• 最後に登場する“ある人物“に注目!偉人たちのアチャ~な失敗を紹介する『失敗図鑑』

    2018年07月15日
    知る・学ぶ
    日販 ほんのひきだし編集部 浅野
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    先日TVアニメ化が発表された、『ざんねんないきもの事典』。「クラゲは口と肛門がいっしょ」「バンドウイルカは方言のせいで会話が通じないことがある」など、なかなか知られていない生きものたちの“ざんねん”な進化の結果にフォーカスしたこのシリーズは、生きものをより身近に感じさせ、子どもから大人まで幅広い読者の好奇心をかき立てて累計200万部突破のベストセラーとなっています。

    その一方で、生きものとしては同じでありながら、「自分とは違う」と思われがちなのが歴史上の偉人たち。

    今年4月に発売された『失敗図鑑』は、そんな偉人たちの「失敗」を紹介した一冊です。

     

    自信を失って逃げ出した優等生、頑固すぎて仲間を失った精神医学者……

    『失敗図鑑』に登場するのは、エジソン、ダリ、夏目漱石、ベートーヴェン、手塚治虫、アインシュタイン、オードリー・ヘップバーン、孔子、黒澤明、カーネル・サンダースなど、生きていた時代も職業もさまざまだけれど、誰もが知っている人物ばかり。

    みんな「天才」「◯◯界の神様」と呼ばれていますが、いったいどんなことを失敗したのでしょうか?

    もちろんある分野を究めるのに失敗や批判はつきものですが、ここで紹介されているのは、そういう失敗ではありません。

    自信を失って逃げ出した優等生

    「二宮金治郎像」でもおなじみ、江戸時代の思想家として知られる二宮尊徳。彼は、貧しい農家に生まれながらも幼い頃から勤勉で、いわゆる“優等生”のまま大人になり、貧しい農村を復興するために全力を尽くしました。
    しかし、武士に嫌われ悪口を言われたことで自信を失った尊徳は、なんとそのまま逃げ出してしまいます。
    その後、修行を通して自分の心に向き合い「善と悪などというものはそもそも存在しない」という考えに至った尊徳。心の強さを手に入れた彼は、再び村へ戻り、復興を成功させてさらに多くの村を救いました。

    頑固すぎて優秀な仲間を失った精神医学者

    『夢診断』や『精神分析入門』などで知られ、現代思想にも大きな影響を与えた精神医学者のフロイト。彼は“心のプロフェッショナル“として研究に人生を捧げ、ともに心について議論し合う仲間にも恵まれました。
    しかしここでフロイトは“人間関係”に失敗。自分と異なる意見を認めることができず、ユングやアドラーといったのちに世界的な心理学者となる仲間たちは、彼のもとを去ってしまいました。

    この2つの失敗を知って、あなたはどんなことを考えるでしょうか?

    逃げ出したくても“弱虫”だと思われるのが嫌で我慢したり、どうしても考えを譲れなくて友達とうまくいかなくなったりした経験は誰にでもあるでしょう。しかし重要なのは、それ自体の是非ではなく、それを自分がどう消化していくかだと思います。

    逃げたとしても、その後自分に向き合って目指すべき道を再確認した二宮尊徳。一生懸命考えて出した大切な答えを守り抜こうとしたフロイト。「なーんだ、偉人だって結構しょうもないんだな」と身近に感じるとともに、自分が同じような局面に立ったとき、どうしたいかを考えるきっかけをくれる一冊です。すべての漢字にふりがながついているので、10歳から読めて、ひとつのエピソードを10分程度で読み終えられる点も特長です。

    ちなみにこの本には、最後にだけ“歴史上の偉人”ではない、もともと私たちにとって身近な存在が登場しています。

    答えが知りたい方は、ぜひ実物を手に取ってみてください。

    失敗図鑑すごい人ほどダメだった!
    著者:大野正人
    発売日:2018年05月
    発行所:文響社
    価格:1,296円(税込)
    ISBNコード:9784866510590




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