善意は、悪意より恐ろしい。“イヤミスの女王” 湊かなえ最新作『ユートピア』11/26発売

2015年11月26日
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ほんのひきだし編集部
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本日11月26日、湊かなえさんの最新作『ユートピア』が集英社より刊行されます。

ユートピア
著者:湊かなえ
発売日:2015年11月
発行所:集英社
価格:1,512円(税込)
ISBNコード:9784087716375

善意は、悪意より恐ろしい。

足の不自由な少女の存在をきっかけに、ボランティア団体を設立した3人の女性。だが、あるとき「あの少女は実は歩けるのではないか」という噂が立ち始め……。
美しい海辺のまちに、不協和音が広がる。湊かなえが放つ、心理サスペンスの決定版。

地方の商店街に古くから続く仏具店の嫁・菜々子と、夫の転勤がきっかけで社宅住まいをしている妻・光稀、移住してきた陶芸家・すみれ。美しい海辺の町で、立場の違う3人の女性たちが出会う。
「誰かのために役に立ちたい」という思いを抱え、それぞれの理想郷を探すが――。

あなたにもあるユートピア

ここではないどこかに行けば、本当の自分になれるはず……だけど本当の自分なんて、隠しておいたほうが幸せなのかもしれない。東京から小さな田舎町に引っ越して来た陶芸家のすみれと、地元の仏具店の息子と結婚した菜々子、町を支える水産企業の課長の妻・光稀。彼女たちの間に行き交う嫉妬や憐憫、意地悪で小心な憶測には、誰しも覚えがあるだろう。ある日、車椅子の少女とその親友の作文が、町を美談の聖地にする。けれど少女たちは姿を消し、古い遺体が掘り出され、地獄が正体を現すのだ。どんなに小さな夢にも、秘密がある。あなたの美談にも、骨が埋まっているのかも。湊かなえさんはいつも、読者に決して高みの見物をさせないのだ。

小島慶子(こじま・けいこ)―タレント、エッセイスト

集英社の読書情報誌「青春と読書」12月号および文芸単行本公式サイト「RENZABURO」(レンザブロー)には、『ユートピア』のあらすじ紹介や、上記の小島慶子さんによる書評のほか、KIKIさんや辛酸なめ子さん、吉田大助さんによる書評も掲載されています。

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湊かなえさんは2007年に「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し、受賞作を収録した『告白』(2008年 双葉社刊)でデビューした作家さんです。『告白』は2009年に本屋大賞を受賞し、松たか子さん主演で映画化もされました。『告白』のほかにも映像化された作品は多く、たとえば『Nのために』(主演:榮倉奈々さん)や『夜行観覧車』(主演:鈴木京香さん)はTVドラマ化、『白ゆき姫殺人事件』は井上真央さん主演で映画化されています。

“イヤミスの女王”とも呼ばれる湊かなえさん。「イヤミス」とは後味の悪い、嫌な気分になる、でも興味をそそられてしまう……という作風のミステリを指します。今回の『ユートピア』でも人間の奥底にある心理を描き、私たち読者をぐいぐいを物語に引き込みます。あらすじを読んで気になったら、書店でまず最初の数ページを読んでみてください。

 

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