• 手足を動かすことで、数学が身近なものに!『北欧式 眠くならない数学の本』作品ガイド

    2018年08月30日
    知る・学ぶ
    日販 ほんのひきだし編集部「新刊展望」担当
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    「数学はつまらない」「数字を見ると眠くなる」……。数学に対してそんな印象を抱いている人は、多いのではないでしょうか? そんな人にもぴったりの、その名も『北欧式 眠くならない数学の本』が三省堂より発売され、話題となっています。

    本書は、公式を覚えるのではなく、自分の手足を動かして数の世界のおもしろさに触れられることから、北欧でロングセラーとなっている一冊。スウェーデンを代表する絵本作家による図解が、読者を身近なところから数の世界に連れて行ってくれます。

    そんな、小学校高学年から大人までが楽しめる本書について、編集を担当した三省堂一般書出版部の樋口真理さんに、文章を寄せていただきました。

    北欧式眠くならない数学の本
    著者:クリスティン・ダール スヴェン・ノードクヴィスト 枇谷玲子
    発売日:2018年06月
    発行所:三省堂
    価格:1,512円(税込)
    ISBNコード:9784385361581

     

    これまで数学は「つまらない」と思っていた人にこそ読んでほしい 北欧スウェーデン発の数学の本

    「す、数学の本をわたしが担当するの? それ無理でしょ」というのが、本書を担当することになったときの正直な感想でした。「ピタゴラスの定理」とか「ゴールドバッハの予想」とか、ぼんやりと聞き覚えはあるけど、どんな内容だか覚えてない。わたしの算数・数学に対する苦手意識は小中学校時代で定着し、「数学=眠くなる」の図式が頭の中に完成していました。

    でも、「はじめに」の作者のメッセージを読み、原書のイラストをながめてみているうちに、「もしかしたら、数学がちょっぴり面白くなるかも」と、淡い期待が生まれたのです。

    翻訳原稿があがってきたら、とにかく小学生になった気持ちで、作者の言うとおり、紙と鉛筆、ときにははさみやのりを使って、いろいろやってみる。すると、テストのために暗記するものと思っていた定理や公式が、俄然身近なものに思えてきました。なんだ、そういうことだったのか、と、目から鱗が落ちる思いです。

    ▼身近な素材を使って、 実際に手と体を動かすことで、数学のおもしろさを実感できます

    加えて、スウェーデンを代表する絵本作家、スヴェン・ノードクヴィストのイラストと、吹きだしの言葉が独特で、新鮮でした。イラストの人物や動物たちは、必ずしも読者を正解に導いてくれるわけではないのです。早とちりして大喜びしたり、やる気がなさそうなコメントをしたり、数学が苦手な読者(=わたし)と、まさに等身大。

    ▼ほぼ全ページにわたって、北欧テイストのおしゃれな図解が入っています。

    こうして最後まで読み終えて思ったのは、「そういえば、眠くならなかったな」ということ。本書を読めば数学のテストの点が上がるのかどうかは、正直わかりません。でも、「数学=眠くなる」の図式が書き換えられたのは間違いないので、このようなタイトルをつけました。本当に「眠くならない」のかどうか、どうぞ試してみてください。

    三省堂 一般書出版部 樋口真理

    北欧式眠くならない数学の本
    著者:クリスティン・ダール スヴェン・ノードクヴィスト 枇谷玲子
    発売日:2018年06月
    発行所:三省堂
    価格:1,512円(税込)
    ISBNコード:9784385361581

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