• アニメ化効果は最大8.6倍!2018年夏アニメの原作コミック売上ランキングベスト5

    2018年08月03日
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    日販 ほんのひきだし編集部 芝原
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    2018年夏アニメの原作コミック 売上ランキングベスト5

    2018年7月より放送されている、夏クールのTVアニメ。今クールも漫画原作のタイトルが豊作で、その数は約30タイトルにものぼります(番組一覧はこちら)。

    一般的にアニメの原作コミックは、放送開始とともに売上が急上昇し、アニメが話題になるほどより大きく跳ね上がります。そのため原作コミックの売上は、アニメ人気の一つのバロメーターとしてとらえることができるのです。

    春クールでは『ゴールデンカムイ』や『ヲタクに恋は難しい』『ヒナまつり』などが好調でした。放送中の2018年夏アニメではどの作品が売れているのでしょうか?

    今回も、これまで同様にアニメ開始月(7月)における単行本第1巻の売上冊数を調査。上位5作の解説とともに、アニメ放送前月(6月)と比べて売上がどれほど伸びているのかも発表します。

    それでは、さっそく見ていきましょう。

    ※第2期以降・続編のタイトルは除きます。
    ※「漫画原作のアニメ」には、小説などのコミカライズを含みます。
    ※売上の調査・比較には、いずれも「日販 オープンネットワークWIN」のデータを使用しています。
    ※読者層の調査には「日販 WIN+」のデータを使用しています。

    春アニメで好調だった原作コミックはこちら!
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    第1位:『はたらく細胞』

    はたらく細胞 01
    著者:清水茜
    発売日:2015年07月
    発行所:講談社
    価格:648円(税込)
    ISBNコード:9784063765601

    夏アニメの原作で、7月に最も売れたのは『はたらく細胞』でした。

    『はたらく細胞』は、人体を構成するさまざまな細胞を擬人化したお仕事コメディ。酸素や二酸化炭素の入った箱を全身に運ぶ女性(=赤血球)と、ナイフ片手に細菌やウイルスを排除する全身ホワイトの熱血青年(=白血球)を中心に、細胞たちが体内で働く様子をにぎやかな日常ドラマとして描いています。

    白血球やキラーT細胞など、原作でも女性ファンの多かった“イケメン細胞”たちはアニメでも人気。また最近は幼児の姿をした「血小板ちゃん」の人気が急上昇しており、血小板ちゃんに扮した子どもたちのコスプレ写真が多数投稿されて大きな話題になりました。

    さらに、猛暑日が続くなか、7月25日(水)には同作の「熱中症解説エピソード」が無料公開。これによってますます注目が集まり、この週に単行本の売上も大きく伸びました。

    というわけで、さっそく売上のグラフを見てみましょう。

    『はたらく細胞』第1巻の7月の売上は、6月に比べて約5.2倍に。予想を上回る売れ行きで一時品薄になっていましたが(7月後半に売上が若干落ち込んでいるのはそのため)、8月1日(水)に重版が投入され、ペースを戻して売上を伸ばしています。

    なお『はたらく細胞』は、読者の約7割が女性。『僕のヒーローアカデミア』(堀越耕平/集英社)や『ワンパンマン』(村田雄介/集英社)などのバトルアクション作品がよく併読されているようです。

    現在『はたらく細胞』は、「月刊シリウス」(講談社)にて連載中。『はたらく細菌』『はたらく細胞BLACK』『はたらかない細胞』などのスピンオフ作品も刊行されており、こちらも売れ行き好調です。

    「私の腸」ではたらくイケメン細菌たちの物語!『はたらく細菌』は身体の悩みに答えてくれる“菌活”漫画!
    『はたらく細胞』スピンオフ第3弾は「はたらかない」ニートな“モラトリアム赤芽球”が主人公!
    働き盛りの不摂生な大人たち、注目!アナタの体内、“BLACKな職場”になっていませんか?

