• 空海は“ケタ外れ”の天才だった!?眠れないほど面白い、その生涯とは

    2019年02月22日
    知る・学ぶ
    日販 ほんのひきだし編集部 川下
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    1200年前に真言宗を開いた、実在の人物・空海(弘法大師)。

    多くの伝説が残されていることでも知られていますが、実は彼の前半生は無名であり、私生活は青年時代から入滅までほとんど伝えられていません。

    彼の実像については「とらえどころがない」「世の中を自在に操る才能を持っていた」「妖艶で脂ぎっていて虚空そのものであるような存在(!)」など多くの言説が飛び交っていますが、一体どんな人物だったのでしょうか。

     

    空海はもともと官僚を目指していた

    讃岐国(現在の香川県)に生まれた空海は、地方官家系の父と学者家系の母を持ち、生まれつき暗記力や語学力がずばぬけていました。5歳ごろから漢学を学び、周囲からは神童と呼ばれることもあったといいます。

    18歳になると貴族の子弟しか入れない大学へ行き官僚を目指しますが、教育内容に満足できず、独学で色んな知識を驚くべき速さで吸収していきます。僧になることを目指したきっかけは、在学中に出会ったある沙門(出家して仏道修行をする人)との出会いでした。

    仏教に目覚めた空海は、密教の「虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)」という、普通なら気の遠くなるほど時間のかかる秘法をスピーディーに身につけ、19歳で厳しい山林修行へと旅立ちます。

     

    過酷な修行と強烈な神秘体験

    空海は山中をかけめぐるさなか、土佐国(現在の高知県)の岬近くにある洞窟にたどり着きました(その洞窟からは広大な空と海しか見えず、このときに「空海」という法名が浮かんだといいます)。

    洞窟内に座して真言を1日1万遍、100日間かけて100万遍唱えるという苦行を続けているうちに、空海はあらゆる霊的存在を瞬間的に知覚し、数々の怪異現象を経験するようになりました。

    そしてある日の夜明け、強烈な神秘体験をすることになります。明星が東の空に姿をあらわしたかと思うと、空海に向かって飛んできて、彼の体をその光で包み込んだのです(空海の口から体内に入っていったという説もあります)。

    この神秘体験をきっかけに空海はより一層仏教へのめり込み、彼の「出家宣言」の書とされる『三教指帰』を書き上げることになります。

     

    謎に包まれた、天才・空海の一生

    このあと空海は中国で学んだ密教の教えをもとに真言宗を開くことになりますが、その間にも数々のエピソードを残しました。

    遣唐使として派遣されたときには、暴風雨に見舞われて4つの船のうち2つが行方不明になり、空海の船も漂流してしまいます。ところが空海は「わたしが乗っている以上、この船は必ず唐にたどり着く」と信じ、実際に1か月後に中国へ流れ着きました。

    また天台宗を開いた最澄との交流や決別など、多くの人々とのドラマチックなエピソードもあります。

    もっと空海のことを知りたい人は『眠れないほど面白い 空海の生涯』を読んでみてください。

    累計40万部を突破した『眠れないほど面白い「古事記」』など、隠れたベストセラーを次々と生み出している由良弥生さんが、多くの謎に包まれている空海の生涯と、彼が生きた時代を渾身の力で描いた一冊です。

    眠れないほど面白い空海の生涯
    著者:由良弥生
    発売日:2019年02月
    発行所:三笠書房
    価格:1,058円(税込)
    ISBNコード:9784837968856

    弘法大師と呼ばれ、死後も永く信仰されている伝説の高僧・空海。

    その足跡を辿っていくと、世界の真理を明らかにするために仏教に邁進した一人の人間の姿が見えてきます。ぜひ、その生き様に触れてみてください。




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