• 母は毒親だったのか?ーー湊かなえ『ポイズンドーター・ホーリーマザー』が文庫化!

    2018年08月07日
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    日販 ほんのひきだし編集部 川下
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    湊かなえさん『ポイズンドーター・ホーリーマザー』の文庫版が、8月8日(水)に発売されます。

    2016年に単行本化され、第155回直木賞の候補作に選ばれた本作は、6編の物語からなる短編集。娘が母親に抱く感情をはじめとして、複雑な女性心理を描いています。

    ポイズンドーター・ホーリーマザー
    著者:湊かなえ
    発売日:2018年08月
    発行所:光文社
    価格:648円(税込)
    ISBNコード:9784334776961

     

    自分の母親は毒親だったのか――?

    6編のうち、本書のタイトルに使われているのが「ポイズンドーター」と「ホーリーマザー」という2つの物語。

    「ポイズンドーター」の主人公は、母子家庭で育ち支配的な母親を持つ女優・藤吉弓香。幼少期から時間や交友関係などすべてを母親に管理され、苦しんできました。

    そんな弓香は、ある時「毒親」をテーマに討論する番組に出演することになります。母親から受けた過去の仕打ちの数々を番組で暴露し、そのネタで本まで書くことになりますが――。

     

    「毒親」とは何か? 他人の目から母親の姿を捉えると……

    娘の立場から描かれた「ポイズンドーター」と対をなす「ホーリーマザー」では、また別の人間の視点から弓香の母親について語られています。

    そこで描かれているのは「毒親」とは言いがたい、一人で懸命に子育てをする母親の姿。娘である弓香と周囲の人とでは、行為ひとつとっても捉え方が異なるということが浮かび上がってきます。

    弓香が暴露した「支配的な母親」は本当の姿だったのか? 近年急速に広まった「毒親」という言葉について、改めて考えさせられる作品です。

    本書では以上2編のほかに、姉と妹の関係を描いた『マイディアレスト』、女性同士の妬みにフォーカスした『ベストフレンド』など、全6編を収録。女性特有の複雑な感情からはじまる、思いがけない展開に驚かされる一冊です。

    ポイズンドーター・ホーリーマザー
    著者:湊かなえ
    発売日:2018年08月
    発行所:光文社
    価格:648円(税込)
    ISBNコード:9784334776961

     

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