• 夢眠書店開店日記 第13話:夢眠書店の本もここから届く!本の流通センターに潜入①

    2016年08月06日
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    Titleの辻山さんに書店開業のお話を伺って、夢眠書店の開店へ一歩近づいたねむちゃん。第13話では書籍流通の現場見学を行いました! 今回の取材先は、本を仕分けて書店に届ける「流通センター」です。

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    今回の対談相手

    関野民男 日本出版販売 王子流通センター所長(写真左)
    1977年に日本出版販売に入社し、物流部門を経験した後、本社にて書籍の仕入れ部門に勤務。6年前に王子流通センターへ異動し、在庫管理部門を経て、2016年4月より王子流通センター所長を務めている。

    市原真也 同 流通計画室 流通計画グループ グループリーダー(写真右)
    1991年に日本出版販売入社、王子流通センターにて物流システムの企画、立案や改善プロジェクトを担当している。

    ほんのひきだし-王子_834sc

     

    流通センターって、何をしているところなの?

    夢眠ねむ(以下、夢眠)「夢眠書店開店日記」の初回で出版取次の商的流通について取材したんですが、その時に「流通センターに行けば、実際に本が書店へ届く現場を見られるよ」と教えていただいたんです。本日はよろしくお願いします!

    ほんのひきだし-王子_369sc

    関野民男(以下、関野)よろしくお願いします。

    夢眠:さっそくですが、出版取次の流通センターって何をするところなんですか?

    関野:一言でいうと「出版社から搬入された本を仕分けて、書店に発送するところ」です。日本国内には、出版社も書店も非常にたくさんありますよね。日本出版販売だけを見ても、出版社は約3,200社、10,000店舗の書店と取引をさせていただいています。

    夢眠:え~! そんなにあるんだ……!

    関野:書店の立場から見ると、数多くある出版社のそれぞれと連絡を取って本を仕入れるのは大変です。出版社の立場から見ても、1つの商品を1万店舗もある書店がそれぞれに必要な数注文するので、仕分けて送るのは大変ですよね。取次というのはざっくり言うと、それを取りまとめている会社なんですよ。

    夢眠:なるほど、それで交通整理をしているんですね!

    ―先ほど物流センターの現場をひと通り見学してきたわけですが、ねむちゃん、実際に目の当たりにしてどうでしたか?

    ほんのひきだし-王子_022sc

    夢眠:すごかった~! 想像以上の規模でびっくりしました!

    関野:初めて見ると圧倒されますよね(笑)。ちなみにここは、主に書籍の新刊と注文品を扱っているところです。

    夢眠:「注文品」……?

    関野:注文品というのは、書店さんがお店の在庫を補充したり、お客様の取り寄せに応じたりするために取次に注文した商品のことです。対して新刊は、新しく刊行される本のことで、発売前に1つの商品がドカッと届いたのを配分する。新刊と注文品ではモノや情報の流れが違うので、区別しているんです。

    夢眠:なるほど~!

    関野:もちろん書籍以外も扱っているので、日本出版販売には王子流通センターの他にも物流施設があります。雑誌の発送をしている「ねりま流通センター」、コンビニエンスストア向けの発送を行なっている「CVS営業所」、ネット書店などへの発送を行なう「web-Bookセンター」の4つです。また出版業界には“返品”の流れもありますが、これは関連会社の出版共同流通が、雑誌と書籍それぞれ1つずつ物流センターを持っています。

    夢眠:物流全体で見るとさらに大規模なんですね!

    ▼日本出版販売の流通部門はこんなふうになっています。

    nippan組織図

     

    1日に扱う本の量は、どれくらい?

    夢眠:王子流通センターでは、1日にどれくらいの本を扱っているんですか?

    関野:新刊だと1日約250タイトル、冊数にして約80万冊から100万冊ほどを扱っています。注文については1日に100万冊くらいありますので、合わせて180万冊から200万冊を出荷しています。

    ほんのひきだし-王子_106sc

    夢眠:そんなに……! でも確かに、仕分けの機械や出荷のための機械もかなり大きかったですよね。あのうちの一箱が、私のバイトしてた本屋さんに届くのかもしれないな~と思いながら見てました。王子流通センターができたときから、そんなにたくさんの本を扱っているんですか?

    関野:おおもとを辿ると、昭和24(1949)年の日本出版販売創立当初は、ねむさんが第1話で取材した御茶ノ水の本社で、仕分けも出荷もすべて行なっていたんです。当時は今と比べて、扱っている本の量はかなり少なかったので。しかし次第に業量が増えて「営業所を増やそう」ということになり、王子流通センターは昭和45(1970)年に「王子営業所」として設立されました。

    夢眠:1970年だから、46年前か!

    関野:当時は雑誌も王子営業所で仕分けて出荷していたんですよ。

    夢眠:その時からこんなに大規模な施設だったんですか?

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