• 「元日」と「元旦」の違い、知ってる?1日1話10分から始める読み聞かせ「お話365」シリーズ

    2017年12月10日
    知る・学ぶ
    日販 ほんのひきだし編集部「日販通信」担当
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    「子どもが寝る前に読んでもらうもの」というと、皆さんは何を思い浮かべますか?

    おそらく多くの方は、「絵本」と答えると思います。「お気に入りの物語を繰り返し読んでもらった」「いつも途中で眠ってしまって、実は結末を知らない……」などなど、子ども時代の思い出をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    しかし最近は、物語ではなく“勉強に関する本”を読んでいるという家庭も多いのだそうです。

    小学生の子どもがいる家庭で支持を得ているのが、「お話365」というシリーズ。『理科好きな子に育つ ふしぎのお話365』を皮切りに「算数」「英語」の3冊がこれまでに刊行されており、「0ってなあに?」「神様の名前が曜日になった!?」など、身近な話題から学習の理解につながるようなエピソードが365話おさめられています。

    そしてこのたび12月8日(金)に、シリーズ第4弾『国語好きな子に育つ たのしいお話365』が発売。最新刊の内容と「お話365」シリーズについて、出版元である誠文堂新光社の方にお話を伺いました。

    国語好きな子に育つ たのしいお話365
    著者:日本国語教育学会、「子供の科学」特別編集
    発売日:2017年12月
    発行所:誠文堂新光社
    価格:2,484円(税込)
    ISBNコード:9784416517987

     

    今回ご協力いただいた方

    誠文堂新光社 編集局出版部 部長 栁千絵さん
    同 営業局営業部 課長 目春典子さん

     

    シリーズ誕生のきっかけは「専門家たちの熱意」

    ――「お話365」シリーズは、「1日1話の短いお話が1年分収録されている」ということ、そのお話が学びにつながることが支持されているポイントかと思います。まずは、このシリーズが生まれたきっかけを教えてください。

    栁:当時私が月刊誌「子供の科学」の編集長をしていたご縁で、自然史学会連合さん※1から「連合化20周年のタイミングで、子ども向けの本を作りたい」とお話をいただいたのがきっかけです。そうしてできあがったのが、2015年に発売された『理科好きな子に育つ ふしぎのお話365』。365話すべて研究者の方に取材して、編集担当とサイエンスライター※2が、その内容を子ども向けにわかりやすく書き起こしています。

    ※1 自然史科学関連の学協会が加盟する連合体で、日本学術会議の協力学術研究団体の一つ。現在40の学会で構成されている。
    ※2 科学に関連する記述を専門に行う著作家。

    理科好きな子に育つ ふしぎのお話365
    著者:自然史学会連合(監修)、「子供の科学」特別編集
    発売日:2015年02月
    発行所:誠文堂新光社
    価格:2,484円(税込)
    ISBNコード:9784416115008

    ――“自然史学”という名称自体になじみのない方も多いと思います。自然史学会連合というと、何を研究されている方が集まっていらっしゃるんでしょうか。

    栁:地球とあらゆる生物について、たとえばキノコ、コケ、花粉、地質などを専門に研究している方が集まっていて、研究者の数はなんとのべ4万人にもなります。

    ――加盟している学会には「日本遺伝学会」「日本植物学会」「日本昆虫学会」などのように、なんとなく研究内容の想像がつくものもあれば、「ベントス学会」なんてものもあるんですね。

    栁:「ベントス」は「底生生物」ともいって、貝やヒトデ、フジツボなど、海底などに“固着”したり“付着”したりして生息している生物のことを指します。おそらく先生方は、今のように「ベントスって何!?」みたいなことを四六時中言われているんですよね(笑)。でも人生をかけてひとつのテーマを研究している方たちなので、皆さん「この世界の面白さや研究の価値を、子どもたちに伝えたい」という強い想いをお持ちなんです。

