• 全“夫”必読!妻の「勝手にすれば」の本音とは?脳科学者が教える『妻のトリセツ』

    2018年11月14日
    くらす
    ほんのひきだし編集部
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    妻のトリセツ
    著者:黒川伊保子
    発売日:2018年10月
    発行所:講談社
    価格:864円(税込)
    ISBNコード:9784065133392

    理不尽な妻との上手な付き合い方 【取扱注意】※家では絶対に読まないでください。

    と帯に書かれたこの本。脳科学、人工知能の研究者の女性が書いた「妻の怒り」への解説と対処法が書かれた1冊です。

    こっそり読むように推奨されていますが、女性目線だと、むしろ目につくように読んだほうが妻は喜ぶはずです。その理由、分かりますか?

    なんとなく理解できるという男性は、たぶん大丈夫。奥さんの気持ちをよく理解して、円満な家庭を保てる才能を持っているはず。

    分からない、なぜ?と思った男性は要注意。「妻が理解できない」「すぐキレられるから会話できない」という険悪な夫婦関係がすぐそこに控えていることが想像できます。それって、女性の本質を全然分かっていないからです。

    よく、喧嘩のときに妻の口から出てくる以下の言葉、そのままの意味で受け取っていませんか? あなたは何個正しく理解できるでしょうか。

    ・「あっち行って!」
    ⇒(訳)あなたのせいでめちゃめちゃ傷ついたの。ちゃんと謝って、慰めて!

    ・「勝手にすれば」

    ⇒(訳)勝手になんかしたら許さないよ。私の言うことをちゃんと聞いて。「好きにすれば」は同義語。

    ・「自分でやるからいい」

    ⇒(訳)察してやってよ。察する気がないのは愛がないってことだね。

    ・「どうしてそうなの?」

    ⇒(訳)理由なんて聞いていない。あなたの言動で、私は傷ついているの。

    ・「なんでもない」

    ⇒(訳)私、怒ってるんですけど? 私、泣いてるんですけど? 放っておく気なの?

    ・「一人にして」

    ⇒(訳)この状況で本当に一人にしたら、絶対に許さない。

    ・「みんな私が悪いんだよね」

    ⇒(訳)えっ? それって私が悪いの? 私のせいなの? あなたのせいでしょ。

    ・「やらなくていいよ」

    ⇒(訳)そんなに嫌そうにやるならもう結構。私はあなたの何倍も家事してますけどね。

    ・「理屈じゃないの」

    ⇒(訳)正論はもうたくさん。「愛してるから、君の言う通りでいい」って言いなさい。

    ・「別れる」

    ⇒(訳)ここは引けないの。あなたから謝って!

    もしかして、1つも正解できなかった……という方がいてもおかしくないかもしれません。

    やって欲しいことがあるなら素直に言えばいいじゃないか、と考えるのが男性の脳。察してくれるくらい構ってくれるのが愛だと考えるのが女性の脳、なんですね。

    それは遺伝子に刷り込まれた女性の“種の生存本能”からきています。長い歴史の間、自分と自分の子を生き残らせるために夫に一番大事にしてもらうというのは妻にとって重要なことでした。

    だからこそ、もし夫が『妻のトリセツ』なんて本を持っていたら、怒るどころか「私のことを理解するためにそこまで努力してくれたのか」と感激し、涙する女性はいてもキレる人はいないでしょう。

    男性からすると、何でもかんでも察して合わせて譲歩してあげないといけないのかとウンザリしてしまうかもしれませんが、大丈夫。

    というのも、この本1冊で夫婦生活で考えられる「夫が理解できない妻の怒り」のほとんどが網羅されているからです。個人差はあるので、100%理解できるとは言えないけれど、「女性の怒り」については80~90%くらい把握できるようになるのではないかと思います。

    実は、女性を理解するのはそんなに難しくありません。たとえば、女性からオチのない話を聞かされることに苦痛を感じている男性は多いと思いますが、

    男性脳には意味のないこれらの会話は、実は女性脳にとって大きな意味を持つ。
    (中略)
    共感は女性脳にとって知的行為の核でもある。先述したが、女性脳は、体験データ(記憶)に感情の見出しがついているので、ある感情が起こったとき、その感情の見出しをフックにして、類似の体験データの数々が、芋づる式に一瞬で引き出される。
    (中略)
    つまり、女友達が、「階段でつまづいて、転びそうになった怖さ」に共感すれば、自分が同じようなつま先の細いパンプスを履いて駅の階段を下りるときには、無意識のうちに手すりのわきを行くことになる。オチのない話が、明日の自分を救うのだ。男たちの言う「女の無駄話」が、子どもたちを危機から救い、夫の将来の介護に役立つ。女の会話に「無駄話」はないのだ。

    男性脳なら「危ない靴を履かない」で終わってしまうでしょうが、他人の体験談を聞いて脳にストックしておき、将来自分の身に近いことが起きたら瞬時に応用できるのが女性脳。世間話は「知のプレゼント」の交換だというのです。

    専門家にそう解説されると、“オチのない話”が無駄に思えなくなってくるから不思議なものです。その価値がわかれば、妻の話も聞きやすくなるはず。

    他にも、「妊娠、授乳、育児期の妻が変わってしまった理由と対処法」「怒らせてしまった妻の怒りのほぐし方」「地雷を踏むセリフ集」「妻と主張が合わない時に自分の提案を気持ちよく通す方法」など、知っているのといないのとでは、夫婦生活の快適度が200%くらい違いそうな解説が詰まっています。

    この本は全男性が読んだほうが良いかもしれません。少なくとも、将来離婚したくない男性や妻と円満に暮らしたいと考える男性なら必読でしょう。

    役所で婚姻届を出すときに、「妻のトリセツ」そして「夫のトリセツ」も配布してくれたらと願ってやみません。

    妻のトリセツ
    著者:黒川伊保子
    発売日:2018年10月
    発行所:講談社
    価格:864円(税込)
    ISBNコード:9784065133392

    【本書の内容から】
    ・妻の不機嫌や怒りの理由を、むやみに解明しない
    ・妻は夫に問題解決を求めていない
    ・妻は夫に共感してもらいたいだけ
    ・地雷を避ける、会話の“黄金ルール”
    ・「おうむ返し」で共感のフリをしよう
    ・事実の否定は、心を肯定してから
    ・妻を絶望させるセリフ集
    ・夫には見えていない家事がある
    ・「~っぱなし問題」を放置するな
    ・直感で決める妻、比較検討で選びたい夫の妥協点
    ・メールせよ!「今、小田原通過。満席」
    ・記念日を軽んじてはいけない
    ・されど記念日の“サプライズ”は逆効果
    ・「心と裏腹な妻の言葉」の翻訳集


    ※本記事は、講談社BOOK倶楽部に2018年11月5日に掲載されたものです。
    ※この記事の内容は掲載当時のものです。




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