• 小説家になろうで話題を呼んだ「三億円事件」犯人の告白小説が緊急出版 『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』

    2018年11月28日
    楽しむ
    日販 ほんのひきだし編集部 浅野
    Pocket

    ようやく心を決めました。この場を借りて、ひとつの告白をさせていただきます。
    (中略)府中三億円事件を計画・実行したのは私です。

    今年8月に小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載され話題騒然となった『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』が、12月10日(月)、ポプラ社より小説として緊急出版されることになりました。

    出版を記念して本日11月28日(水)、本作の“プロローグ編”が「小説家になろう」限定で公開。なぜ彼が三億円事件を起こしたのか、事件の本当の“引き金”が描かれています。

     

    今なお“完全犯罪”として語り継がれる三億円事件

    三億円事件は、東京都府中市で1968(昭和43)年12月10日に発生した窃盗事件。

    盗まれたのは東芝府中工場の従業員に支給されるはずだったボーナスで(当時の貨幣価値で総額約3億円)、白バイ警官に扮した犯人が「車に爆発物が仕掛けられているという情報があった」と言って現金輸送車を停止させ、車体の下を探すふりをして発煙筒を焚き、運転手らが車外へ出た隙に車両ごと奪い去ったというのが事件のあらましです。

    本件は1975(昭和50)年に時効が成立し、未解決事件に。その後もたびたび“自称犯人”が現れるなどしていましたが、いずれも確定には至っていませんでした。

    『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』が発売される2018年12月10日(月)は、事件発生からちょうど50年を迎える日となります。

     

    『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』の内容は?

    『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』は、「小説家になろう」に全72回にわたって掲載されました。

    作者の名前は“白田”。犯人の有力候補に挙げられていた「少年S」の友人で、現在の年齢は70歳前後。単行本も同じく“白田”の名前で出版されます。

    単行本の内容は、“白田”はどんな人物で、なぜあの事件を起こし、捕まることなく時効を迎えることができたのか。そして、事件後どんな人生を送ってきたのか。

    その顛末すべてを、息子の手を借りながら執筆したのだといいます。

     

    三億円事件は白田にとっての〈青春〉だった?

    今回「小説家になろう」に公開されたプロローグ編で、“白田”は次のように書いています。

    この時の私はあんな大きな犯罪を実行するなど、考えてもいませんでした。
    ただ、私たちにあったのは溢れんばかりの若さと、ぶつけどころの無い野心だけ。
    どこにでもいる普通の若者だったのです。
    ……いえ、今だってそう思っています。
    あの事件を実行した自分がいうのもおこがましい話ですが、自らが「犯罪者」など、ただの一度も思ったことはなかったのです。

    あの日は……、あの事件は、私にとってかけがえのない青春でした。
    ――青春、だったのです。

    三億円事件は、スマートな手口で大金を盗み出したこと、また暴力性がないことなどから、しばしば「芸術的」と形容されてきました。

    それが〈青春だった〉とは、どういうことなのでしょうか?

    サイト掲載時から話題になっていたので実際の内容をご存じの方も多いかと思いますが、確かに『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』は、「未解決事件の真相を犯人自ら暴露する」というセンセーショナルなコンセプトとは裏腹に、友情と恋愛を描いた青春小説のような読み口でもあります。

    信じるかどうかは読者一人ひとりに委ねられていますが、これまで抱いていた三億円事件に対するイメージががらっと変わるであろう一冊です。




    タグ
    Pocket

  • すばる舎_スマホ記事下

    abareru20181201
  • GoogleAd:007



  • ページの先頭に戻る