家 車谷長吉さんが逝去

2015年05月19日
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古幡瑞穂(日販 販売企画G)
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5月17日、作家の車谷長吉さんが御年69歳で逝去されました。生々しいほどの生活描写が印象的だった『赤目四十八瀧心中未遂』で直木賞を受賞。「最後の私小説作家」とも言われた作家でした。

 

車谷長吉さんが執筆された本のうち直近2年間で多く読まれた作品はこちらです。

妖談 文藝春秋
人生の救い 朝日新聞出版
赤目四十八瀧心中未遂 文藝春秋
塩壷の匙 新潮社
世界一周恐怖航海記 文藝春秋

 

何点か注目作品を紹介していきます。

 

まず絶対忘れてはならないのが『赤目四十八瀧心中未遂』。芥川賞を受賞した名実共の代表作と言える1冊です。逝去のニュース後、売上急上昇中です。

赤目四十八瀧心中未遂
著者:車谷長吉
発売日:2001年02月
発行所:文藝春秋
価格:594円(税込)
ISBNコード:9784167654016

 

車谷さんの実質的デビュー作と言えるのが『塩壷の匙』です。初期作品集で、文庫化も1995年という古い作品ですが、『赤目四十八瀧心中未遂』と並んで読み継がれています。

塩壷の匙
著者:車谷長吉
発売日:1995年11月
発行所:新潮社
価格:594円(税込)
ISBNコード:9784101385112

 

車谷さんは人生相談コーナーでも人気を博しました。『車谷長吉の人生相談 人生の救い』は、新聞に投稿された身の上相談に著者が答えたもの。「がんばれ」「いつかどうなる」といったよくありがちな回答は多分ありません。なぜ車谷さんにこの相談コーナーを頼んだんだろう、そのアイデアと英断に拍手してしまいそうです。

人生の救い
著者:車谷長吉
発売日:2012年12月
発行所:朝日新聞出版
価格:648円(税込)
ISBNコード:9784022646934

[BOOKデータベースより]
新聞連載時より話題沸騰!“最後の文士”にして“反時代的毒虫”たる著者が、老若男女からの投稿による身の上相談に答える。妻子ある教師の「教え子の女子高生が恋しい」、主婦の「義父母を看取るのが苦しい」…これら切実な問いに著者が突きつける回答とは。

 

もともと比較的高い年齢層にファンの多い作家さんでしたが、生き様や発言に「格好いい!」と共感する若い読者も増えてきているようです。

 

味わい深い車谷さんの回答に読み進める手が止まらなくなったら、さらに人柄を知りたくなるもの。車谷さんは、エッセイも執筆されています。こちらの2冊もぜひ読んでみてください。

 

世界一周恐怖航海記
著者:車谷長吉
発売日:2010年04月
発行所:文藝春秋
価格:566円(税込)
ISBNコード:9784167654078

[日販MARCより]
車谷長吉、60歳にして初の日本脱出! ヴェトナム、南アフリカ、ブラジル、イースター島、パプアニューギニア…。未知の世界で見聞き、体験した「恐怖の」航海記。『文学界』連載に大幅加筆して単行本化。

 

人生の四苦八苦
著者:車谷長吉
発売日:2011年04月
発行所:新書館
価格:1,728円(税込)
ISBNコード:9784403211041

[日販MARCより]
詩や小説を書くことは、救済の装置であると同時に一つの悪である…。私小説の鬼が、自らの人生、車谷文学の秘密、強迫性障碍を赤裸々に語る。「世界一周恐怖航海記」の顛末や最新エッセイも収録。

作品に触れたことのない方も、まだ読んでいない作品がある方も、この機会に車谷作品を見直してみませんか?

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