• 職場の同僚から赤の他人まで 「モヤモヤする人の存在」とどう付き合うか?

    2018年07月29日
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    日販 ほんのひきだし編集部 浅野
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    昔々あるところに、一人の男性サラリーマンがいました。

    彼はスーツにリュックを背負って出勤。風邪でもないのに常にマスクを着用し、なぜかいつも恋人のことを「相方」と呼んでいます。

    さらに気になるのが、カリスマ経営者の著書を読み漁っては周囲に薦め、会議の場でもやたらとカタカナ語を使うこと。意識が高いのは結構なことだけれど、一向にスキルアップしている気配がありません。

    ……あなたの周りに、こんな“モヤモヤする人”いませんか?

    ではここで、いったん距離をとって彼を見つめてみましょう。どんなところが気になったでしょうか。

    ・スーツにリュックは非常識。
    ・予防のためだと言うかもしれないが、ビジネスの場でマスクを着用するのは非常識。
    ・恋人のことを呼ぶなら普通に「彼女」で良くない? お笑い芸人でもないのに「相方」は寒い。
    ・実力が伴わない“意識高い系”は痛々しい。

    誰にも迷惑をかけていないのに、なんとなくモヤモヤする。自分の思う“常識”に当てはまっていないからモヤモヤする。でもこの常識、たぶんみんなも一緒なんじゃないかなあ。

    そんなふうに思ったかもしれません。

    今年6月に発売された文庫『モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだ』は、そんな日常のささいなモヤモヤを、フリーライターの宮崎智之さんが拾いあげて丁寧に解説した一冊。

    冒頭で紹介したビジネスシーンでのモヤモヤだけでなく、「終電間際に抱き合って海藻のように揺れているカップル」「女子受けしないモテテクを繰り出してくる人」「フラッシュモブをしたがるサプライズ好きの人」「ライブやフェスで熱唱する人」など、モヤモヤはさまざまな場面におよびます。

    彼らに対して抱く違和感の原因はどこにあるのか。彼らは常識的なのか、非常識なのか。

    丁寧に観察して言葉にし、分解して多面的に眺めることで、「嫌なら目をそらせばいい」と思っていた人たちに親近感や興味がわき、「私がモヤモヤするポイントってここなんだな」という気づきもあり、トゲトゲしていた気持ちがいつのまにか少し丸くなっているのを感じます。

    必要以上に他人にイライラしてしまう、ぶつけるほどでもないモヤモヤが溜まって苦しい、人の目を必要以上に気にしてしまう……。

    そんなときは、もしかしたら〈ある一つの角度〉にこだわってモノを見ているのかもしれません。

    モヤモヤするあの人
    著者:宮崎智之
    発売日:2018年06月
    発行所:幻冬舎
    価格:626円(税込)
    ISBNコード:9784344427518




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