• 夢眠書店開店日記 第12話:ねむ店主の師匠!?独立系書店の作り方③

    2016年06月11日
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    今回も引き続き、荻窪の本屋さん「Title」の店主・辻山さんにお話を伺います。「個性が出ないと、わざわざ個人でやる意味がない」とおっしゃる辻山さん。それでは、Titleらしい「本のある空間」とはどのようなものなのでしょうか?

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    今回の対談相手

    辻山良雄(つじやま・よしお) 「Title」店主

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     PROFILE 
    1972年神戸市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、㈱リブロ入社。広島店、名古屋店など中核店舗の店長を経て、池袋本店統括マネージャー。2015年7月同店閉店後退社し、2015年11月㈱タイトル企画を創業。
    2016年1月10日、荻窪に本屋とカフェとギャラリーの店Titleをオープン。
    http://www.title-books.com/

     

    Titleらしい「本のある空間」づくりとは

    夢眠ねむ(以下、夢眠)Titleは、お店という箱自体も手作りされたんですよね。ブログで見たんですが、でっかい木が出てきたりして、まるで大工さんみたいだなあと思いました(笑)。

    辻山良雄(以下、辻山)自分で木を切るとか、そこまではしていませんけどね(笑)。ここはもともとお肉屋さんで、建物としては築70~80年くらいなんです。だから最初に見たときはボロボロでしたね。

    夢眠:1階から2階へ上がるところがおばあちゃんの家にある階段みたいだったりして、きれいなのに懐かしい感じがすごくいいです。本が好きな人をあらゆるところで刺激する本屋さんですよね。

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    辻山:こういう古い建物で新しく本屋をやっているところはあまりないし、そういう意味でも面白い空間だなと思って、ここで本屋をやることに決めました。

    夢眠:私は「本屋をやるなら、ギャラリーも、お茶を飲めるところも絶対に欲しい!」と思っていたので、Titleはまさにドリームスペースなんですが(笑)、辻山さんはどうしてギャラリーとカフェを作ろうと思ったんですか?

    辻山:カフェは、お客さんに本屋でゆっくりした時間を過ごしてほしいと思って作りました。ギャラリーに関しては、少しテクニック寄りの話になりますが、遠くからでも足を運んでいただくための“装置”という側面をもたせています。本自体はどこでも売っているものなので、もっと便利な場所で買うこともできますよね。でもギャラリーに展示するような作品は、ここに来ないと見られないものです。そういう面と、あともう一つ、本の世界を広げるという面があります。本の中身がこういうスペースで展開されると、よりその本の世界に入り込むことができて、いいんですよね。

    夢眠:この本は読んだことがなかったんですけど、展示という形で“立ち読み”させてもらって、「この本読もう!」って思いました。いいなー、展示。楽しそう……。

    辻山:1階も使えますよ。文庫の棚が動くようになっているので、そこで2、30人くらいのトークイベントをやったりもしています。

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