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    第2位:『あそびあそばせ』

    あそびあそばせ
    著者:涼川りん
    発売日:2016年02月
    発行所:白泉社
    価格:648円(税込)
    ISBNコード:9784592141792

    第2位は『あそびあそばせ』となりました。

    『あそびあそばせ』は、美少女JK3人組が「あっちむいてホイ」や「指相撲」などの懐かしい“あそび“に興じる日常コメディ。しかしお嬢様口調のタイトルやかわいらしい表紙とは裏腹に、作中では、いろいろ残念な彼女たちが体を張って全力でおバカなゲームを繰り広げています。

    原作コミックは、普段の美少女ぶりが総崩れする変顔や、勢いのあるシュールなギャグ展開で話題になりましたが、アニメでもそれらが忠実に再現。原作ファンを満足させるだけでなく、新たな読者をしっかり獲得しています。

    それでは、売上のグラフを見てみましょう。

    『あそびあそばせ』第1巻の7月の売上は、アニメ放送前の6月と比較するとなんと約8.6倍に! もともとよく売れている作品ではありましたが、TVアニメ化で一気にファンを拡大しています。

    読者の男女比は7:3。10代後半から20代前半の男性が中心です。

    併読している作品には『だがしかし』(コトヤマ/小学館)や『からかい上手の高木さん』(山本崇一朗/小学館)といった、かわいい女の子が登場するコメディ作品が見られました。

    『あそびあそばせ』は現在「ヤングアニマル」(白泉社)で連載中。単行本は第6巻まで発売されていますが、現在売れ行き好調につき品薄状態となっています。

    試し読みはこちらから

     

    第3位:『はねバド!』

    はねバド! 1
    著者:濱田浩輔
    発売日:2013年10月
    発行所:講談社
    価格:648円(税込)
    ISBNコード:9784063879278

    第3位は『はねバド!』。高校女子バドミントン部を舞台に、インターハイを目指して奮闘するメンバーの熱い青春を描いたスポーツ漫画です。

    著者は、「週刊少年ジャンプ」連載のラブコメ『パジャマな彼女。』などで知られる濱田浩輔さん。同作もかわいらしいヒロインたちが人気でしたが、『はねバド!』も、かわいくて個性豊かなキャラクターたちが作品の魅力の一つとなっています。

    アニメ最大の見どころは、そんな彼女らが全力で闘う姿。もともと原作も、高い画力で描かれる試合の躍動感がさながらバトル漫画のようでしたが、実際に動きが加わったアニメでは、視聴者からも「マトリックスみたいな演出!」といった声があがっています。

    そしてストーリー展開においてスパイスとなっているのが、主人公である天才少女・羽咲綾乃の性格。はじめは不思議系天然少女といった雰囲気だったのですが、物語が進むにつれ、彼女は異なる顔を見せ始めます。

    それが現れているのが、単行本の表紙です。綾乃のピンショットが描かれた、第5巻を見てみましょう。

    はねバド! 5
    著者:濱田浩輔
    発売日:2015年04月
    発行所:講談社
    価格:648円(税込)
    ISBNコード:9784063880434

    信じがたいかもしれませんが、これは第1巻の表紙と同じ女の子です。強さを求めるがゆえに歪んでしまった人の心、それによって生まれる痛々しい人間関係。『はねバド!』はこれらを容赦なく描いている点で、ほかのスポーツ漫画とは一線を画しているのです。

    それでは、売上グラフの分析に移ります。

    『はねバド!』第1巻の7月の売上は、アニメ放送前の6月と比べて約7.1倍! この作品は話が進むにつれてさらに面白くなっていくので、今後ますます伸びる可能性が高いです。8月以降の売れ行きも気になるところ。

    ちなみに読者の男女比は8:2と圧倒的に男性多数で、年齢層は20代がピーク。併読されている作品には『咲―Saki―』(小林立/スクウェア・エニックス)、『ゆるキャン△』(あfろ/芳文社)などが見られました。

    『はねバド!』は現在「good!アフタヌーン」(講談社)で連載中。単行本は第13巻まで発売されています。

    試し読みはこちらから




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