• AIに仕事を取られない「頭の使い方」が身につく!人生を変える「独学」のすすめ

    2018年02月15日
    知る・学ぶ
    日販 ほんのひきだし編集部 SxGxMxT
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    2014年に刊行された『東大教授が教える独学勉強法』が文庫化され、昨年12月に発売されました。

    単行本発売時から、「独学」のメソッドを満載し、日本の義務教育では教えてくれない「学びに対する姿勢」を説いた本として高く評価されてきた本書。文庫版は初版1万部で刊行されましたが、新聞広告で露出しつつ版を重ね、累計発行部数は2か月で2万5千部を突破しています。

    東大教授が教える独学勉強法
    著者:柳川範之
    発売日:2017年12月
    発行所:草思社
    価格:702円(税込)
    ISBNコード:9784794223074

    著者の柳川範之さんは東京大学経済学部教授。中学卒業後、父親の海外転勤にともないブラジルへ移住しました。現地の公用語であるポルトガル語がわからなかったため高校へは進学せず、日本語の参考書や教科書を買いこみ、1人で勉強していたそうです。大検を受けたあと、今度はシンガポールへ移住。慶應義塾大学経済学部の通信教育課程へ入学し、またもや独学生活を送ったのだとか。

    『東大教授が教える 独学勉強法』は、そんな柳川さんの経験に裏打ちされた勉強法を説いた本です。独学のメソッドのみならず、「勉強とは何のためにするのか」というテーマにも言及。また、IT技術が発達した社会でも通用する「頭の使い方」にまでフォーカスした一冊です。

     

    なんのために勉強するのか? 「独学」で人生を切り拓くには

    独学には、「自分のペースとやり方で勉強できる」ことに加え、ある重要な効能があるそうです。

    まず、独学の場合は教科書選びから自分で行う必要があります。複数冊の教科書に目を通し、一番しっくりくる一冊を選ぶのです。また、読み進める途中でわからない部分があっても、すぐに先生に質問することができません。その問題について自分で考え抜き、最終的に合っているかどうかの判断も自分で行うのです。

    この過程で、自分で設定した問題を自分で考え、自分で自分に評価を下していく力が身につくのだそうです。このような勉強法は、柳川さんのように必要に迫られて行った場合のみならず、日本社会で暮らしている私たちにも実践する価値があるといいます。

    ……独学というのは、ある意味では、新しい未来の扉を開いていくれるカギです。進路を変更したい、職場を替えたい、生き方を変えてみたい、(中略)そんな人にこそ、独学がおすすめです。自分から何かを変え、将来の方向転換を行っていくには、自らそのために必要なことを学んで、自分の頭で考えていくことが、とても有効だからです。

    (本書p.5より引用)

    ・会社勤めをしながら、資格を取得したり別の仕事を始めるための準備を進めたい。
    ・家事や育児をしながら、昔から興味があった分野の勉強を本格的にしてみたい。

    上記のような境遇の方は、本書が提唱する独学のメソッドを実践するのがおすすめ。そして、勉強を進めていった先におとずれる“人生の決断”の局面でも、独学でつちかった力がものを言うのです。

    そもそも、私たちは何のために勉強をするのでしょうか。
    (中略)それは生きていくための知恵を身につけるためだと思います。(中略)例えば、人間が生きていくには、選択を迫られる場面が何度も出てきます。そういう場面において、「少し自信を持って決められるようになる」というのが本来の勉強の目的であり成果だと思います。

    (本書p.18より引用)

    高校までに教わる「勉強」とは、「正解か不正解しかない」範囲での勉強でした。しかし、世の中のほとんどの事柄や、人生の決断においてはなにが「正解」かなどわかりません。

    本書における「勉強」とは、定められた正解に辿りつくための方法論や、趣味としての教養を身につけるための「勉強」ではなく、「答えのない問いに自分なりの答えを見つける勉強」なのです。

     

    インターネット上で、自分に必要な情報を選別するには?

    IT革命以降、急速に普及したインターネット。いつでもどこでも膨大な情報にアクセスできるようになった現代社会では、単に「たくさんの知識を持っている」ことの価値は相対的に下がりました。一方で、私たちは情報の洪水の中から、自分が使う情報を選択しなければなりません。

    情報を選ぶには、そのための基準が必要です。その基準を与えてくれるのが学問です。(中略)ここに学問を学ぶ基本的な理由があるのです。

    (本書p.23より引用)

    インターネット上に溢れかえる情報には、正しい情報もあれば間違った情報もあります。また、結論の出ていない分野の情報には、書き手の主義主張や立場によって、異なる事柄が書かれていることも珍しくありません。

    このような情報の海を泳いでいくうえでの羅針盤となるのが、学問なのです。理論的に体系立てられた学問を身につけることによって、「自分にとって本当に必要な情報はどれか」、また「いかにその情報を自分の仕事や生活に活かすか」ということがわかるようになるそうです。

     

    コンピュータでは代替できない、人間ならではの「頭の使い方」とは?

    近年はAI技術の発達も目覚ましく、チェスや将棋の世界ではコンピュータが人間を打ち負かすまでになりました。選択肢が有限の分野では、パターン処理と計算能力に秀でたコンピュータが人間を上回る時代が到来しています。

    これからの時代に人間が生き残るためには、コンピュータでは代替できない「応用力」と「独創力」を磨いていくような勉強が必要になるそうです。たとえば、色々な知識や情報を材料として自分の中に取り入れ、違うかたちのアイデアにしていく「加工力」を身につけることは、その1つといえるでしょう。

    正解のない問題に取り組み、トライアル&エラーを繰り返しながら自分なりの「正解」に近づいていくという営みは、人間ならでは。『東大教授が教える独学勉強法』の提唱する「独学」は、まさにそのような力を養うのに最適なメソッドなのです。

    ***

    2月9日(金)には、柳川さんの最新刊『東大教授が教える 知的に考える練習』が発売されました。“情報洪水時代”ともいえる現代における「頭の使い方」について、より踏み込んで解説した一冊です。ぜひ『東大教授が教える 独学勉強法』とあわせて手に取ってみてください。

    東大教授が教える知的に考える練習
    著者:柳川範之
    発売日:2018年02月
    発行所:草思社
    価格:1,404円(税込)
    ISBNコード:9784794223227

    膨大な情報を頭の中でどう知性に変換すればいいのか? 勉強においても、仕事においても、人生においても応用できる、あらゆる思考の基になる「考える土台」が身につく。

    草思社公式サイト『東大教授が教える 知的に考える練習』より)




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