• なぜ“ねこ”と暮らすと幸せになれるのか?に具体的に答える「ねこ啓発書」

    2018年09月27日
    くらす
    日販 ほんのひきだし編集部「日販通信」担当
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    昨今の「ねこブーム」を反映し、書店でも、写真集、エッセイなどさまざまなジャンルの「ねこの本」が店頭をにぎわせています。

    そんな中、自己啓発ならぬ“ねこ啓発”という言葉を打ち出し、22刷8万部と多くの読者の支持を集めているのが、今回紹介する『幸せになりたければねこと暮らしなさい』。ねこはただ「かわいい」だけの存在ではなく、人に健康や自信、成功などの「幸せ」をもたらす存在だということを解き明かし、多くのねこ好きの共感を呼んでいます。

    そんな異色の「ねこ本」である本書の魅力はどこにあるのでしょうか。編集を担当した自由国民社の竹内さんと営業担当の横井さんに、本書についてくわしくお話を伺いました。

    幸せになりたければねこと暮らしなさい
    著者:樺木宏 かばきみなこ
    発売日:2016年12月
    発行所:自由国民社
    価格:1,404円(税込)
    ISBNコード:9784426121822

     

    今回取材にご協力いただいた方

    (左から)
    自由国民社 取締役編集局長 竹内尚志さん
    同 営業部 書店販促課 主任 横井奈美さん

     

    ねこと暮らすことで人生が好転!?本邦初の「ねこ啓発」書

    ――本書は帯に「ねこ啓発書」と謳われていますね。耳慣れない言葉ですが、どういう意味が込められているのでしょうか。

    竹内 いわば「自分自身を成長させて幸せになる方法」が書かれている自己啓発書を、ねこをテーマに作ったらおもしろいのではないかと、著者とは企画当初から話し合っていました。樺木さんは普段は本の話ばかりしているのですが、飲むと必ずねこの話になるんです。「それならねこの本を書いてくださいよ」とお願いしたのが本書をつくったきっかけです

    ――著者の樺木宏さんは、出版コンサルタントだそうですね。

    竹内 はい。著者としての出版は本書が初めてですが、これまでも本の企画を立てたり、著者を紹介してくれたりという仕事上のお付き合いがありました。

    「ねこ啓発」というパロディも、著者が出版コンサルタントだからこそ生まれたアイデア。見出しも、「人生で大切なことはすべてねこが教えてくれる」「なぜ、『ねこ』は健康にいいのか?」「一流の人は、なぜねこと暮らすのか?」など、ベストセラーのタイトルをもじったものが多いんです。「わかる人にはわかる」というネタかもしれませんが、そういった著者ならではの“遊び”も入れています。

     

    ねこと暮らすとなぜ幸せになれるのか

    ――本書には、アニマルセラピーの実例やねこと触れ合うことで分泌されるホルモンの効果、メンタルに及ぼす好影響など、「なぜねこと暮らすと幸せになれるのか」が豊富な事例や科学的な根拠とともに書かれています。

    竹内 この本をつくるにあたっては、ただ「ねこはかわいい」というのではなくて、タイトルに耐えうる客観的な内容にしたいという狙いがありました。著者は仕事柄、非常に多くの本を読んでいます。特にアメリカのビジネス書や脳科学はもともと関心をお持ちのテーマなので、この本にも最新の知見が取り入れられています。

    たとえばねこと暮らすことで私たちが癒されるのは、3つの「幸せホルモン」が関係しているから。ねこを撫でると手のひらから脳に刺激がいき、「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌されます。そのオキシトシンは、心を安定させる神経伝達物質セロトニンの分泌を促します。これらにはストレスホルモンを抑制する効果もあるため、ねことのスキンシップは人間を心身ともに癒してくれるのです。

    ほかにも、自由気ままなねこの姿から自分らしさを取り戻したり、社会生活を送る上でのヒントを与えられたりと、ねこは私たちにさまざまな成長をもたらしてくれます。『幸せになりたければねこと暮らしなさい』というタイトルは少し上から目線に感じられるかもしれませんが、メインテーマは、「猫との暮らしは、あなたにこんな好影響をもたらしますよ」ということなんです。

    ――そういった内容が具体的に解説されているので、ねこと接することで自分の内面にどのような変化が起きるのか、思い描きながら読むことができて新鮮でした。

    竹内 「ねこと暮らす良さ」について、本書のように分析的に論じた本はいままでなかったと思うんです。ねこの魅力を頭で理解する必要はないのかもしれないですが(笑)、「だから自分はねこが好きなんだ」「確かにねこと暮らしていてよかったな」と納得できるのは一つの快感ですよね。

    この本は発売直後から跳ねたというよりは、だんだんと部数を伸ばしてきたのですが、それも「これまでなかった新しい本」ということの裏返しだと思っています。ねこ好きの方にとってもこれまでに読んだことのない内容だったことで、多くの方に興味を持っていただけているのではないでしょうか。

     

    “ねこの保護活動”は著者のライフワーク

    ――著者の樺木さんは、7匹の保護ねこと暮らしていると書かれていますね。

    竹内 昨今は特にねこブームといわれていて、ねこがメディアにもたくさん取り上げられていますが、そんな中でも年間8万匹というねこが殺処分されている現実があります。樺木さんはねこの保護活動にも熱心に取り組んでいて、ねこを飼う際は、できればペットショップで買うのではなく保護団体などから引き取ってくださいと本書でも打ち出しています。まさにいまの時代に即した、ねこのことを一番大事に考えているからこその提案ではないでしょうか。

    本書の監修者であるかばきみちこさんは著者の奥様で、ねこの保護活動についてかなりのキャリアがある方。子ねこの育て方を教えるWebサイト「知識ゼロからのねことの暮らし方 ねころん」を開設し、無料で相談にも応じています。樺木さんは以前は犬派だったそうですが、奥様に感化されて、いまでは奥様と同じくらいのねこ好き。ねこの魅力やともに暮らす喜びを語るには、ぴったりのご夫婦なんです。

    横井 「ただかわいいから」という軽い気持ちだけでは飼いきれないですし、ねこも長寿になって20年近く生きるといわれています。本書には、最期まで寄り添う覚悟を持っていただきたいという気持ちも詰まっています。

    ――ねこに好かれるための方法や飼い方のポイントまで、「ねことの上手なつきあいかた」についても1章を使って書かれていますね。

    竹内 タイトルからしてこれからねこを飼う人を意識した本ですので、そうした方への想定問答の形で作っています。ただかわいがるだけではねこは幸せになれないので、「ねこも人も幸せ」になるための啓蒙に役立てればいいなと思います。

    ▼本書内に収録の写真は、ねこたちの「自宅だからこその自然体の表情」を撮るため、すべて著者の樺木さんが撮影。POPや拡材にも使用され、店頭でもそのかわいらしさに目を奪われる人続出です。

    >>次ページ:シリーズ第2弾は「ねこと働く」がテーマの“ビジネス書”




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