    現在自然史学会に加盟している学会は40あります。それぞれを代表する先生に、ご自身の研究について特に面白いと思うことを10挙げてもらうと、単純計算で400個になりますよね。「それだけの数があったら、1日1話、1年通して学べる本ができるのではないか」というアイディアから、本の内容が決まりました。

    ――中のページをよく見てみると、すべてのページに先生方のお名前が入っていますね。

    栁:「お話365」シリーズには、取材に協力いただいたり、文章を執筆してくださった方のお名前を全ページに入れています。第一線で活躍されている研究者や、実際に教育に携わっている学校の先生に、直接取材したり執筆をお願いしたりしていることもこだわったポイントです。

     

    “体験型読み聞かせブック”というコンセプト

    ――「お話365」シリーズは、“体験型読み聞かせブック”というコンセプトも特徴的ですよね。

    柳:何事も、実際に自分で見たり触ったりしないと身につきませんよね。このシリーズでは、本を読んだだけで終わらないよう、「やってみよう」「感じてみよう」「考えてみよう」といった体験型コラムをほぼすべてのページに入れています。

    目春:実は、タイトルの頭についている言葉も4冊全て違うんです。「理科」は“見てみよう、やってみよう、さわってみよう”、「算数」は“さがしてみよう、あそんでみよう、つくってみよう”、「英語」は“遊んでみよう、聞いてみよう、話してみよう”、「国語」は“遊んでみよう、書いてみよう、声に出してみよう”というふうに、次にとるアクションを提案しているんですよ。

    ▼「日本海側のノウサギは冬に白くなる」のページには、動物園でウサギを観察するときのヒントを掲載。

    ――科目の選定は、どんなふうに決めているんでしょうか。

    栁:1作目の「理科」が好評だったこともあって、2作目には理系で苦手意識のある子の多い「算数」を選びました。3作目の「英語」については、小学3年生からの必修化、小学5年生からの教科化がいずれも2020年に完全実施されますので、親御さんからの「カリキュラムが改訂される前から学ばせたい」というニーズに応えました。やはり親御さんが子どもに買ってあげる本なので、「子どもに何を好きになってもらいたいか」「子どもにどんな知識を身に付けてほしいか」を意識しています。

    ――「買ってあげることを前提とした本」という意味では、表紙がキラキラしているのも子どもは嬉しいですよね。

    栁:そうですよね。特殊な加工を取り入れて、ブレゼントにふさわしい、子どもが喜ぶキラキラしたきれいな表紙にしています。

    目春:カバーを外してもきれいなので、ぜひ見ていただきたいです!

    ――“読み聞かせ”の要素についてはいかがでしょうか? これだけ専門家のお話が収録されていると、読んでいる大人も一緒に楽しめるんじゃないかと思うのですが。

    栁:基本的には親子で一緒に読むことを想定したシリーズなので、親御さんにも「いい本だな」と思ってもらえることが大事です。「お話365」シリーズは、親御さんの評判が売れ行きにつながっているなという印象がありますね。たとえば、科学自慢のお父さんが「自分の知らない話が載っている!」ということで評価してくださったり。お子さんのほうも「お父さんも知らなかったんだ!」というふうに驚いて、親子で盛り上がることも多いようですよ。

    目春:書店様にも好評で、積極的に販売してくださっている書店の社長さんが、理系大学出身のまさに“科学自慢のお父さん”なんです(笑)。その方が「どのページを読んでも面白いね」「これなら子どもたちにすすめられるよ」と言ってくださったのが、自信になりました。

    ――図鑑にワンテーマものが多い中、1冊でさまざまなジャンルに触れられるというのも魅力的です。

    栁:ジャンルは多いほうが、好きなものを見つけやすいですよね。まず気になったページだけ読んでもいいし、お気に入りのものを繰り返し読んでもいい。この本をきっかけに、興味の対象が増えると嬉しいなと思っています。子どもでも10分あれば1話読めるので、朝や寝る前の読書におすすめです。




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