• 元年生まれの青年が「平成の終わりに安楽死」を選んだ理由とは? 古市憲寿の初小説『平成くん、さようなら』

    2018年11月10日
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    ほんのひきだし編集部
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    社会学者・古市憲寿がいまだからこそ描く“平成”という時代

    2019年5月1日の改元まで半年を切り、“平成最後”という言葉がさかんに聞かれる昨今。

    そんな今、平成という時代を問い直すべく書かれた小説『平成くん、さようなら』が、11月9日(金)に発売されました。

    著者は気鋭の社会学者であり、テレビのコメンテーターなどでも活躍中の古市憲寿さん。著者自ら「平成が終わってからでは、きっと意味合いが変わってしまう作品」と語る、処女小説です。

    平成くん、さようなら
    著者:古市憲寿
    発売日:2018年11月
    発行所:文藝春秋
    価格:1,512円(税込)
    ISBNコード:9784163909233

     

    “安楽死”を通して考える「生きること」「死ぬこと」の意味

    『平成くん、さようなら』の舞台は、安楽死の合法化された、パラレルワールドの“現代日本”。

    平成が始まった日に生まれた29歳の“平成くん”は、時代を象徴する人物としてメディアに取り上げられ、合理的でクール、性的な接触を好まない、どこか著者を彷彿とさせる人物。そんな彼が、ある日突然「平成の終わりと共に安楽死をしたい」と恋人に告げるところから物語は始まります。

    平成くんは、彼の言葉を到底受け入れられない彼女と2人、日常の営みを通して、いまの時代に生きていること、死ぬことの意味を問い直していきますが……。

    「死にたい」と思った平成くんの真意は。そして、時代の終わりとともに、平成くんが出した答えとは――。

    社会学者として時代を鋭く見つめ、若者の視点から現代日本について考えてきた著者ならではの、“現代”がたっぷり詰め込まれている本作。一つの時代が終わりを迎えつつあるいま、ぜひ手に取ってみてほしい作品です。

     

    古市憲寿さんコメント(全文)

    このたび、初めての小説『平成くん、さようなら』を発売することになりました。平成元年生まれの主人公「平成くん」が、平成の終わりと共に死を考えるという話です。舞台は2018年から2019年にかけての日本。ほとんどが「この日本」と同じですが、唯一の違いは安楽死が合法化されていること。

    小説の中には、「落合陽一」から「ウーマナイザー」まで、固有名をたくさんいれました。平成が終わる現代日本をリアルに感じて欲しかったからです。できれば、今すぐにでも読んで欲しいと思っています。平成が終わってからでは、きっと意味合いが変わってしまう作品だからです。それくらい「現代」を詰め込みました。




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