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2月24日に発売された「TVBros.」2016年2月27日号にて、人気アニメ「おそ松さん」の6つ子一人ひとりが全国6パターンの表紙を飾るという “6つ子ジャック” が行われました。
通常版の5誌(関東版・関西版・中部版・九州版・北海道版)に加え、特別版(関東版増刊)が発行されたくだんの「TVBros.」ですが、結局誰が表紙のものがよく売れたのか気になりませんか? ほんのひきだし編集部が全国書店のPOSデータをもとに、売れ行きを比較してみました。
まずは、どの地域をどのキャラクターが担当していたのかをおさらいしておきましょう。関東版は「おそ松」、関西版は「カラ松」、中部版は「チョロ松」、九州版は「一松」、北海道版は「トド松」、特別版(関東版増刊)は「十四松」となっており、とんこつラーメンやたこ焼き、金のしゃちほこなど、それぞれが地域を象徴するものを手にしています。
それぞれの地域版で発行部数には差があるため、今回は発売後7日間の「売上率」で比較することにしました。ちなみに人気投票ランキングを運営しているWEBサイト「アニテン」によれば、キャラクターの人気ランキングは【一松・カラ松・トド松・十四松・おそ松・チョロ松】の順になっているようです(3月11日/第43回投票結果より)。
それではさっそく、それぞれの売上率の推移を見てみましょう(クリックすると新規ウインドウで開きます)。
発売1日目は関西版(カラ松)、特別版(十四松)、関東版(おそ松)の順。その後3日目、5日目も関西版がトップを独走し、7日目を迎えた時点でほぼ完売となっています。第2位には、発売1日目に第5位だった九州版(一松)が3日目以降ぐんぐん売上率を伸ばしてゴール。次いで特別版(十四松)、関東版(おそ松)、中部版(チョロ松)、北海道版(トド松)の順となっています。
ここで疑問に思うのが、「普段はどのくらいのペースで売れているのか?」ということです。直近6冊の平均と比較してみました。特別版は比較対象のデータがないので、十四松はお留守番です。
縦軸は「TVBros.」2月27日号と直近6冊の平均売上率とのポイント差です(つまり売上率の推移が全く同じだった場合は、折れ線グラフは水平線を這うような形になります)。
北海道版(トド松)以外はいずれも直近6冊の平均を上回っていますが、カーブを見る限りやはり関西版(カラ松)と九州版(一松)が群を抜いて売れています。「表紙がおそ松さんシリーズで刷られたことの効果」を比較・評価すると、先ほどの売上率の順位と同じになりました。
ということで「TVBros.は誰の号が一番売れたのか?」の結果は、第1位がカラ松、次点が一松となりました。
12月から2クール連続で放送中のTVアニメ「おそ松さん」は、グッズ展開だけでなくアニメ誌各誌で相次いで付録がついたり、侍ジャパンやAdobeなど意外なコンテンツとコラボレーションしたりと、ますます活動の幅を広げています。実はまだ見たことがないという方は、今からでもぜひチェックしてみてください。
なお現在、DVDが「第2松」まで発売されているほか、「月刊YOU」(集英社)ではコミカライズの連載もスタート、オリジナルノベライズの発売も決定しています。