• 『悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと』の作者による初の短編小説集 『あのとき僕が泣いたのは、悲しかったからじゃない』

    2018年08月08日
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    ほんのひきだし編集部
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    『悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと』で小説家デビューし、『孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと』『たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える』など“感動”をテーマにした小説・童話を発表している瀧森古都さん。

    8月9日(木)、そんな瀧森さんの初めての短編小説集『あのとき僕が泣いたのは、悲しかったからじゃない』が誠文堂新光社より発売されます。

    あのとき僕が泣いたのは、悲しかったからじゃない
    著者:瀧森古都
    発売日:2018年08月
    発行所:誠文堂新光社
    価格:1,296円(税込)
    ISBNコード:9784416618981

     

    “涙”をテーマにした7つの物語

    本書のテーマは“涙”。全7話構成で、「ショコラの種」「最期の小説」「真昼の花火」「おしるこ」「家族だった家族」と題された5作の短編小説と、ショートショート「黄色い鳥と赤い鳥」、詩「一本のオール」が収録されています。

    女手一つで息子を育てる母親に訪れた悲劇、妻と平穏に暮らす男性のもとに届いた“かつての恋人”の死亡通知書、突然始まった息子の不登校……。物語の主人公たちは予期せぬ出来事に苦しみますが、絶望の底が見えてきた瞬間、一筋の涙を落とすとともに小さな光を見つけます。15分ほどで読めるお話ばかりなので、活字が苦手な方や、眠る前などちょっとした時間の読書にぴったりです。

    同社の運営するWebマガジン「よみもの.com」では、第1話「ショコラの種」を無料公開中。また本作にちなんで、最近涙したエピソードを募集する「#悲しかったからじゃない」Twitterキャンペーンも実施されています。

    〉第1話「ショコラの種」
    https://43mono.com/series/anoboku/anoboku0/

     

    『あのとき僕が泣いたのは、悲しかったからじゃない』各話紹介

    第1話「ショコラの種」
    女手一つで息子を育てている母親に、ある悲劇が訪れる。それにより彼女は人生に終止符を打とうとするのだが、死への階段を一歩登ろうとしたその瞬間、ある意外な人物からのメッセージを受け取る。

    第2話「最期の小説」
    定年を迎え、妻と二人で平穏に暮らしていた60代の男性に、ある日、一通のハガキが届く。それは、かつて結婚の約束をしていた女性の死を知らせる死亡通知書だった。結婚後も、心のどこかで彼女のことを忘れられずにいた男性。一通の死亡通知書を手にしたことにより、蓋をしていた想いが溢れ出てしまう。過去の恋とは何か、結婚とは何か、幸せとは何か、長年連れ添った夫婦の結末はいったい……。

    第3話「真昼の花火」
    ある日突然、学校へ行かなくなった中学三年の息子。母親は息子の真意がわからないまま、日々食事を息子の部屋に運ぶ。そんなある日、40年前に他界した姉の幽霊が母親の前に姿を現す。母親の姉は、他界した時の少女の姿のまま。母親は目を疑いつつ、死んだはずの姉に息子の相談をする。すると姉は、想像もしていなかった息子の気持ちと、他界する前の自身の真意を語るのだった。前編は母親目線で描き、後編は息子目線で描いてあるため、一つの物語を違う角度から二度楽しめる感動ファンタジー。

    第4話「おしるこ」
    自分にも他人にも厳しい老人は、ある人物に速達を送り続けている。その速達を出している郵便局で、毎回顔をあわせる無愛想な若い男性局員に、老人は不満を抱く。目を見ずに対応し、ろくに返事もしないその郵便局員に対し、親の顔が見てみたいとすら感じる。そんなある日、老人によく思われていないことを自覚している若い郵便局員は、老人が持ち込んだ郵送物を自分のポケットに入れてしまう。その行為によって、郵便局員と厳格な老人の人生の歯車が思わぬ方向へと動き出すのだった。

    第5話「家族だった家族」
    自分は人間だと思っていた猫が、ある日突然、そうじゃなかったことを知り、様々な葛藤を抱きながらも与えられた環境を生きる。動物を捨てる人間、人間に捨てられる猫、捨てる側と捨てられる側、いったいどちらが不幸なのだろう。自分が人間ではなかったことを知った猫は、そんなことを考えたりする。そして猫は、時の流れに身を任せて生きるのだが……まさかの結末が待ち受けていた。

    第6話「黄色い鳥と赤い鳥」(ショートショート)
    鳥は、空を飛ぶことが当たり前。世の中のほとんどの人がそう認識している。けれども、我々の認識は本当に正しいのだろうか。本当の居場所とは? 真の愛とは? 短い物語の中に、人生において本当に大切なことが描かれたハートフルなストーリー。

    第7話「一本のオール」(詩)
    私たちは人生の荒波にもまれ、今この瞬間、どこを歩いているのか、どこを泳いでいるのかわからなくなることがある。けれど、人生という名の川は、決して逆流することはない。過去を悔やんでも、大きな後悔を抱いても、さかのぼることはできない。そんな私たちは、一本のオールを持っている。誰もが一本のオールを持ち、自らの力で前進していく。時に、オールをこがず流されるまま進むこともある。時に、身を守るために武器とすることもある。その一本のオールは、人間にとっての「信念」でもあり、「良心」でもあり、折れることのない強い「意志」でもある。あなたが持っているオールは、どのようなオールでしょうか。




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