• 考えすぎて前に進めない……。悩みによく効く『シンプルに考える』(後編)

    2015年12月30日
    知る・学ぶ
    日販 リノベーショングループ 碇
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    前回ご紹介したように(前回の記事はこちら)、『シンプルに考える』(森川亮/ダイヤモンド社)の内容に共感した私。その話を実際に会社の人に伝えていただくため、講演会をしていただきました。今回は本のご紹介を踏まえながら、講演会の内容をお伝えします!

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    最も重要なポイントは「本質」を考えること

    私たちや世の中にとって“よいもの”とは一体何なのでしょうか?その答えは「私たち(ユーザー)の求めるもの」です。この本では、求める人の数が多いほどよりよいと定義しました。

    また、私たちが“よいもの”を生み出すには何が必要なのでしょうか?それは「“よいもの”を生み出すためだけに全力を尽くすこと」だと考えています。

    どんなことでもいい。人々が求めているものを与えることができる人は、どんな時代になっても生きていくことができる。それが、ビジネスのたったひとつの原則だと思うのです。

     

    大多数の人が、時として「本質」を見失う

    「技術を追求する」
    「よりよい収入を求める」
    「あらゆる情報を収集し蓄積している」

    それ自体はよいことです。しかし本質を見失うと、次のようになりがちです。

    「素晴らしい技術を持っているが、使いみちがない」
    「今の評価に満足しているから、これ以上は頑張らなくていい」
    「どれも重要に思えて、捨てられない」

    本質とは、生み出そうとしているものの価値そのものです。「本質」という言葉が難しければ、「そもそも何のためにしているのか?」を考えるとよいでしょう。前述の3つの例について、「では、そもそも何がしたいのか」を考えてみましょう。

     

    講演会で出た質問は?

    社員からはこのような質問が出てきました。「日本の出版業界の現状に対してどう思いますか?」「“ユーザーの求めるもの”とあるが、どのようにお客様を設定していますか?」「失敗した人は切り捨てられてしまうのでしょうか?」

    これに対して、「では出版とは何か?」「何のためにお客様を設定するのか?」「失敗とは何か?」と、森川さんは私たちに本質を問いました。

    「出版を『今まで世の中になかったものを世の中に出すこと』と定義するなら、世の中に出ていないものは、まだたくさんあります。紙にアウトプットすることだけが出版ではない。出版することで人々に何を与えるのかが大切だと私は思います」「『もうだめかもしれない』と思ったときこそ、本質を考えて行動する大きなチャンスです」

    「できるだけ多くの人が必要とするもの、本質的で普遍的なものを具現化した方がマーケットが大きい。つまり多くの人を幸せにできるということです」

    「私は、ただ単に『失敗した』という事実だけでチャンスを奪うことはありません」「例えば、自転車に乗る練習をして転ぶのは“いい失敗”。積み重ねることで、いずれ乗れるようになるからです。最も悪い失敗は、何もやらずに失敗することです」「事業がうまくいくかどうかも、たくさんの人に応援されるかどうかが鍵だと思います」

    森川さんが大胆さと堅実さを併せ持っているのは、「本質は何か」を考え抜いて自分なりの答えを持っているからだと改めて思った講演会でした。

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